Columu 43

その他の道具 Part 3 カポタスト


大事なものが抜けてると、

「なあ〜んだ、ここ。役にたたねえ〜なあ〜!!」

って言われちゃうので(笑)。気が付いた時に、記録しておきます。

昔から考えたら、種類が増えましたねえ〜。こんなにいっぱいあったら、初心者の人が迷うに決まってるじゃないですか(笑)。私の愛用品を中心に、できるだけ説明しておきますね。いろいろな種別はありますが基本的には「ネックのシェイプ」による分類が大切。

 

よくある疑問で・・・

 

「エレキギターには、使わないですよね?」

 

っていうのがあって(笑)。

カポタストが「アコースティック・ギター用」だって・・・

 

誰が言ったの?

いつ、どこで決まったの?

どこに書いてあったの?

 

亀ちゃんなんか、ベースで使ってるよ(爆)

エレキギターを「1音落とし」 − 「D」でチューニングしておいて、「2カポ」にすれば、普通の「E」のキー。こんなに便利な機能なのに。

また、普通のキーで「1カポ」で「キーA」でプレイすれば「B♭」。「2カポ」で「キーE」でプレイすれば「F♯」。女性の曲を演る時にはとても便利。

私は別にキーがB♭だろうと、F♯だろうと、ぜんぜん平気です。でもカポを使います。なぜでしょう?

それの一番大きな理由が・・・

 

「開放弦」

 

です。「開放弦の響き」が欲しいために使います。言い方を変えると・・・

 

「オープン・コード」

 

を使うためでもあります。

 

「オープン・コードって、なんですか?」

 

・・・(笑)。これも、説明が必要ですね。「オープン・コード」には「決まり」が無いため、人によっていろいろ使用方法があります。長くなるので、別ページにしますね。

 

カポを、無理に使う必要はありません。まったく使わない人もいると思います。ただ普通、アコギを使うようになると、「カポの使い方」の重要性を知ることになります。エレキギターよりも切実に「開放弦の響き」を必要とするからです。なぜアコギには開放弦が必要で、エレキには開放弦が必要でないのか?

それは「弾くべきギターのフレーズのタイプ」が違うからです。エレキは通常、単独で弾くことはありません。ベースやキーボードと一緒です。ところがアコギは、1人で弾くことが多いです。っていうかそれが「アコギの醍醐味」だったりします。そのアコギの醍醐味を100%引き出してくれるのが、このカポタストだったりします。

今売ってるShubb社製のカポは、重さ・材質でフォークギター用・エレキギター用としていますが、本質は同じものです。決め手は「R」になります。

ではまず、ざっと見てみましょう。

■ストレート型 2 [Shubb L2]

コレはゴムの部分が平らで、長いタイプです。これが必要なのは、「クラッシック・ギター」「ガット・ギター」と呼ばれるもの。指板が「幅広フラット・タイプ」のギターです。

私のカポの多くは「Shubb」 − 「シャブ」社製です。なぜなのかというと・・・安いからです(笑)。御他聞に漏れず、たぶんみんなの・・・半額ぐらい・・・かな(笑)。だって、みんなより「使う本数」が多いですから。名誉のために言っておきますが、私にこれらを流してくれるのは、リューテリアMKでもスター楽器でもありません(笑)。横流ししてると思われると、まずいですから(爆)。

■小R型(ややR型?笑) 3 [Shubb L1]

」よりずいぶん短いの、わかります?。これが一番平均的。一番良く売っているタイプです。一般的な「フォークギター」も「エレキギター」も、だいたいこれで間に合います。この「小R」も、メーカーによって若干、カーブの度合いが違います。これは、試してもらうしかないですね。フェンダー系とギブソン系では指板のRも違いますし。ほとんどは間に合うはずですが、たまに合わないものもあります。それは・・・あきらめて下さい(笑)。

■大R型 1 [Shubb S1]

