Columu 57

はじめに・・・いまさらかい!?(笑)


夕べ、寝る直前。ここを更新した時になにげなくカウンターを見た。何となく、以前より数字が進んでるような気がしたのである。ここにカウンターを設置したのはただ単に気まぐれで、たった1人でも見に来てくれていれば、このズボラな私でも、少しは更新する気になるだろうと、自分に対する「鞭(ムチ)」のつもりで付けたのである。幸いCGIのページを見たら、それっぽいカウンターがあったので、景気付けに数字の桁数を多めにして表示した(笑)。世の中はブログである。ツイッターである。掲示板もある。いまさらホームページも無いもんだろうとも思った。でも、ホームページはゆったり時間が流れる。出来るだけわかり易いようにと「NEW」の日付だけは表示したが、それぞれのページに日付は無い。人間、年を取れば取るほど、時間の流れが速くなる。このネットという最もスピードの速い媒体の中で、それでもゆっくりしたいのだ。ここのHPの内容はいたって簡単。自分のギター自慢である(笑)。これが自慢できるようなモノか?とツッコまれる気もするが、少なくとも私にとっては、自慢の娘達だ(爆)。親バカのHPである。ココに何かを書いたからと言って、何の得もない。いや、ちょっと得はあった。2人の方が、遠〜〜〜くから、自分のギターを抱えて、遊びに来てくれた。普段なら遠くて、とても会えないような距離からである。損があるとすれば、時間を浪費するぐらいである。自慢話なので、それぐらいは犠牲になってもしょうがない。もともと趣味とは、そういったものであろう。

話が反れたが、そのCGIの機能のなかに、元をたどる機能がある。見に来てくれた人が、どこから来てくれたのかがわかるのである。これは、個人を特定するものではない。他のページのリンクから来てくれると、そこがわかるだけである。初めてその機能に気が付いて覗いてみた。なんか、やたら長いURLがいっぱい表示されている。何かとおもったら、検索サイトからのURLなのである。誰かが、何かのキーワードで検索し、私のページをクリックしてくれた残骸がわかるのである。そのいくつものURLをクリックしてみると、キーワードが表示される。それが・・・「ジャンクギター」という単語が、圧倒的に多いのだ。その次が「ギター 工場」である。(「ときたやすし」で検索してるあなたはだあれ???(笑)

 

前から書いていると思いますが、意外なほどギターの裾野が広がっています。若いコ達のバンドのおかげもあるし、「けいおん!」のおかげもあります。そして、中高年の人が、かなりの数でギターに戻ってきてるんだと思います。初心者の人が、そうそう「ジャンク」に興味を持つとは思えません。それよりも、

押入れにしまいっぱなしのギターが・・・


中古のギターでも買って・・・


古いギターをちょっと直してみるか・・・

 

もう一回バンドでも・・・(笑)

そう考えた人達が「ジャンクギター」のキーワードで、ここに来てくれているようです。遊びに来てくれているあなたに、感謝します。自分の楽しみとはいえ、カウンターの数字は、唯一の励みですから(笑)。その中でも・・・地域表示ができて、「愛知県」「長野県」「秋田県」「沖縄県」「北海道」、ここからのアクセスが、とても多いようです(爆)。「東京都」「神奈川県」「宮城県」は思い当たるフシがあるんですが、上記5県は知り合いがいるとは思えません(笑)。純粋に「ネット」でつながっているだけなんですね。皆さんも「お宝ギター自慢コーナー」に、ぜひとも参加して下さい。「いらないギターがあるので、あげます!」はなおのこと、けっこうです(爆)。いつか「ジャンクギター交換会」「ジャンクギター即売会」も、ここでやりたいですね。皆さんが手塩にかけた「ジャンクギターのみ」(爆)。

私が行ける範囲なら、「ジャンクギター出張再生」「ジャンクギター出張調整」をやってもいいかも。ギターがあれば、年齢性別にかかわらず「ギター談義」ができるのも、ギターのいいところですよね。「エレキギターの魔法」のさなえちゃんのギター、観ました?とても女の子とは思えない、根性の入ったコレクションです。自分用にちまちま改造してるのを見てると・・・負けられません(^O^)/。「フォトジェニック研究所所長」として(笑)、「フォトジェニック大魔王」と呼ばれるその日まで、いや、みんなが廉価版ギターを笑って楽しんでくれるその日まで、がんばる所存です。 <m(__)m>

