Junk No, 030 Part1 |
Fernandes FR?? with FRT-5 Pro |
出身地 |
日本・・・だとおもうケド |
生息地 |
スター楽器 蒲田店 |
価 格 |
ありがとう価格の0円 (^O^)/ |
やったーーー!!\(^o^)/
ついに、「いい事」がやってきました。なんと・・・
スター楽器 蒲田店より、ギターの提供をしていただきました。ヤンヤ・ヤンヤ!!
お店でみんなが弾いていたもの。それをこのHPのために、実験台として、ご寄進いただきました。
ナベちゃん、金子君、さなえちゃん、ありがとーーー!!
というわけで・・・
ジャーン!!これダス!! 型番はわかりません。S−S−Hで、フロイドで、24フレットで、サスティナーは付いていません。そう高くはないと思います。FR−65ぐらい(笑)。 弾いて遊んでいたそうで、何もされていないって言ってたから、ひょっとして最初のメーカー弦のままかも(笑)。なので、Junk改造というより・・・
中古ギター 購入時メンテナンス大会〜〜っ!!
この路線で行きま〜す。いろいろウチには生息していないタイプなので・・・(^O^)/
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まず我が家にお嫁にきたので、
まずはメチャメチャ、弦高が低いです。フェルナンデスのこのタイプは、みんなこんなカンジで売っているのでしょうか?言葉で表現すると「ペチャペチャ」です。弦は009のようです。私が高めの弦高が好きなのと・・・多分このFRT−5の水平面の基準がプレートの裏面ではないか、と思われるので、弦高を上げていきながら、弾いていました。
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ありゃ?
なんか、弦がひっかかります。 |
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フレットに、小さなキズが付いていました。立てかける時に、コツンとぶつけたのでしょう。よくあることです。他にキズが無いことを確かめておきましょう。
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ありゃ?(笑)
ツマミがグラグラしています。ちょっと見てみると・・・ |
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高さも違います。このギターは1ボリューム、1トーン。引っ張り上げるとシングル−ハムの切り替えができます。どちらも緩んでいます。ついでに、切り替えスイッチも、グラグラでした。これは、きちんと閉めます。閉めるにあたって、裏蓋を開けました。 |
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かなりシンプルです。特別、問題はないようです。ハンダも手慣れたカンジです。もしもどこかに接点不良が出た時には、再配線することにします。今はそのままです。ついでに、アームの裏蓋も開けます。スプリングの調整が必要になるので、とりあえずみんなはずします。このFTRは、ボールエンドを切るタイプなので、アームの調整が終わったら、蓋を閉めても構わないですね。 |
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スプリングはFTRのほうが、かなり太くて長いです。間に2本見えるのが、普通のストラトのスプリングです。まあ増やすことはないので、3本あれば間に合います。 |
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これが、ヘッド部。ペグはGOTOHさんの、ロト・マチック・タイプ。ちゃんとネームが入っています。 |
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木は安そうですが、仕上げはきれいですね。さすがフェル、抜かりはありません(笑)。 でもって、弦を外しましょう。弦を外して、調整します。弦が張られている状態では、何もわかりません。 |
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ということで、弦を外します。弦を外すには、六角レンチが必要です。弦を外すと、ボールエンドはありません。弦が挟み込まれているだけです。 全部弦を外したら、とりあえず、ネックの状態を確認します。 |
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ネックは・・・大丈夫そうですね。反りはないようです。大きくマズイところはないようなので、各部を調整します。 まず、ツマミとスイッチを締めましょう。 |
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このギターのツマミは、六角レンチの芋ネジで締めています。フェンダーなどは、マイナスの芋ネジのものもあります。ちゃんと確かめてからやりましょう。適当なものでやってしまうと、自分のギターが可愛く見えませんよ(笑)。 |
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まずは、ポットの緩みを直します。この時に、裏蓋のほうのポット自体を、軽く指で支えてあげるといいですね。メガネ・レンチの10でピッタリです。他の部分も、多分同じはずです。グリグリ締めないで下さいね。キュッと締めれば、それで大丈夫です。ボリュームもトーンも締めたら、ツマミを付けてあげましょう。 |
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キチンと高さを揃えて、六角レンチで締めます。回してノブの底が、ボディに接触しなければOKです。引っ張って抜けないことも、確認して下さい。確認が終わったら、スイッチのネジも、増し締めしてあげましょう。裏から指で支えてあげると楽チンです。
はい、ピッタリの高さにつけました。切り替えスイッチも締めました。終わったら、蓋は閉めちゃいます。
