初心者の壁 Part2


ピックについて


 

全国1千万のJunk Guitar マニアのみなさん、今日もまた、いぢってますか?(笑)

 


次に必要なものは「ピック」です。「必需品」なのに「消えモノ」です。「ピック」の形は「千差万別」。楽器店には常時50〜100種類ぐらいあると思います。ギターが「弾ける」ようになったら、いろいろ試してみればいいと思います。まずは・・・

基本形は、「オニギリ形」と「ティア・ドロップ形」です。

 

 

上2段が「オニギリ形」。下2段が「ティア・ドロップ形」
そして「硬さの違い」で「THIN(シン)」「MEDIUM(ミディアム)」「HEAVY(ヘヴィー)」があります。これですでに6種類ありますね。値段は平均、1枚100円です。最初はスタンダードな「オニギリ形」の「MEDIUM」ぐらいがいいと思います。
ただ完全に「好みの問題」なので「俺はこれダ!」「私はこれがカワイイなあ〜」でもいいです。安いのだと10円とか20円っていうのもあります。安くても「粗悪品」っていうのは少ないです。「安い」のと「好み」が一致すれば、買いだめ−いわゆる大人買い(笑)をしてもいいと思います。


「ピック」はほんとうに「千差万別」−「好み」になるんで、「これが正解!」とか「これがイイ!」っていうのはありません。人それぞれです。ただ「傾向」として「エレキギター」は「ティア・ドロップ形」が多く、生ギターは「オニギリ形」が多いと思います。でも「絶対」じゃないですからね。逆の人もいます。

 

これが、その「いろいろ」(笑) 

 

 

ヘンな形のもあるし、同じものでも「硬さ」が異なるものなど様々。

最上段左の「大きい三角」は、「ベース用」といわれてるもの。でもこれは何を弾いても、弾きづらい(笑)。

クリクリまるまってるのは「サム・ピック」と「フィンガー・ピック」。スティール・ギター、ラップ・スティール、バンジョーを弾くときに、親指・人差し指・中指に付けます。生ギターを得意とするいわゆる「フィンガー・ピッカー」と呼ばれてる人には、コレを使って普通に弾いてる人もいます。石川鷹彦大先生は、このスティール製の「フィンガー・ピック」であの名曲「りんご」(吉田拓郎)を弾いてるのは有名です。

あの「徳武」さんやチェット・アトキンスなんかは、「サム・ピック」でエレキまで弾きます。カントリー系の人に多いですね。

「ホーム・ベース」形はリッチー・ブラックモアが使って一躍有名になったもの。クイーンのブライアン・メイが「お金」−「コイン」で弾いてるのも有名ですね。これでも、ごくごく一部です。

 

さなえちゃんの「エレキギターの魔法」も見てください。なかなか楽しい説明があります。

これは「スター楽器オリジナルモデル」と「さなえちゃんモデル」。神田商会さんへのオーダーだそうです。 

 

 

参考までに私は・・・(笑)、全部です(爆)
私のメインは「ティア・ドロップ」の硬いヤツ。普通はこれで弾きますが、生ギターだと「オニギリ」。ラップ・スティールとバンジョーは「サム・ピック&フィンガー・ピック」。フラット・マンドリンだと「ティア・ドロップ」の柔らかいヤツを使います。それぞれの「楽器の特性」が違うので、おのずと「道具」も変わってきます。 

 

 

それと私は「指」 − っていうか「爪」でも弾きます。ガット・ギターの時などは指オンリーで「クラッシック・スタイル」で弾きます。普通の時は「ピック+指」 − いわゆる「ハイブリット・ピッキング」です。親指と人差し指でピックを持って、必要に応じて中指と薬指を使います。エレキでも生ギターでも「アルペジオ」や「3フィンガー」そして「スライド・ギター」を弾くので、やむなく身に付いたスタイルです。右手の爪が伸びていると、ボーリングができないのと・・・あの時に困ります(あの時って何?笑)

 

 