 

最初に言っておきますが(笑)、ここは「シロウトのページ」です。メーカーでもお店でもありません。営利を目的としていません。したがって「ここの王様」は、私です(爆)。私が好き勝手なことを書きなぐるページです。ウソも間違いもあると思います。ほんとうに、根本的に間違ってることも、あるかもあるかもしれません。ただ「書き逃げ」だけは避けたいんです。書いてあることは、私の実体験とそれに基づく推論です。間違っているかもしれませんが、「そういう結果になった」「そう考えられる」というだけです。

そして、いろいろなギター製作・修理に携わってる人にも、話を聞いています。その道の人は当然「自論」があります。「自論」は必ずしも正解ではありませんが、楽しいです。そして私のようなシロウトに対しては、ぶっちゃけた話をしてくれます。そして何人かの話を聞いているうちに、私の中にも「自論」が生まれます。いろいろな話の中で、「おかしな話」を排除していくと、限りなく正解に近いものが見えてきます。その話を、ここに書いています。

「ギター論」に関して、世の中が「定説」と認めているものがあります。でもそれが「確実な正解」で無い限り、どこかに反対論を持っている人がいます。「定説」を支持している人が99%だったとしても、1%の意見が正解だと判断したら、私は1%の方の支持に回ります。その支持の理由は、私の自論と経験です。

世の中の「定説」は、あるときはメーカーの宣伝によるものだったり、誰かの勘違いだったり。書かれているものの意味の取り違えだったり、ユーザーの風評だったり。いろいろなファクターで「定説化」していきます。いったん「文字になった定説」は、なかなかくつがえりません。当然ですよね。その1%の意見を、ウソと決め付けてしまえば、それで終わりなんですから。
でも、どう考えても、1%のほうが正解に近い時が、多々あります。特にこのギターの世界では、それが多く見受けられます。多く見受けられるんですが、1%の意見に耳を傾けてくれる人は、ほとんどいません。時には99%のほうも1%のほうも間違っていて、「新説」がでることもあります。私はできるだけ分け隔てなく、耳を傾けるようにしています。それのどれかが「正解」と断定されるまで、ずっと追いかけます。

「知らないこと」を知りたがる欲求は、誰にでもあります。だけど「知ってしまった事」に対し検証をすることは、なかなかありません。でもそれは「あそこには、そう書いてあった。」たったそれだけの確証で、それを真実を知ったと思い込んでしまうんですね。ギターには学会があるわけではないので、どれをもって正解とするかはルールがありません。本やネットを見ると、いろいろなことが書いてあります。でも、正解はあるはずです。時には私も、「定説」に引っかかることがあります。特に訳のわからないデーターを並べられると、こんがらがることがあります。でもそれが正解でない限り、時間が経つにしたがって、違和感が広がってきます。すっきり説明できないんですね。データーの科学的根拠が、逆に間違った結果を引きずりだしてしまうこともあるんですね。

ここはシロウトのページですし、本名で書いてるので(笑)、悪口は書けません(爆)。時々、書きたくなるんですけどね。そこはオブラートに包んで(オブラートってなんだか知ってる?(笑)、正解じゃないかなあ〜、と思う方だけを書くようにしています。でも、あきらかにおかしいこともあるので、時々はそっちに行っちゃうこともあります(笑)。もしそれで不愉快になる人がいたら、ごめんなさい。不愉快にさせるとは思いますが・・・間違っていると、私が思っていることです。「知恵袋」に自信満々で書いてる人も、です。何を根拠にしてるのか、見えませんからね。根拠の見えない意見に、同意するわけにはいきません。

