初心者の壁 Part 6


休憩室・・・喫煙室・・・かな?


 

また、いろんな人のHPを見てます。私と同じように「フォトジェニックの改造」をやってる人もいて。しかも「レス・ポール」の改造(笑)。かなり面白いんで、みんな「リンクのページ」のあげておきます。

ただ・・・いろんな意味で私と「同じ結論」に達している人は、まだいないようで・・・

まあ、なにをどう思ってても「ジャンク」は止められないからからね(爆)

今日は、喫煙室でちょっと一服・・・ 

 

どんなジャンルでもそうなんだけど「初心者」から質問された時、「上級者」は「初心者の目線」まで下がってあげないとダメなんだよね。でも「上級者」になると、「自分が初心者だった頃のこと」って忘れちゃうんだよね。アドバイスとして自分の信念から「正しいこと」を伝えるのはいいんだけど、それは「建前」の「正論」であることが多くて・・。確かに「言ってる事」は正しいし、それ自体は何も間違ってはいないんだけど。

昨日も、質問箱を見てたら・・・

「フォトジェニックがダメなのはわかりました。それじゃあ・・・」

・・・・・・・・・・・(笑)

私の「フォトジェニック」のページ、見てくれた?(笑)

初心者に「ダメ!」って言い切られるほどのものじゃないと思うんだけど・・・(爆)

きっとあのコ(女の子だった)は、「フォトジェニック以外の廉価版ギター」を買う事になるんだろうけど・・・「誰」が「ドコのメーカー」の廉価版ギターを推薦するのか、知りたいなあ(笑)。

 

やっぱり「初心者に優しい」のは、「お店」−「楽器屋さん」なんだよね。「○○円」って予算を言えば、それなりに考えてくれるし。そりゃあ「商売」だから、ある程度・・・なのはしょうがないじゃん(笑)。でもさ、安いギターをそこで買ってくれるっていうことは、のちのち高いギターを買ってくれるかもしれない「大切なお客さん」だから・・・そうぞんざいな扱いはしないと思うよ。1万円のギターでも、「ソフト・ケース」ぐらいは付けてくれるだろうし。昔は、それすらなかったからね。ちなみに「サウンド・ハウス」で買った「ピーヴィー」は、ダンボール詰めで、ケースなしだから(笑)。

 

今はね、とにかく情報が多すぎ。情報が多すぎるから、ギターを始める「動機」が「希薄」になる。「ギターを弾きたい」っていう気持も、「ギターが欲しい」っていう欲求も、みんな「薄まって」しまうんだね。

 

私が一番最初にギターを買った時なんか、もう「ギター以外」はまったく目に入らなかったからね。買ってお金を払ってから初めて「持って帰るのに、ケースがない!」ってことに気付いたの。もちろん、お金はもうありません。さすがにお店の人が可哀想に思って「ビニール・ケース」に入れてくれたの。ソフト・ケースじゃないよ(笑)。ビニールでできた、ぺらぺらのケース。すぐ壊れて、結局ケースを買うことになるんだけどさ。もうほんとに「ひとつずつ」、問題をクリアーしてきたの。「弦」のこと、「ピック」のこと等々・・・。それで、充分間にあったし、今では・・・こんなになっちゃいました!(笑)。 

 

そうそう。「アンプの話の続き」を書こうと思ってたんだ(笑)

時々ね、「ヘンな言葉」使ってると思うんだけど、「普通に使ってる言い方」だから、自分自身、全然不思議に思ってないし、「誰にでも通じる」ような気がしちゃってさ。

 

例えばエフェクターを使わず「ギターとアンプだけ」で使うのを、

「アンプ一発」とか

「アンプ直(ちょく)」

とか言うんだけど・・・これ、初心者の人に通じるわけないよね(笑)。日常使ってるから、つい誰にでも通じると思っちゃうんだよね。できるだけ、わかりやすく書いてるつもりなんだけど。

 