これは私の「ピックケース」。なぜこんなことをしてるかというと、「ズボラ」だからです(笑)。あっちこっちに目立つように置いてないと、ピック単体では、すぐ「行方不明」になります。「捜索願い」を出しても、カットも江口君もすずやんも、使ってるピックが違います。み〜〜〜いんな、違います(笑)。なのでこんな風にしてます。あと2つぐらいあるハズ・・・。

 

これはギターとかに貼り付けちゃうタイプのピックース。3枚ぐらい入れられます。裏に両面シール付き。ヘッドの裏側に貼るものです。ゴールド・クロスでなんとなく強そう(笑)。

それでも失くしちゃう人は・・・

こうやって机の上に置いておけば、失くしません。一応主になる機能は、あくまでもディスプレイ(笑)。ピックを飾るんですと。30枚ぐらい飾ったら、壮観かもね。それが何かの役に立つとは思えないケド(爆)。

これは、さすがの私も使ってません(笑)。マイクスタンドに付けるタイプのピック・ホルダー。このピーヴィーのメタリックなピックは、カッコイイけどね。「ゴールド・セイントです!」みたいな(爆)。

 

それと・・・ちょっと、コレを見てもらえますか?

 

いわゆる「サム・ピック」なんですが・・・「爪」にあたる部分。弦を弾くところですね。ここの長さがまちまちなの、わかります?

実は「サム・ピック」の好き嫌いの分かれるところが、ここなんです。もちろん「親指の太さ」と合致しないヤツは、論外です。私はここが「あまり長くない」ほうが好きなんですが、そうすると削れるのが早くなり、「短命」になります。困ったチャンなんですが・・・しょうがありません。この写真を見れば、私の使ってる頻度の高いヤツは・・・すぐわかりますよね?(爆)

 

 

 

世の中には、まったくピックを使わない人もいます。ジェフ・ベックやマーク・ノップラーは有名ですね。私はマーシャル・タッカー・バンドのトイ・コールドウェルなんかも大好きです。ブルースやカントリーの人にピックを使わない人に多いのは、「ピックが無かった」「ピックが買えなかった」「ピックを知らなかった」という笑うに笑えない、やむにやまれぬ、悲しい事情で使わない人もいるんです。まあ「ベース」の人は、ピックを使わない人の方が多いんで、どちらでもいいんですけどね。普通ギターは、「ピック」を使う人の方が多いんですけど、それは個人の好み。その人の「スタイル」です。


私は性格がズボラなこともあって、いつもメインのものは、20〜30枚はストックしています。このピック「○○○モデル」って出てることが多いんで、時々姿を消します(笑)。見つけたときには10枚ぐらいずつ買い足しています。大事に使う人は、こんなに買う必要はないですよ(爆)。性格はズボラなくせに、妙に「マメ」なところもあって、道具ケースの中には上の写真のように。ちゃーんと「ピック・ケース」があったりします(笑)。これは専用に売ってるものもありますが、「適当なもの」−「気に入ったケース」類ならなんでもいいんじゃないですか。それと・・・Gパンのポケットにはいつも2〜3枚入ってます(笑)。洗濯しても・・・なくならない(爆)。


なんでもそうなんですけど「使ってみなけりゃ、わからない!」ってことです。市販のものが嫌なら「オーダー」することもできます。「色」「かたち」「硬さ」「プリント」を変えられます。楽器屋さんからも、オーダーできます。


実は日本のピックのほとんどが「池田工業」さんで作られてます。すごいですねえ〜。国内生産の70%以上の生産らしいです。楽器屋さんで見られる、ほとんどのものを作っています。もちろん、別な会社が作ってるものもあります。目立つのは「ダンロップ」「ピックボーイ」。最近では「HISTRY」ブランドが出てきていますね。だいたいドコの楽器屋さんでも、オーダーは受け付けてくれると思います。ネットで注文することもできます。

 

私は一時、「コレクション」していたんですが、止めました(笑)。あまりにも種類が多すぎて、お金が続きません(爆)。楽器屋さんに行ったときは、必ずのぞいてみると、楽しいですよ。

 

 

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