「良い音論争」についてなんですが・・・(笑)。多分、皆さんとは「立ち位置」が違います。「オールドギター+オールドアンプ」や「PRS+ブギー」なんて話を振り回されても、初心者にはチンプンカンプンですし、わたしもチンプンカンプンです(笑)。「良い音」の根源が「そこ」にあるのは十分承知しています。多分、皆さんより遥かに多くの機種のギターを弾いてますから。この前ネットで見たオールドのレスポールは3千万円でした(笑)。でも、私はあれをなにげに弾いています。しょうがないんですね、普通にあったんですから(爆)。オールドとされているギターも、そのほとんどを、普通に弾いてきました。私の結論は、「良いものもあったし、そうでないものもあった」です。アンプについてもです。オールドのベースマン、マーシャル。みんな使ってます。アンペグも、ミュージックマンも、オレンジも、ハイワットも、ヤマハも、ローランドも、ジャグボックスも。ブギーは、私が18歳ぐらいの時に登場してきたアンプです。いち早く友達のPA屋が輸入したので、誰よりも早く触ってます。

でもそれを振り回したところで、何になるんでしょう?そこを論議したい人同士での話なら、いくらでもして下さい。「オールド・ギターの真実」を語り合いたい人は、いっぱいいますから。論争の原点はいつも、「自分が使ったことがあるものの中で」ですよね。それとも、すべてのギター、すべてのアンプ、すべてのエフェクターを試したことがあるんでしょうか?

それを初心者にぶつけて、何になるんでしょう?私は自分の「立ち位置」として、普通に売ってる、しかもできるだけ安いギターで、快適な音を出したい。そこに尽きます。それは、初心者の人の立場と、なんら変わりません。フェンダー・ジャパンのギターで、いい音を出す工夫、それこそが私の求めているものです。そしてその延長線上にあって、ギターが好きな私が選んだ道が「ジャンク道」です(笑)。安いギター、安い機材でなんとか・・・そこに楽しみを求めています。

ギターを直したり、壊したり(笑)。そうこうしてるうちに、ギターのなんたるか、が見えてくる時があります。

どうするのが正解?


なにが正解?

それを求めて歩き回るのが私の「ジャンク」です。

あなたは「最初に買った1本」と、あなたの持ってる「一番高いギター」、どちらが大切ですか?私は、両方です。「一番お気に入りのギター」はありますが、「お気に入りじゃないギター」など、1本もありません。まあ、当然なんですけどね。オールドだからといって飾って弾かないぐらいなら、それを買うお金で、安いギターをいっぱい買っちゃうでしょうね、私なら(爆)。オールドだからといって、「一番お気に入りのギター」になるとは限らないし。今の若いコたちのバンドのコピーをするのに、必要だとも思われません。ブランド名も、もうどうでもいいです。私は「私が欲しいギター」がすべてです。それでライブをやるのに、いったいどうしたらいい音になるのか?。どうやったら、いい音でレコーディングできるのか?そこがスタートです。

みんなは「ギター」で、どんな曲を弾きますか?(笑)

私はい〜〜〜〜っぱい、いろんなものを弾きます。エイプリルでは、アメリカン・ロック、ウェスト・コースト、サザンロック、そしてオリジナル。スレでは、オールディーズ、歌謡曲、ハードロック。それ以外にも、いろんなジャンルの曲を演奏します。自分が歌うこともあるし、人のバックも大好きです。男性ボーカルも、女性ボーカルも、「あり」です。インストも大好きです。ベンチャーズからスティーブ・モーズまで、訳隔てなく演ります。

さて、このすべてを1本のギターで演りますか?

3千万円のレスポール1本でOKな人、手を上げて!!(笑)

コピーを演るなら、本人と同じようなギターを使いたくなりませんか?同じような音を出したい、と思いませんか?オリジナルを演る時も、自分が考えた「コレッ!」っていう音を出したくなりませんか?そこを楽しもう!その演奏を楽しもう!としてる時、まず「いい音論争」ありきなんですか?「オールド絶対主義」ありきなんですか?「Rock」って、「ギター」って、いつからそんな窮屈なものになったんですか?

