Columu 66 |
録音して、遊ぼう!! |
いろいろ考えたんですけど・・・(笑)。 録音しながら遊べば、エフェクターのことも書けるし、みんなの楽しみも広がるんですよね。周りの友達が「録音業」をやっているので、私もそれに乗っちゃいます(^O^)/ |
今日は「基礎編」 まず実戦に入る前に・・・用語ですよね。基本的にここからでしょう。
DTM−「ディスク・トップ・ミュージック」 ひらたく言えば自宅録音=「宅録」のことです。主はPC録音ですが、逆に簡易な4トラックなんかも出てきました。
DAW−「デジタル・オーディオ・ワークステーション」 デジタル録音機器ってことですね。4トラック・レコーダーなんかと同じことです。「プロ・ツールス」や「キューベース」がこれにあたります。
「オーディオ・インターフェイス」 これが一番わかりにくいですね。PCで録音する際には、必ず必要になるものです。簡単に言えば、PCに接続するためのミキサーです。マイクやギターの音を、PCで録音できるように、デジタル信号に変換してくれるものと思って下さい。通常はUSB方式とIEEE方式があります。兼用のものもあります。 |
で必要になるのが、DAWソフトとオーディオ・インターフェイスです。
「Pro Tools」 ソフトの代表が「Pro Tools」。プロ・トゥールス、あるいはプロ・ツールスといわれます。これが現代の録音機器の最先端であり、録音業界の標準です。基本セットで約100万円します(笑)。そんなもん、個人で買うヤツはいないって?(笑)。当然です。 実際にスタジオで使われている「Pro Tools」は、MACにボードを差し込んで使います。いわゆるハードウェア依存型。このボードの数によって、パワーに差がでます。一般の人は、あまり目にしませんね。これは、いいです。 みんなが使うのは「Pro Tools LE」と呼ばれるものです。このLEは、ソフトウェア依存型になります。PCのマシン・パワーがすべてってことです。ただし16トラックぐらいなら、軽々と動きますから大丈夫です。プロ用の「Pro Tools」の簡易版なんですが、ほぼ同じです。一番安いところで、2万円ぐらいから。そしてオーディオ・インターフェイスとセットになって売っています。データーもまったく上位互換。いいことずくめのような気はするんですが・・・そうはいきません(笑)。エフェクターやシンセが、フリーのものが少ないんですね。音はいいし、業界標準なんですが・・・。生録には向いています。
「Cubase」 ソフト自体が高いです(笑)。高いんですが・・・その他の部分で、フリーのものがたくさん使えます。そのキーワードが、「VST」と「ASIO」です。 VST−「Virtual Studio Technology」 これがキューベースのテクノロジー。スタインバーグ社が作り上げた規格です。これはとある規格でソフトをつくるとVST対応ソフトでは、みな同じ条件で使えます。シンセ・エフェクター・シュミレーターなどが、フリーでいっぱい出ています。私も70%はフリーのものを使用しています。 「ASIO」−「Audio stream input output」 これもスタインバーグ社が作り上げた規格。簡単に言うと、PCと音のデーターをやり取りしてる時にできる、音のズレを解消する規格です。この音のズレを「レイテンシー」(latency)−遅延時間といいます。
もともとは「スタインバーグ社」だったんですが、現在はヤマハの傘下になりました。そのおかげで、ヤマハから安いインターフェイスがリリースされています。それは置いといて・・・(笑)。 最初に買う時には値段の高いキューベースですが、そのほかのものは、ほとんどフリーで済ませることができます。私はコレではまりました(爆)。最初に1万5千円ぐらいの入門用を某ヨドバシ・カメラのポイントで貰ってきたんですが(笑)、こいつがスゴイ!!機能制限されているとはいえ、あまりの高機能にビックリしました。「Cubassis VST 4.0」っていう安いヤツだったんですが、なんのなんの。自宅録音では十分な能力がありました。ただ・・・1トラックに使えるエフェクターが4つまでっていう制限があったんです。この私に向かって?!エフェクターが4つだと!!(爆)。ついに、高いほうに手を出すことに(^O^)/。そしてオマケにドラム・マシン、ベース・マシン、シンセ、エフェクターなどが付属してきます。これ1本買えば、とりあえずはすべてのトラックが作れます。私はすぐ、フリーのものを揃えましたケド。
この2つが、2大巨頭です。これ以外に、「ソナー」「ガレージ・バンド」「シンガー・ソング・ライター」などいろいろなソフトがありますが、どちらかと言えばキューベースに似ています。MIDIと音を同等に扱えるタイプです。あっ!MIDIは・・・わかりますか?(笑) MIDI−「ミュージック・インスツルメンタル・デジタル・インターフェイス」 これは簡単に言うと、鍵盤を弾いた時に、音程・音階・音の強さ・音の長さ等をデジタル・データーに直してやり取りする規格。MIDIで繋がっていれば、1つの鍵盤を弾くだけで、複数のシンセや音源を動かせる便利な規格です。DAWでの「打ち込み」−いわゆるドラムやベースを弾かせるのも、MIDIデーターを作るっていうことです。