っとその前に。他の人のHPで、「ノブが抜けない!」っていって、結局ノブを壊していたのを見たので。 ハット型・スピード・ノブ型など、ただ単に押し込んで止めているタイプは、時々外れなくなります。そういう時は・・・ |
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布をノブの下に入れてやります。薄めの生地のほうが、入り易いですよ。それを一周させます。 |
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これでグルッと一周しました。一周した布をさらに「Xの字」に交差させるようにして、布を上に持ち上げます。 |
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はい。このカタチで、ゆっくり布を絞るように持ち上げれば・・・ノブは抜けてきます。キツイからといって、無理やりやらないで下さいね。ポットのシャフトが抜けちゃうと困りますから。ゆっくり時間をかけてやれば、とれます。これなら、ボディもポットも痛めません。
それでは、ヘッドに移りましょう。 |
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案の定、ブッシュに触ったら、ユルユルでした(笑)。ちょっと1個、外してみました。 別に何もマズイところがあるわけではありませんよ(笑)。確認しただけです(爆)。 ペグは「ちゃんとしたもの」が付いています。これを、きちんと留めましょう。 |
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これもレンチの10ですね。あまりキツク閉める必要はありません。ペグが留まっていればいいんです。無理やりギュッと閉めると、ペグが本来の役目を果たせなくなります。全部きちんと締めて、次はペグの動きを確かめましょう。 え〜〜〜と、1・4・6弦が軽すぎます。1弦は最初からわかってたんですけど。これも、ネジを調整して、6個が一律になるようにします。 |
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わかっているとは思いますが、FRTでロックすると、このペグの部分は、直接的な影響がとても少なくなります。ペグの役目は、最初の基本的なチューニングっていうことになります。さて、それでは全然影響はないのでしょうか?そんなことはありませんね。FRTをロックしても、弦を引っ張る力は、ペグにはまだ掛かっています。ということは、「それ」でバランスがとれるように設計されたギターだということです。そうでなければ、ロックした後に、ペグから弦を取り払ってもいいことになってしまいます。 ただフロイド・ローズさんにとってこのロックからペグまでは、「厄介者」なんですね。だから自社デザインのギターは、ヘッドレス。ヘッドが無いデザインでした。でも逆に考えると、だからこそこの部分が、何らかの影響力を持っているということです。なので基本的メンテナンスとして、ちゃんと処置してあげましょう。 |
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ロック部分のネジも確認します。 |
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他にもネジはありますよ。締まっていれば、それでOK。無理やりは禁物です。
では、フレットの処理をしましょう。 |
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まずは「キズ」の処理から。プレートを使って、指板を保護しながら、金タワシ君−スチール・ウールでキズを消します。グリグリしてはダメですよ。静かに削って、滑らかに処理します。少量のクズは、ガムテープか、クラフト・テープで、ペタペタとってって下さい。金属クズなので、ピックアップにくっつきます。 |
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で、それが終わったら・・・フレットを一番クロス(笑)で拭いてあげましょう。他にキズが無いことを確認して下さい。ほんとはこれだけでもいいんですが |
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はい、ピッカピカになりました。 オイルは塗ってから、しばらくほっておいて下さい。ゆっくりタバコでも吸いましょう(笑)。タバコは大人のオアシスです(爆)。少し経つと、余計なオイルが浮いてきて、指板のヨゴレも一緒に浮いてきます。それを根気よく、ふき取ってあげましょう。オイルでベタベタのほうが黒っぽくてカッコいいんですが、こういったものは余計に付いていると、百害あって一利なしです。指板からもフレットからも、黒っぽいオイルが取れるまで、丁寧に拭いてあげて下さい。保湿効果はありますが、ガンガン弾いていれば、本来は必要の無いものです。今はあくまでも「メンテ」ですから。
これで弦を張る用意はできました。あとは、弦を張ってからの処置になります。 Part1はこれで終了。 とりあえず、弦を張ったあとに拭きづらくなるところだけは、キレイにしておいてあげるといいですね。全体を見渡して、確認して下さい。
私は試奏の時から、センター・ピックアップが邪魔なので、少し下げてあります。ブリッジは、逆に少しあげました。ついでに、フロントも下げています。自分自身のセッティングは、だいたいわかっているので(笑)。
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どんなギターであれ、「基本セッティング」はだいたい同じです。レスポールでも、テレキャスターでも、ストラトキャスターでも、ほぼ同じことをします。ウチのギターは全部やっていますし、同じことはリューテリアMK−目黒君も「基本セット」でやってくれます。私のギターは、2人の人間が監視してるってことです(笑)。だめなところは、即修理・交換です。 それからギターを評価してあげないと・・・かわいそうでしょう?(^O^)/ |