Report 005


Dooさん’s Report 05


前のメールでお伝えした韓国からギターを買った顛末をご報告します。

前にも書きましたが、自分が探したかったのは…

・Woodyな感じの美しいテレキャスター

・フェンダーがたまーに思い出したように作っては消えたピエゾ載せたり、アコーステッィクに寄ったテレキャスター

・「何だこの仕様は!?」というような変なテレキャスター

…と、まぁこういう物が安く売ってないかなぁ〜というのが動機でした。


木目の美しいテレキャスターは安めの物から高い物まで色々ありましたし、トップに彫り物された金属を貼った様なのもいくつもありました。まるっきりスタンダードなテレキャスターの方が少ない感じで、ハムバッカーをつけた方が多いくらいかな。今度韓国へ行ける時には楽器屋巡りが第一目的だなぁ〜等と考えつつ…でもシンラインさえもないのは何故?と各メーカーのサイトを調べながらも諦めがつかず…

そんな中で見つけちゃいました!「Swing Roxy TA-1」270,00ウォン

Swing Roxy TA-1


ダブルfホールにアコースティックブリッジ!
詳細写真が非表示になっているのは、メーカーのリンクが切れているんでしょうね。どう探しても「Swingのサイト」にこのギターはありません。テキストはコピペしたみたいで、表示されているので読めます。スプルーストップにマホガニーのバック&サイド、ネックはマホガニーとメイプルですね〜。

下の説明には・・・

「新しいブランドRoxyの最初の製品TA-1を紹介します。テレキャスター型のホローボディに、ピエゾピックアップを採用したセミアコ型。スプルーストップとマホガニーバックによるアコースティックサウンド、FTE-Air FM Equalizerが装着されました。」フムフム(^^)

「FTE-Air FM Equalizer」−韓国ではプリアンプとは表記されず、すべてEQと表記されているようなのでいいんですが、「Air FM」?ひょっとして…

 

「FTE-Air FM Equalizerは、ギターアンプがなくてもラジオやFM受信が可能なオーディオなどを利用して、FM放送音質で出力が可能なので、野外で自動車ラジオなどを利用していくらでも出力が可能です。」

 

やっぱりプリアンプにFMトランスミッター付きなんですね…いらないんだけど^_^;

にしても気になるのは「Swing」なの「Roxy」なの?。今まで見てきた中では別のブランドと認識してきたし、サイトを見ても別会社です。先のページにRoxyの説明もあったので見てみると

「Roxyはビンテージコンセプトの専門性を基盤に誕生した新しいブランドです。主にホローボディを始め多様なビンテージコンセプトデザインの開発中であり云々」

とあり、明らかにSwingの新ブランドとして紹介されています。???と思っていたらSwingの直営ショップを見つけました。直営ショップということで他社のギターは扱っておらず、取り扱いブランドが「Swing」「Smash」「Rush」「Roxy」の4つだけ!。サブブランドとしてSwingサイトにも紹介されている「Smash」「Rush」以外に「Roxy」も扱っているということは、どうやら関係ありですねぇ。両者のサイトを見比べたりしているうちに気づきました!。住所がごく近所!。それもソウル市内の繁華街などではない、ちょっと郡部の同じ市内の同じ町内です。これはもう勝手に推測しちゃいます。

「SwingがRoxyブランドを立ち上げTA-1を発表したが、その後何かの理由で親戚だか何かにRoxyの名前をあげて独立させた」

こんな事も韓国のショップの店員さんに聞けばすぐに答えてくれるのでしょうが^_^;

あれこれ考えたり調べたりしているうちに「Swing Roxy TA-1がどうしても欲しい病」にかかってしまいましたので、さっそく先のサイトの店に友達に行ってもらいました。答えは

 

「在庫ありません」(-_-;)

 

このサイトはどうやら在庫をリアルタイムで反映するのではなく、あくまで客とのやりとりで販売する姿勢のお店のようでした。がっかりすると同時に「どうしても欲しい病」は進行していきます。あちこちのサイトを見て回って。アコースティックに分類されてるサイトも見つけましたが品切れの表示(-_-;)

諦めかけていたときに、Swing直営ショップのトップページ・カテゴリー分けの上に「イベント商品」というカテゴリーがあるのに気づきました。何だろうとクリックしてみると・・・ありました!。いわゆる「ワケあり商品」のなかに「TA-1」。しかもワケありのせいで140,000ウォン\(^o^)/。ワケありの内容は・・・

 

「ブリッジにキズがあってボディの裏側にも擦り傷があるオールドストック製品」

 

との事、多少のキズなんてかまわない!買っちゃえ!!。ただ・・・ベトナム製となっています・・・。欲しかったのは「韓国ブランドの韓国製」ですが・・・。まぁ「韓国ブランドプロデュースの製品」ということで、買っちゃえ!!

