Columu 63

ギターを弾こう!!


やっとページが安定してきたようです。いくつかのところにURLが出たおかげで、怒涛にごとく人が押し寄せてきて、また去っていきました(笑)。彼らには面白くなかったんでしょうね。

このHPの平均ヒット数は約100です。100人の方が遊びに来てくれるので、とても感謝しております。これは通常のライブハウスなら、満杯ですからね(笑)。私自身が満足して、なおかつ皆さんに楽しんでいただけるよう、日々生きてゆきたいと思う今日この頃です(爆)。


「検索」の件なんですが・・・(笑)。今、ドコの検索サイトでも「ジャンクギター」と入れると、上位5位ぐらいまでには、このページがヒットしてきます。それは望んでいた結末でもあり、望んでいない結果でもあります。「ギターを一緒に楽しんでくれる人」「悩み多きギター初心者の人」「音楽が大好きな人」。そんな人がみんな集まって、楽しくワイワイしたかったのが、ここの当初の目的。私の所有しているギターは、ネットでもあまり情報が無いため、同じモノを持ってる人が参考にしてくれればいいなと。その上で私がなにかを書くことによって、ちょっとでもみんなが考えてくれればいいなと。私が楽しみながら書いていることが、1人の人にでも役に立ってくれればいいなと思いながら、いつもここに記録しています。だからそのためには、検索されたほうがいいんですが、あまり目立つのも・・・ちょっとね(笑)。

ここは「Junk」ですが、「ギターを作る作業」はしていません。塗装とかもしてませんしね。あくまでも「直して弾く」ことがメインテーマです。もちろん時間がありあまっていれば「それ」もやりたいんですけど、「弾くこと」が主ですから。だからギターだけじゃなく、他のものも登場してくるんです。エフェクター、アンプ、ベース等々。シンセもDAWも書きたいんですけど、長い論文になってしまうので、それは控えています。


実を言うと私は、「取扱説明書」が大好きなんです(笑)。「取説大魔神」と呼んで下さい(爆)。ほとんどの取説はコピーを作成し、手に入れてから2週間ぐらいは、ずっとニラメッコしています。DAWは最近、PDFの取説が多いので困っています。印刷すると、500ページぐらい出てくるんですよ。モチロン、それを持ち歩いて読んでるんですけどね(笑)。この取説を読んでるところから、完全に使いこなせるまでのところが、一番楽しかったりします。DAWやエフェクターは、「いままで出来なかった事」が、出来るようになるワケですから。普通のものはそこで大概飽きるんですけど、音楽に関するものはそこからが勝負だったりします。作品や演奏にそれが反映されなければ、なんにもならないわけですから。実際には「Junkギター」も、そうなんです。「直してから演奏するためのもの」なんです。


いつもいろいろ書いていますが、ギターは「不完全な楽器」です。欠点がいっぱいあるんですね。だからこそ、アバウトに楽しめるんです。クラッシック楽器のように、子供の頃からやって、音大に入って、いい先生に付かなければプロになれないというものではありません。こんなにすべての人が平等にチャレンジできる楽器も、珍しいんじゃないですか。あなたが今何歳だとしても、今から初めて数年後には歌手としてデビューするのも夢じゃないと思います。ギターって、そういう存在なんですよね。だから、楽しいんです。

ほんとに今日からギターを始めて、5年後に1曲弾いて歌えたとしら・・・素敵なことじゃないですか。60歳だとしても、65歳の時には1曲、弾いて歌えるんですよ。カッコイイじゃないですか。「神田川」でも「22才の別れ」でも「りんご」でも「岬めぐり」でも、なんでもいいんです。「ギターで弾くからこそ楽しい曲」ってあるんですよね。「早弾き」なんて、クソクラエです(笑)。「22才の別れ」のイントロを正確に弾けて、「石川鷹彦さんは、これをナッシュビル・チューニングでやってるんだよね〜」って言われたほうが、よっぽど驚きます(爆)。それ1曲弾けるだけで、人生楽しくなりそうな気がしませんか?今はじめて、今弾けるようになろうとするからシンドイんです。5年後って思ってれば、気が楽でしょう?


私はせっかちなんです(笑)。「今すぐ人間」なんです(爆)。だからなんでも「なんちゃって」なんですけどね。だから必死になって取説を読むんです。バンジョーやフラマンやウクレレなんて、みんな「なんちゃって」で覚えたんです。とりあえず「なんちゃって」で弾いてると、そのうちほんとに弾けるようになってくるんです。だからとりたててうまいわけではありません。「とりあえず弾ける」程度です。ギターだって、そうです(笑)。それでも、メチャメチャ楽しいんですよ。バンジョーやフラマンやウクレレで弾いてこそ楽しい曲があるわけじゃないですか。ウクレレが弾けないと、「カイマナヒラ」や「ハワイアン・ウェディング・ソング」や・・・「お嫁においで」ができないんです(笑)。バンジョーやフラマンもそうですし、ギターもやっぱりそうなんです。


みんな「いまさら」って思ってませんか?「いまさら」だから楽しいんですよ。まともに弾けないことすら、楽しいんです。仲間同士なら、不完全な演奏ですら、楽しめます。

昔やっていたんですが「指1本ギター講座」とか、「指2本ギター講座」とかあるんです。これは、どんな初心者でも「指1本」だけで、ある曲のイントロが弾けちゃうってやつです。

