Junk No, 008 |
Bill Lawrence Charenger II BCII-90 |
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コイツは私の「武器」であり、最高の「戦友」です。コイツと一緒に、どれだけのステージを踏んできたことでしょう・・・。想い出がいっぱい\(^o^)/ |
ついに、手元に帰ってきました。帰ってきたと同時に、リペアーに直行。どうも、ピックアップが1個ダメみたい(泣)。 しょうがないんで、1発だけ、リンディーにしちゃいました。ネック側だけ・・・リンディー。
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このギター、30年ぐらい前に、9万円を「常連価格」(腐れ縁価格?笑)で、売って頂きました。太田区蒲田にある「スター楽器」の店長、「ナベちゃん」の、絶対の「一押し」。だまされたと思って、買えと・・・(笑)。 「ときたくんのために入れたギターだから。プロはこのぐらいのギター、使わなくちゃ!!」 って言われて(爆)。以来、私の「メインギター」として、ずっと一緒に「お仕事」を続けてきた1本です。写真に撮ると、未だにキレイだなあ〜、コイツ。「ナベちゃん」に、「スター楽器」に感謝!! |
この「ビル・ローレンス」は「モリダイラ製」。このあと、ビルとけんかになって、名前が使えなくなります。
その辺のいきさつは、テレキャスター研究の第一人者である「T.C.T」さんのHPをご覧下さい。素晴ら
しいテレキャスターの研究ページであり、アクティブに活動なさってます。なんと、「ビル・ローレンス」お
じさんにインタビューまでしています。発信している情報も、実践に即した確かなものです。
これはまぎれもなく「BC−II」の初期型中の初期型。「ビル・ローレンス」の研究の第一人者、「Hammerzak」
さんのHPで、かなり詳細に研究なされてます。ただその中で、「このシリーズは、1983年から・・・」って
書いてあるんですが、「スター楽器」には、もう1982年には、入荷してたような記憶が・・・。1982年の
冬には、もうすでに私の手元にいた気がするんです。もちろん世の中に、「ビル・ローレンス」ブランドが
発表される、遥か前に・・・。ナベちゃん、そうだよね?(笑)
ヘッド、ネックには「トラ」が出る一歩手前のしるしが、チラホラ・・(笑)。きっちりまっすぐ柾目で、「そり」
なんか「ドコ吹く風」です(爆)。握ったカンジは、すごい独特な感じで、すっきりした「V」から、流れるよう
に「U」の変わる・・・カンジかな。もしもの時のために、コイツは「ネックだけ」、もう一本、所有しています。
こういったギターの場合、「初期モデル」は、かなり「リキ」が入っていて、非常に出来がいいです。スクワ
イヤーもしかりです。音は完全に、「ビル・ローレンス」の音。「ビル・ローレンス」が作り上げた「ストラト」
の音。フェンダーとは、一線を過す音です。ただ、最初にレコーディングに使ったとき、音の太さにビック
リ。ノンエフェクトでも、オーバードライブでも、とても太い音がします。ピックアップは、「ブラック・ラベル」。
中を開けると、ピックアップ毎に、「S1」「S2」「S3」のシールが貼られており、ひょっとして、ポジションご
とに異なるチューニングのピックアップかも・・・。ビルおじさんならやりそう・・・(笑)。で、壊れちゃった、
ピックアップ(T_T) シクシク・・・
見る人が見ればすぐわかる「ブラック・ラベル」です。特徴はセンターの穴。これは「S1」でした。サビサビだあ〜。
しかも・・・
ピック・ガードに切り替えスイッチがへばりついてしまって、取れない・・・。ネジが錆びて、スイッチと「一体
化」しちゃってました。やむなく、ピック・ガードも交換。
かわいそうなヤツ。ごめんよ・・・・(T_T) (T_T) (T_T) ウルウル・・・
反対側の写真は、ちょっとピンボケなんでやめましたが、ネックポケット・・・。割れちゃってます。かわ
いそうに、痛々しい。私が使いすぎたの?それとも・・・(笑)
ごらんのとおり、ボリュームの位置のつまみの頭が、切り取られています。これはハードなステージを