 

ご存知の方もいらっしゃるとおもいますが、私は「バックバンド」を経験してきました。私は自分で「SE担当」(笑)を名乗るように、ボーカリストが欲する音を出したいタイプです。エレキも弾きます。アコギも弾きます。フラマンもバンジョーも弾きます。時には、キーボードまで出します。ある曲を構成する時、必ずしも「自分の音」を優先しません。ストラトの音・テレキャスの音・レスポールの音・・・その他私の可愛い楽器達を総動員して、その「今、演奏する曲」に立ち向かいます(笑)。それは私だけじゃなく、バンドのメンバーもギターを換えることがあります。その曲に「必要な音」を、みんなで作り上げます。

それは、オリジナル曲でも同じです。3人そろってレスポール・・・なんて普通はありえないですよね?(爆)。でも、3人揃ってストラトはありえます(^O^)/。一時期、3人でレスポール・テレキャス・テレキャスという、奇妙な気持ち悪い編成だったこともあります(笑)。でもそれは、それぞれが「考えた結果」です。

ギターの機種を変えると、弾き方のアプローチが変わります。その音色に見合ったフレーズを、組み立てるようにします。それは、エフェクターによるアプローチだったりもします。アンプを換えることもあります。豪勢にアンプを並べて、録音することもあります。

ライブとレコーディングでは、使用するギターが変わったりします。バックを努めていれば、「元のCDの音」があったり、「原曲のイメージ」があります。それは超一流のスタジオ・プレイヤーの音で、どうしてもその音で演りたい時があります。逆に自由にやらせてくれる場合もあります。「お仕事モード」の時は、クライアントの求めるモノがあったりしますから。逆に「お遊びモード」なら、ハチャメチャなギターを使って「笑い」をとりたい時もあります(笑)。でも「お遊びモード」ならではの、メンバーの要求がある時もあります。

私は「自分の音」に固執するタイプではありません。いや、どんなギターを使って、どんな音を出したとしても、それが「自分の音」ではあります。私は積極的に「それ」を楽しむタイプです。「究極の1音色」を求めるタイプではありません。

私の思ってる音は、「レコーディングした時」「PAを通した時」が、完成形です。マイクで拾うことにより、時にいい音じゃなくなってしまう時があります。時にはそれによって、セッティングが変わります。音を変えます。でもそれは「妥協」ではありません。ギターの音は、オーディエンスに届いてなんぼのものです。アンプから出る音で自己満足していても、成長はありませんし、結果オーディエンスにいい音は届きません。アンプから出る音と、マイクで拾った音の違い−その溝を埋めるのも、自分の仕事のひとつだと思っています。どうすれば、すべてがパーフェクトになるのか?それは、現役のプロでも悩むところです。機材がどうあれ、「いい音」を求めているのは、プロでもアマでも変わりません。

レコーディングを経験すると、ミュージシャンは成長します。それは「確実に」成長します。いつ、いかなる時もです。「自分の音」を最も冷静に聴くことができ、仲間も冷静に判断してくれます。クライアントがいれば、厳しい事を言われる時もあります。レコーディングは、「楽器を弾く」と「ギャラ」が貰えます。自分に「値段が付く」んですね。それはどんなに独りよがりになっても、変えることはできません。判断するのは、クライアントです。どんな機材を持って来ようと、OKがでれば、ギャラが貰えます。どんなにすごい機材を持っていても、内容が良くなければ、次からは呼ばれません。それが自分のバンド、オリジナルであったら、自分自身がそしてバンドの仲間が判断するしかありません。時には仲間に対して、厳しい事を言わなければならない時もあります。でもそれが私にとっての音楽であり、ギターであり、バンドです。どんな時でも「一人」では成り立ちません。それが私の「立ち位置」です。

ここに遊びに来てくれる人は、大なり小なり「ギターが好き」。あるいは「音楽が好き」。そしてその大きな輪の中に「ジャンク」−機材をいぢって遊ぼう!楽しもう!っていうのがあります。ケンカも言い争いもする気はありません。「論争」なら、楽しく研究しましょうよ。人によっては「安いオモチャ」に見える人もいるし、「高いオモチャ」に見える人もいます。みんなそれぞれに「立ち位置」があります。もしあなたが100%正しいと自負するなら、堂々とHPを立ち上げて、自論をぶち上げて下さい。ゆっくり拝見させていただきます(笑)。ここは・・・そんな小難しいところではありません。私はどう考えても100%正解ではありません。ただ単に「意見」です。もし間違っていたら、鼻で笑って通り過ぎて下さい。そうでなければ・・・私と一緒に遊びましょう!(笑)。ギターを、音楽を楽しみましょう。年齢・性別など関係ありません。10代でも70代でも、遊びに来てください。すべてをとっぱらって楽しめる。それがギター、それが音楽・・・ですよね?

 

店主軽薄敬白(笑)

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