DEC8さん 連動企画!!

「完璧主義者」について(笑)


DEC8さんのブログで、なにやら興味深い話が(笑)

その中でDEC8さんは、「完璧主義者」と言われ、なにやらトラウマになってしまっているような・・・

 
一言、言っていい?(爆)
 
 
若いミュージシャンの皆さん!!
 
「完璧」を目指さないミュージシャンなど、要りません!!

 
 
「完璧主義者」って、聞こえは悪いですよね。なので、ひらたく考えて下さい。

 

「間違わないこと」

 

「全てをうまくやること」

  

これって、ミュージシャンにとって、当たり前のことだよね。そうじゃなければ、なんで練習なんかするの?

何かを「弾けるようになる」って、当たり前に「完璧」を目指すことなんじゃないのかな?
 

 
自分の担当楽器があります。プロだろうがアマだろうが、当然のこととして練習します。オリジナルでもコピーでもしますよね。そしてバンドで合わせます。みんなで集まって、演ってみます。ところがこれが「イメージ通り」にならないことは、多々あります。「演ってみたら、イマイチだった。」なんてことは、四六時中あります。コピーなら、CD通りに演ります。でも相手は「録音物」。実際に生で演奏すれば、本人達ですら変えることがあります。またオリジナルなら、なおいっそう顕著に現れます。

 

「アレンジがしっくりこない」

 

「思ったより歌いづらい」

 

「カッコ良くない」

 

等々。頭の中・譜面上とはイメージが違うんなてことは、日常茶飯事に起きます。そうした時に、「カッコイイけど、難しい!」「決まればパーフェクトだけど、崩れたらアウト!」なんていうことが出てきます。はて?その時に、ドコを目指すのか?。
 
もしそれを演るために、「できるまで練習すること」を「完璧主義者」と言われてしまうなら・・・、私はその「言った人」とは、一緒にやれませんね。そうなると少なくともウチのバンド及び仲間は、全員「完璧主義者」ということになります。いや、私より上のランクのミュージシャンは、全員「完璧主義者」だと思います。「できないことをやる」から、練習するわけです。でもそれは、「その曲に一番合っている」とみんなが考えたもの。「できるまでやる」−その努力が無かったら・・・

なにも面白くないと思うんですが・・・
 
「何もかもうまくやること」−それはたしかに難しいです。バンドなら、全員の足並みが揃うことが必須条件になります。人によって「得意・不得意」もあります。だからっていちいちそこで妥協していたら、何もできないじゃないですか?。「できない」から、やるんですよね。「できること」は、練習などしなくていいわけです。
 

 
レコーディングにおいて、100回トライしてたった1回できたことを、「作品」として世に出すことはよくあることです。99回の失敗を経て、「作品」になったわけです。でもこれって・・・誰でもあたりまえにやってることですよね。ギター・ソロなどは、3回録ってその「良いところ」だけ繋ぎ合せたりします。ある意味「ズルい」ですが、逆から見れば3回ともその人が弾いてるわけです。また「間違った1箇所」を、差し替えることもあります。でも、その人が弾いているし、弾けます。その積み重ねで「作品」にするわけです。だからほんとに「100回弾く」こともありえるし、少なくとも私はその行為を不思議には思っていません。私も「弾けるまで」「歌えるまで」何度でもやります。それを完璧主義って言われても・・・。
 
それはバンドの練習でも同じだし、自分ひとりの練習も同じ。「あるところ」を目指して、何度も何度も同じことを繰り返します。そうやって「問題」をクリアしていくことが、「練習」なんじゃないのかな?。どちらかといえば、上に行けば行くほど、キツくなってくるもんだと思うけど。いわゆる「ハードルが高くなる」っていうこと。要求されることが、どんどん難しくなっていくわけだ。
 
 
アマチュアの人とやっていると、そのハードルが異常に低いです。なんとなく合っていると、「できた」ことになります。それで何度か嫌気がさして、そのバンドをやめてしまったことがあります。個人の練習の度合いも緩いし、みんなと合わせる基準も低いです。それは、コピーにしても、オリジナルにしてもです。
私は私がずっとやってきたことの繰り返しをしているだけ。いつもと同じように練習して、リハに行きます。その時点で、コピーなら「できているのが当たり前」。オリジナルであれば、なんらかのアイデアを持って行きます。また自分のパートなら、今できている時点のものは、完璧に弾けるように練習していきます。私はそうして行くことが、普通だと思っています。でも「いや〜、忙しくてさあ〜」なんて言い訳をされたら、私はムッきます。プロは練習することが当たり前。でもアマチュアでも「そうすることが前提だ」と考えています。私は忙しかろうがヒマであろうが、やることやってからでないと、とてもスタジオには恐くて行けません。エイプリルやその仲間たちは、みんなあたりまえに同じように思っているし、やってきますから。

 
「思いつかなかった」とか、「難しくて、まだ弾けない」は、許します(笑)。そう申告されれば、「やることはやった」と判断します。私はSE係なので(笑)、妙な音を出したり、変態的なエフェクターの踏み方をすることがあります。それは「その曲に必要だと思ったから」やっていること。必要だと思ったから、練習するんです。それを聴いたバンドのメンバーから却下されない限り、それはもう「やらなければいけないこと」なんです。一度決めたら、やるしかありません。それは、他のメンバーであっても同じです。
 
 
「完璧」を目指さなかったら・・・つまんなくないですか?。遥か遠い「できないこと」をやるのはバカですけど(笑)。「雑」にやりはじめたら、自分自身を否定することになると思いませんか?。特に今は私も、一介のアマチュアです。誰に命令されるわけでもありません。だからこそ、自分の中に「完璧という目標」を作っておかないと、ただのなあなあになって終りです。「雑」にやっても、誰にも文句は言われません。多少手を抜いても、そこそこにはできますし。だからこそ自分の中に「目標」を立ててやってるわけで、やる以上、他の人にもそれを求めてしまいます。
 
今、「歌入れ」をしています。DEC8さんも、らしいですね(笑)。まあ現役の頃から比べたら、練習量も少ないですし、退化もしています。1日目2時間、2日目3時間。それでもまだ自分にOKが出せません。ハタから見たら、バカですよね(笑)。2日間やってわかったのは、1回4時間が必要だということ。3時間目に入ると、やっと自分の良し悪しが判ってきます。「歌い方」を変えたりする余裕が出てきます。やっと「プレイバック」して、チェックしようかなと思うところまできます。なので今日、やっと4時間スタジオに入って、「及第点」までたどり着きました。普通みんなはここでやめちゃうケド、私は何度でもトライします。1度録れたから終わり、ではありません。何度でもやって、この歌の「完成」にたどり着くよう練習します。
 
でもそれって、今までも同じようなことはやっていました。何もこれが「完璧主義」だと思いません。「自分の理想」に向かっているだけです。自分が思う「自分の歌」に、合格点がつけられるとこまでやりたいだけ。自分の中にある「音楽」を表現したいだけ。いままでそうやってきたから・・・、私は他人にもそれを求めます。「音楽」って、そうやって作るものだと思ってるし。

 
今「70点」(笑)。赤点から脱出はできました。及第点ギリギリです。でも気持ちは、100点を目指しています。できれば、120点(笑)。「歌」ってそうやって録るもんだと思ってるし、他の楽器も同じ。私からすると、そうじゃない人のほうが不思議です。


若いミュージシャンの皆さん!!

「完璧」を目指して下さい!!

「なあなあ」「雑」「適当」よりも・・・

「完璧」の先のほうが・・・

楽しいものが見つかります。

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