たとえば・・・「バットマンのテーマ」とか「007のテーマ」とか(笑)。「指2本ギター」だと、「サウンド・オブ・サイレンス」とか「花の首飾り」とか。むずかしいことを考えなければ、いろんなことがスグできちゃうんです。これは・・・「なんちゃって」の「最大の奥義」なんですけどね(廬山昇龍波と同じ!(笑)。


こんなにずっとギターを弾いてるのに、この歳になってまた「新しい発見」に出会うことがあるんです。ある日突然、弾き方がわかっちゃうみたいな。「早弾き」は別として、未だにどうやって弾いてるのかすら、わからないものもあります。ムチャクチャ難しい押さえ方をしていて、同じ音はだせるんですが、「絶対こうは弾いてない!」みたいなやつもあるし(笑)。それがある日突然、何かのきっかけでわかったりすると、「ああ、ギターやってて、よかったな〜。俺って・・・天才?」と思うわけです(笑)。教則ビデオでも、見ているとキョーレツなやつがあるんですよ。「早弾き」じゃないのに、動いている左手を見ているだけで目が回りそうなやつ。勝手に「スパイダー・フィンガー」って呼んでるですが(笑)。左手がほんとに蜘蛛みたいに、ウニョウニョ動くやつなんですけど・・・。3日やったら、同じことが出来ちゃいました(爆)。私がそれをやるとみんな、「その手の動き、キモチワルイ〜」っていうんですけど。いまだにそんな「快感」があったりします(笑)。

それもこれも「ギター」があるからなんですね。いつどんな時でも、手を伸ばせば、スグそこにあるんです。5分しか練習しなくたって、2時間練習したっていいんです。TVを見ながら弾いてると、家族に怒られますケド(笑)。教則ビデオ・DVDやYoutubeなんかは、見ているだけで「練習したような気分」にさせてくれるし(爆)。それだって「なんちゃって」ですよね。すべては、「自分のため」だけです。それで、いいですよね?


今また、「まともに動くアーム」が来たので、ブラッド・ギルズ@ナイト・レンジャーの懐かしい日本公演のビデオを見ています。どう見ても、世界一、アームの使い方がうまいですね。完璧に音階をコントロールしています。「なんちゃって」でマネっこするには、最適な人です(笑)。曲も良いし、歌もうまい。パーフェクトなバンドですよね。ただ・・・

ナイト・レンジャーは私達にとっては、一世代後のバンドなんです。それは、キッスやエアロスミス、クイーンなんかもそうです。私達より若い人のバンドがコピーしてた曲なんですね。だから当時私達はこれらのバンドを、どちらかといえば、バカにしてたんです。キッスやクイーンは色モノ(笑)。エアロスミスはストーンズのモノマネ。さらにその後に出てきたバンドなんかは、みんなオコチャマに見えていたんです。当時は、見向きもしなかったバンドなんです。クイーンなんかは、未だにそれが続いています(笑)。みんなはスゴイ!スゴイ!って言ってますが・・・あのカッコはやっぱりヘンでしょう?(笑)。フレディ・マーキュリーのあのステージ衣装は、やっぱりどう考えてもヘン(爆)。そんな中で、一番正統派なのに、一番評価されなかったのがナイト・レンジャーだったような気がします。

衣装もステージングも、なんのギミックもなく、ひたすら良い曲と良い演奏で勝負していたバンド。正直、最初の頃は「色メガネ」でみていたんですケド、日本公演のライブのビデオをみて、びっくりしたんです、そのウマサに。曲もみんなキャッチーでかっこいいし、ボーカルもギターもうまい。ただ惜しむらくは「スター」がいないバンドだったんですね。

あの頃私が夢中になっていたのは、スティクスやREOスピード・ワゴン。やっぱり「スター」がいないバンドだったんです。だからナイト・レンジャーが、すんなり私の中に入ってきたんでしょうね。そして今観ても、やっぱりこれらのバンドは、かっこいいです。「スター」の人気が衰えることや飽きることがあっても、「バンドの魅力」は、永遠なのかなあ〜って思ってみています。「スター」じゃないからこそ、歳をとった今を見ても、なんの違和感もなく観ていられます。そして歳をとったなりに、カッコイイです。


「歳をとる」ことのマイナスは、大きいですよね。いろいろなマイナスが出てきます。でも「歳をとった」からこそあるプラスも、あると思います。ギターを含む楽器や、音楽に対して、歳をとったからこそ見えるもの、わかることがあるような気がします。なんといっても、「楽しむ」ことは、若い人には、絶対負けません(笑)。

もう、あせってもしようがないんです。これから先、あと20年から30年。でもそれだけあれば、あの楽しかった10代から20代の頃を、もう一度自分で作りだすことはできますよね。そしてそこには、ギターがいてくれれば、最高に楽しめます。60歳からギターを、って考えると遅いような気がしますが、18歳からの5年と60歳からの5年に、何も差はありませんよね?いつだって、楽しんだ人の勝ち!。そんな気がしません?

よくわからない内容になりましたが(笑)。ようは、そういうことです(爆)。「宝物に通じる扉」は、ドコにでもあるんですよね。開けるも開けないも、自由です。もちろん「宝物」は、音楽だけじゃないですケド。でも「音楽」に「そういう力」があるのは・・・

 

 

ここに来るみなさんなら、わかりますよね?

 

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