行うための苦肉の策。ステージアクションで、ボリュームに触らないように。
実際はちょっと違って、本来手前から、ボリューム・トーン・トーンになってるのを、トーン・ボリューム・
トーンに変更して、「ジャマ」な、トーンの頭を切っちゃいました。だったら、トーンをはずせばいいのに
って?。今はそうしてます(笑)。こん中のボリュームだけが「生きて」いて、トーンは2つともダミー。ダ
イレクトな配線にしてます。コイツも「アーム」は使わないので、スプリング5本掛けで、ブリッジはピッ
タリ、くっつけてます。私は・・・この「フローティングしてない音」が、好きみたい。ハード。テイルでも、
文句は言わない(笑)。
なぜ、そうまでして使ってるかというと、私にとっての「ストラトキャスター」は、「スクワイヤー」。「ストラト
キャスター」は、「スクワイヤー」さえあればいいんです。この「ビル・ローレンス」は「ビル・ローレンスと
いうギター」なんです。ストラトの「代用品」ではありません。他にも「ストラト型」のギターはありますが、
「ストラトキャスター」としての音は求めていません。ハッキリ言って、「フェンダーのストラト」も、私はい
りません。必要ないです。「スクワイヤー」と「ビル・ローレンス」で、私の中のストラトは、完結しています。
もし「ストラトキャスター」として買うなら、もう1本、こいつが欲しい。いまとなっては、ぜひとも。それぐら
い、惚れている1本です。
体重 |
ネック幅
0フレット |
ネック幅
12フレット |
ネック幅
21フレット |
弦幅
0フレット |
弦幅
ブリッジ |
ストリングガイド
3・4弦 |
3.8kg | 42.0mm | 51.3mm | 54.7mm | 34.4mm | 51.9mm | 84.9mm |
リプレイスメント・メイプル・ネック(ネック+ペグ)
体重 |
ネック幅
0フレット |
ネック幅
12フレット |
ネック幅
21フレット |
ストリングガイド
3・4弦 | ||
0.7kg | 42.0mm | 51.3mm | 54.7mm | 90.5mm |
ネックのサイズはまったく同じでしたが、ストリング・ガイドの位置が、微妙に違います。
欠点
こいつ自体に、不満はまったくありません。それほど使い倒したギターです。唯一の欠点と言えば・・・コ
イツと同じものが、出回らない。ですかね。こんなに出来のいいやつなのに、世間の評価は、冷たい。ス
ター楽器に2本あったんだけど、もう1本のサンバーストは、誰が買ったんだろう?金子君、知ってる?(笑)
あれが・・・欲しい!!
総評
この初期型のCharenger?は、絶対「買い」の1本です。見かけたら・・・是非、手にとって弾いてみて下さい。
そうじゃなければ・・・私が買います(笑)。いや、もうみんな手を出さないで!私がみんな、買う!(笑)。ビル
おじさんの、L250もL500も、今となっては、全部欲しい!!
余談
このヘッドの曲がり−「フック」。なんでこんなカタチなのか知ってる?これねえ〜、実は本当にギターをぶら下
げられる「フック」なの。ネックをまっすぐ保つのに、理想的な「保管方法」でしょ?私のと、尾崎君のと3本並
べて、ぶら下げてみたことがあります(笑)。ギター・スタンド要らず?
洋服ダンスに入れてしまっておける、これがほんとの、「クローゼット・クラッシック」?(爆)
参考
T.C.T The Complete Telecaster For Guitar Lovers
その道の人は、一度は目にするNY在住の「Katsumi」さんのHPです。
群を抜いて、すばらしいHPです。「テレキャスター研究」の第一人者。
「ビル・ローレンス」おじさん、「Dr K」のインタビューは必見!
HammerzakさんのHPです。
「ビル・ローレンス研究」にかけては、頭が下がる詳しさ。
ビル・ローレンス・ファンは必見のHP。すばらしいHPです。
Sam JordanさんのHPで、Hammerzakさんとは角度が違う研究。
「ビル・ローレンス」については、このお2人の研究は欠かせません。
すばらしいHPです。
「ビルおじさん」のHPです。もう、「歴史の語り部」です(笑)。
そのピックアップに対するウンチクの深さは、尊敬に値します。