ここは・・・たいした人数の人が見てるわけじゃないから・・・まあ、いいか(笑)。

この「アンプ一発」が「いい音」って言ってる人に聞いたら、たいがい「40〜100Wのチューブ・アンプ」の名前が出てくるハズなのね。確かに私が体験した中で、最も「いい音」だったのは「オールドのフェンダーのベースマン」。よく、「そういう特集」に出てくるヤツなんだけど。この「チューブ」−「真空管」が「いい音の秘密」のかなりの部分を占めてるのは、私も間違いないと思ってます。「チューブ・アンプ」のほうが、いい音が「出やすい」のは「確実」です。・・・(笑)。

 

出やすい?(笑)

「トランジスタ・アンプ」だって、「いい音」は出せるんだよ(笑)。ただ「チューブ・アンプ信奉者」はたくさんいるけど、「トランジスタ・アンプ・マニア」は、なかなかいないからねえ〜。

 

「だって、チューブみたいにいい音が出ないもん!」

 

って突っ込まれるよね(笑) 

 

・・・・・・・・・・ホント?

 

積極的に買ったりしないでね(笑)。「もし、使うことがあったら」試してみて欲しいだけだから。某ヤフー・オークション(笑)を見るといっぱい出てるんだけど、ヤマハの「J」シリーズ。

 

「J?Fじゃなくて?」

 

って突っ込める人は、上級者(笑)。実は「F」シリーズもとてもいいアンプなんだけど、「J」を使う人はなかなかいないよね。「J−25」「J−35」って割と小型の真っ黒いアンプ。これをねえ〜(笑)、「フル・アップ!」ボリューム10、トレブル10、ベース10。「今のアンプ」と違って、「ゲイン」とか「マスター・ボリューム」なんて付いてないから。この「フル・アップ」−私なんかは「フル・テンにして」って言うんだけど、試してみたことのある人なんて・・・いないよね。

私は主に「テレキャスター」を繋いで。言葉では表現しづらいんだけど・・・「ロイ・ブキャナンの音」(笑)。とっても「いい音」だよ。「箱が鳴る」っていう感覚、わかるかな?

 

ウチのすずやんなんかは、すぐわかったみたいだけど。許容入力以上の音圧になると、スピーカー・ボックス全体−このJアンプの場合、「アンプの箱、全体」が「鳴る」んだ。そうすると、大きなアンプを無理やり鳴らすより、絶対「いい音」になるの。ただねえ、「J−25」「J−35」、25W・35Wなんだけど、結構デカイ音になるんだよね。小さめのライブ・ハウスなら、もうウルサイぐらいの音量。もう「使う人」なんかいないから3000〜5000円(笑)。実は・・・

 

「Jアンプ4台使用計画」を立ててるんだあ(笑)。これはねえ、VOXのAC−30を複数台使ってる人には、理解できると思う。小さなアンプをフル・アップさせるのを、複数台で増幅するの。ゾクゾクするよね。あっ、みんなはしないか(笑)。だから・・・買わないでね(爆)。

 

逆に値段が下がらないのがヤマハの「F」シリーズ。「F−212」とか「F−115」。コイツも「名器」。コイツは「歪ませないで使う」アンプの代表。いつ、どこで、どんな状況でも「同じ音」が出てくる。ローランドのJC−120もそう。いつでもどこでも「同じ音」って、実はとても重要なファクターなんだよね。ましてやこいつは「個体差」がほとんどない。

今JC−120が使われてる理由も同じ。とってもヘヴィ・デューティーで、故障しないの。そしてあんまり語られることがないんだけど、「アンプとスピーカー」のマッチングが、バッチリなんだよね。チューン・アップとか、スピーカー交換の必要がないの。これって、「いろいろなところ」で演奏する人にとって、とっても「強い味方」なんだ。100点満点じゃないけれど、いつでもどこでも80点の優等生。

「どこにでもある」恐るべきアンプ(笑)。ローランドのJC−120。とにかく・・・壊れない。そして、いつでも同じ音。

プロの使用者は多くはありませんが、絶大な信頼をけっして裏切らない、日本が誇る世界の名機。

 

ただ、勘違いしないでね。「高いアンプ」は、絶対「いい音」するからね。「いい音」に対する「好み」はあるけど。私は「ジャンク」だから「安いモノ」−「安くて良い物」に目を向けてるだけ。予算に余裕があるんだったら、高いアンプを買うべき。ギターも同じだよ。「Junk」な「安いモノ」は、「お楽しみ」で「趣味」だから。「趣味と実益」を兼ねて、「ジャンク」してるだけ。