さーて、どうやって注文しましょうか。前の友人はギターに興味ないし、度々の頼み事もしづらい。直接ショップに連絡をとっても、送金の手段が問題。実は韓国のWebショップでは、海外で発行されたクレジットカードが使えない所が多いんです。実際に店に行けば普通に使えるんですが、普通に銀行から国際送金すると、とんでもない手数料がかかるし・・・。という事で、韓国からの個人輸入代行を専門に行なっているサイトにお願いすることにしました。

韓ショップ


こちらは欲しい商品のURLを伝えると見積もりし、日本の銀行口座へ送金すると韓国内から注文し、届いた商品を日本へ送ってくれるサイトです。会員になった上で、専用掲示板でのやり取りというシステムが韓国的です。システムの性格上換金レートが若干上乗せされるのと、購入金額に応じた代行手数料がかかります。

10/26(金)の夜に申し込み


10/27(土)に見積もりがあり

商品代=10,780円 (140,000ウォンx0.077)

代行手数料=900円

予想国際送料=2,456.3円(31,900ウォンx0.077)

お振込み総額=商品代+代行手数料+予想国際送料=14,136円


この予想国際送料という表現は実際に商品を送る段にならないと確定できないので増減します。足りなかった場合は追い金、余った場合は返金または次回注文のために積み立て、どちらかが選択できます。

10/27(土)振り込み手続き、週末なので先方の確認待ち…

10/29(月)入金の確認とショップへの発注を済ませたとの連絡

10/30(火)荷物を日本に向けて発送したと伝票番号の連絡。

また送料が423.5円余ったので、払い戻しにするか積み立てにするかの問い合わせ。

11/1(木)商品到着

と、まぁこんな感じで金曜日に注文して翌週木曜日には手元に来ました!


ブリッジのキズは弦交換でピンを抜く際に付いたピン抜きの後でした。オレンジオイルでゴシゴシしたら消えました(^^)v。ボディバックのキズは知っていて注意して見ないと分からないくらいの擦り傷、元々アウトレット商品と知って買ったので気になりません。
 

 
自分のような初心者が具体的にギターについて報告するのははばかられるのですが・・・。写真から判るかと思いますが、ボディサイドは2層張り合わせでトップとバックがあって4層構造。トップにブレイシングはないようです。fホールのところはバインディングがあるように見えますが、単に塗装の塗り分けだけです。ネックは22フレットのツバ出し、微妙に斜めに付いていますが、ねじ穴加工しなくても戻る範囲。

  

 
ただネックの仕上げが…マホガニーって生地が荒いじゃないですか、それをきちんと仕上げないまま塗装した感じでビミョーなごつさを感じます。様々な民族楽器を見てきた自分にとっては許容範囲!とか思ってましたが…TA-1を弾いた後にテレコスティック弾くと「弾きやすい!」って思うということは…多分ギタリストの皆さんにはNGでしょうねぇ^_^;

このギターの出自を考えるとヘッドに「Swing」か「Roxy」のロゴは欲しいので、いずれ韓国でジャンク物探してきてネックを取り替えるか、又はこのネックに仕上げを施して再塗装するか考え中です。音はこのボディですからやっぱりセミアコな感じです。生でも音はしっかり聞こえますが、テレコスティックと比べてさえアコースティックとは言いがたいです。アコギ用のマルチエフェクター(ZOOM A2.1u)通すと、アコギらしい音を作る方が難しいです。開き直ってニッケル弦張ってG3Xを買おうかなぁと思案中です!目指せジョニー・ラングってな感じで^_^;

そうそう、FMトランスミッターは試してもいませんが・・・。電源スイッチを入れないとプリアンプが効かないので、知らないうちに近所迷惑になっていないことを祈るばかりです^_^;
 

 
こうやって韓国のサイトで見つけたギター、実際に店に行って買えばちょうど10,000円位の物が、日本にいてパソコンの前で買って13,700円ほどでした。もちろん楽器は触って買わなきゃ!という意見には大賛成ですが、ちょっと冒険してみて楽しかったので報告させていただきました。

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私も・・・ほすい〜〜〜!!!(爆)
ええやん、ええやん。これなら「見栄えの勝利」でしょう(笑)。「なに、これ?」の嵐(爆)。音など、二の次、三の次です(*^_^*)。ましてや誰も知らないブランド。ここままハードオフに持ち込んでも、それなりの値が付くのでは(笑)。問題は「ネック」のデキですね。ここさえクリアしてしてしまえば、あとはどうにでも出来ます。ピエゾを代えちゃうとか、プリアンプをパスしちゃうとか(爆)。テレコスティックやアリアの廉価版で、ずいぶん学びましたから(*^_^*)。

にしても、これが13,700円なら、日本では飛ぶように売れると思うんですが・・・。まあフェンダーにしてもスクワイヤーにしても別メーカーにしても、「フェンダー・ヲタク」の心理がわかってないからなあ〜。RandyさんもDooさんも「こういうギター」なら買うんだよね(笑)。「フェンダー・ヲタク」は、「売ってる商品」に高級感なんて求めないから(爆)。欲しいのは「治せ直せば使えて、可愛いヤツ!!」(^O^)/。みんなで「何?コレ??」を所有して、喜ぶ人種だから。私も・・・ほすいよぉ〜〜〜!!!(爆)

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