このMIDIなんですが、「Pro Tools」はあまり高機能ではありません。今現在のバージョンはかなり改善されていますが、基本が「生録音ソフト」です。それにMACには「ロジック」というMIDIの草分け的存在のソフトがあるので、それを使ってる人も多いです。ロジック自体も現在は、キューベースのようなスタイルになっています。
これ以上のことは、何かを使った後のほうがわかりやすいです。某質問箱でもそうなんですが、最初の1つ目を買おうという時にこと細かに調べても、実際によくわかるわけではありません。何かひとつのソフトを使ったあとなら、いろいろ助言がしやすいんですね。各ソフトにはやはり、得意不得意もあります。逆に「出来ること」をあげても、あまり大差がなかったりします。「キューベース」でできることは、ほとんど「シンガー・ソング・ライター」でも出来ます。ちがいといったら、表面上のデザインとか、ボタンの配置とか、メニューの出し方とかです。もちろん「録音エンジン」そのものは違うので、若干音が違うっていうのはたしかにあります。
私は「キューベース」を使っていますが、回りのほとんどは「Pro Tools」です。これはなぜかというと、まず最初に触ったのが「キューベース」だったから、っていうのがあります。バージョンが変わっても、基本的なデザインや考え方が同じですから。それと「キューベース」は「Pro Tools」の音源を読み込むことが出来ます。友達に作って貰ったデーターや、以前に録音したモノをもらって、「キューベース」で使うことが可能です。またなんといっても・・・フリーのものが多いのが1番の理由かもしれません。もちろん「ハリオン」や「リケーター」も使いますが、圧倒的にフリーのシンセやエフェクトの使用率が高いです。市販されているVST音源も圧倒的に多いですから。 |
さて、前置きはこのぐらいでいいですか?(笑)。それでは、録音の楽しさについて、説明します。 まずこれが、私のモバイル・レコーディング・システム! |
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なんて偉そうなものではありません(^O^)/。ただのノートPCとオーディオインターフェイスです。CPUは1.6GHz。もう5世代ぐらい前のPCですが、全然使えます。MIDIとオーディオの混在でも、24Trは平気です。オーディオ・トラックだけなら、24Trでもらくらく動きます。最高はエフェクトなしなら、48Trまで動きました。ただし、ちょっと重いエフェクトや音源が入ると、パワー・ダウンします。3Gマシンなら、ほぼ無制限に動きます。 画面左上が、音源トラック。その下の丸4つは、各チャンネルのEQとエフェクトの設定。右上のスライダーが見えるのが、ミキサー画面。その下のツマミは・・・これはコンプですね。こんな風にゴチャゴチャになるので、私はもうひとつモニターを使っています。ツイン・モニターにすると、とても使いやすくなります。 実はコレにマウスとヘッドフォンがあるだけで、曲の作成は始められます。ドラム・ベース・ピアノ・シンセ・エフェクト。全部フリーのもので賄っています。いわゆる「ピアノ・ロール」といわれる画面で、マウスをポチポチするだけで、曲を打ち込めます。 最近はエフェクターにDAWが付属しているものも、たくさんありますね。私が買ったZOOMには、このキューベースのLEが付属していました。このPCにLEも入っています。DTM初心者には、LEでさえ使い切れないほどの機能が付いています。
今日はここまで。実際に作業しながら写真を撮ろうと思っていたら、これが結構大変な作業だと気付いてしまいました(笑)。次回は実際にトラック・メイクをしながら話を進めたいと思います。録音作業をしながら、ZOOMでギターの音を作って、録音したいと思います。そして・・・
LIONちゃんが「お中元だよ!」と写真を送ってきてくれました。ただでさえ自分の写真は少ないので助かります。それが・・・これ!! |
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♪オヤジの正しい録音風景〜♪♪(笑) |
どこへ行っても、こんなカンジ。 私達は人数が多いので、遮音板が足りなくなります。で、毛布の出動(^O^)/ それと、謎の洗面器(笑) 自分の音に酔って・・・ゲロをはくわけないじゃないですか!!(爆) 最近は、禁煙のスタジオが多くて困ります(泣) 酒と煙草と女がなくて、どこがROCKなのか!! と、力説しながら、喫煙コーナーに入り浸る私(^。^)y-.。o○
では、また。 |