 

あんまり「固有名詞」を出して、某ヤフー・オークションをにぎわすのもなんだから・・・新しいのにしとこうかな(笑)。

Rolandの「Cube−30」。これ、いいね。できれば、2台欲しい(笑)。小さいくせに、箱がガッシリしてて、デカイ音出したらよく鳴りそう。これなら学園祭や小さめのライブ・ハウスもいけるんじゃないかな。小さくて、持ち運びもできるし。

Rolandは「意外な名器」を持ってるんだよね。JC−120は別格だけど。まあ、教えちゃってもいいか(笑)。オークションに出てくる「Bolt−60」。コレもいいよ。安かったら「買い!」の1台。

CubeシリーズもBoltシリーズも、まちがいなく「JCの血」を受け継いでるの。そしてJCほど極端じゃないし。「誰にでも使えるアンプ」っていえばいいのかな。「高いアンプ」を買うまでの「つなぎ」として、いい選択だと思います。

 

このCubeシリーズとかBoltシリーズ。友達に見せたら「笑われる」かもしれないの。だってこいつらの内に秘めたポテンシャルは、とてもじゃないけど初中級者には引き出せないから。

「ブランド名」−「メーカー名」だけで、あるいは、その小さなルックスだけで「バカにする」と思うの。

でもね、君がそのアンプから「いい音」出したら、みんななんて言うと思う?

 

「あいつ、スゲーいい音してんなあ〜」

 

って言われるの。ところが、高いアンプ持ってきて「いい音」出してると・・・

 

「あのアンプ、いい音するなあ〜」

 

って言われるのね。それって「アンプの手柄」じゃん。アンプを褒めてるだけで、「いいアンプ」=「いい音」は「あたりまえ」って思われるの。ところが、こんなチッコイ貧弱そうなアンプで「いい音」を出したら、「君の手柄」になるんだよね。ましてや、フル・チューンした「フォトジェニック」で、「Cube−30」からキチンとした音を出していたら、「あいつ、ウメーな!」って言われるのは、間違いないじゃん。みんな「なんで?」って思うに決まってるよね。そんなヤツを見たら、私だってビックリする。

現実にはライブハウスで会う若いコ達は、「高いギター」持って、「高いアンプ」持って、「なんだそれ?」みたいな音しか出してないけど(笑)。

私が死ぬまでに、もう一度会いたいアンプ(笑)。それはこの「Peavey」。

私が捜しているのは、「メイス」か「デュース」。できれば、サブ・スピーカーを付けて、2段積みにしたい。このシリーズは、間違いなくこの「アンプでしか出ない音」があります。

 

もうほんとに情報が多すぎて、・・・

 

「ダメだって言われた!」

「ネットにダメって書いてあった!」

「掲示板でボロクソに言われてた!」

 

きっとみんなは「実物」を確かめることなく、「ダメ!」の烙印を押すよね。それが、「情報」のいいところでもあり、ダメなところでもあるんだよね。遠くまで行かなくても、確かめられる。買いに行くまでもなく、評判を確認できる。確かにその品物が「○か×か」みたいに判断できるものならいいんだけど。「楽器」ってそうじゃないんだよね。

100人中99人が使いにくいって言っても、たった一人使ってる人がものすごくいい音出してたら、ものすごいギターの達人だったら、「使いにくい」「弾きにくい」っていう評価はあっても「ダメ!」っては言われないはず。ジョニー・ウィンターの「ファイヤー・バード」なんかがそう。「ファイヤー・バード」をメインにしてる人なんて、ほとんどいないよね。でも「ジョニー・ウィンター」=「ファイヤー・バード」って言うぐらいトレード・マークになってる。もうヨボヨボのじいさんだけど、あのデレク・トラックスでさえ未だに敬意を払うぐらい、みんなに愛されてるギタリスト。私も何度か「ファイヤー・バード」を使っては「挫折」してるんだけど(笑)、今、また欲しいんだあ(爆)。いったい何歳になったら、使いこなせるんだろ?(笑) 


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