「12弦ギター用」といわれる、Rがありながら、長いタイプです。普通の人には、あまり必要のないタイプです。私には必需品です。

」(Pickboyクリッカーカポ)は、この「」と「」の中間ぐらい。ただ、「締め付けのカンジ」が、ぜんぜん違います。Shubbは決めたところまでカチンと止めて、「」は適度なところで止められるカンジです。この感覚がメーカー毎に違うので、「好き嫌い」が出てきます。

それとこの「Shubb」社製、「換えのゴム」が別売りされています。磨耗したり、具合が悪くなった時には、ゴムだけ換えることができます。

■ゴムR型 6 [Takamine TC800C]

」「」はまったく同じもので、「含む予備」です(笑)。昔からよくあるタイプです。とても軽いのと、手にあたった時に痛くないのが特徴(笑)。「取り付け・取り外し」には、必ず両手を使うことになります。私のは普通のギターに使っているため、Rがありますが、「Rの無いゴム・タイプ」もあります。

私のは「二連タイプ」。ゴムでは「一連タイプ」もあります。ほぼ重さがないため、ギターに重さによる余計な負荷をかけません。ただ一連タイプは、ゴムが伸びやすいという欠点があります。それは「二連タイプ」にも言えます。いつかは、伸びます(爆)。そのため、何度も買いなおすことになります。そこまで使ってあげれば・・・成仏してくれるでしょう(笑)。

■旧型

思いっきり旧型ですが、まだあると思います。左が「ネジ締め型」、右が「バネ型」。昔はみんなこんなんだったんですねえ〜。この後に、ピックボーイから「プラスチック製」「ブラス製」が出てきます。これもまだあるんじゃないかな。こういったものって「使い慣れたもの」が一番よかったりします。いくら新型が出ても、古いヤツのほうが使いやすい!って人が必ずいるんで(笑)。私は、ただとってあるだけです。もう使ってはいません。「骨董品収集」のつもりです(爆)。

■新型

もう新型は、百花繚乱(笑)。いろんなヤツがいっぱい出ています。基本的な構造・役割りはなんら変わりませんが、材質やアイデアが満載です。質量の軽いもの・重いもの。大きいの、小さいの。強いの。弱いの。安いの高いの(笑)。試してみるしかないんですが・・・割と高いですよね。「○○さんが使ってる」っていう判断基準が、結構まかり通っています(笑)。私は「マズくなければ、それでいい!」です。とにかく台数を必要とするし、失くしますから(爆)。1個5000円を失くすのは、ちょっと痛い。右のカイザー製も所有しています。

■かわりだね

「パーシャル・カポ」って呼ばれるこいつは、「特定の弦」にだけ、カポをします。「擬似オープン・チューニング」を作るんですね。2・3・4弦の2フレットを押さえると、「A」のコードになります。でも弦の並びは、普通のチューニングという、ほんとに変り種。主に「ソロ・ギター」で使われています。

これはとても面白いんですが・・・用途が限られます。私は普通の「オープン・チューニング」も使います。「オープンG」「オープンA」「オープンD」や、「ドロップD」は頭に入ってるからいいんですが、こいつはこんがらがります。オープンを知ってるだけに、余計にこんがらがります。ましてや、フラマンやバンジョーと一緒になると、パニックです(笑)。

それと上記の「換えのゴム」なんですが、あれを買って、短くして取り付けると・・・ってみんなには、余計な話ですね。聞かなかったことにして下さい(笑)。まっ、「疑似体験」ができるってことです(爆)。

これは「ドブロ」用。ドブロは弦が宙に浮いた状態が普通なので、弦を挟むカタチになります。こんなもん、みんなは知らなくていいです(笑)。この他に、バンジョー用もあります。

とりあえず・・・こんなもんですかね?。

えっ?スライドバーの説明しろって?

しょうがないななあ〜。じゃあ、次回ね!

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