Ibanez XF350GB-BFK FALCHION & 家宝ギター(^_^)


みっちー@役者志望の初心者さんで〜す(笑)
遠慮することはありません。ギターに値段などは関係なく、我がコが可愛いいのは、どこの親も同じです(笑)。
ということで、メール&写真で愛器のご紹介。ちょっとめずらしいのがあるので・・・
解説付きで〜す(*^_^*)

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みっちー、役者志望の初心者です。いつも楽しく読ませていただきます。
私はプロどころかまだろくに弾くこともできない初心者ですが、書いてあることは読むうちにだんだんと理解できるようになってきて、今では毎日更新を楽しみにしつつ、同じ記事を繰り返し読んでおります。
さて、そんなただのギター初心者がメールさせていただいた理由ですが、コラム101回目のQQQに出てきたエフェクター?アンシミュ?を最近さわっていたからなのです!。私が触った時の感想とほとんど同じことが書かれていて驚きました。音の変化やボタン類を動かしただけなので本当にさわっただけの感想ですが、私の少ない音の経験でもよく歪むなーと、そんな音でしたが、私はディストーションがガッツリかかった音が好きなので、比較的好印象でした。
そうそう、実はここの影響でG5を買ってしまいました。自分が使いこなすのはかな〜り先になるでしょうが、何年でも楽しめそうなので後悔は全くないです。
ギターが好きなら誰でもOKとういことは知っていましたが・・・。しかし、よく考えれば最初は誰でも初心者、そしてときたさんのHPには初心者の投稿は比較的?少な目。ならば私が先陣を切ろうかと思います。
 
ギターはまだまだ弾けなくてもいいじゃないか!

音が出ることが何より楽しい!
 
覚えたコードひとつやふたつでも、ジャカジャカしてればサイコーだ!

そんな立場の初心者でも、このHPを楽しむことができると世界(笑)に発信してください。
さて、ギターですが、写真を撮って送らせていただこうと思います。
今までの投稿やときたさんの所持しているものとは全く違う、変形LOVEの初心者の身の丈にあわない、しかしいつか弾きこなす決意のギターです。改造等はしておりませんが、今の私はそれで満足しています。満足しなくなったときが新たな音楽への進化となるのでしょう。
 
 
まず一枚目、これはバイト先で文字道理の超絶大特価で購入しました。
 

 
と、言いますのも、最初はリアが音がでなかったんですね。家に持ち帰ってから全体をきっちり掃除してトグルスイッチのホコリを洗浄したところ見事復活、我が家の一員として仲間入りしました。このギター、かのフォトジェニックのレスポールシェイプ用ブランドMAISONでございます。
ただ、最近の通販ラインナップには出てこないのでかなり古いか、もしくは現在のMAISONとは別の存在かも、と思っております。

音はどうこうと言えるほどギターに触れていないのでなんとも言えませんが、フロントは甘めのハムバッカーサウンド、リアはピックアップが少し上げてあるのもありますが、ハイパワーで歪みやすく、ピックアップ切り替えだけでクリーンとODの変化が可能という面白いセッティングです。これは家に来たときからこのセッティングでしたが、音量バランスも気にならなく、何よりそのOD気味サウンドが気に入ったのでそのまま使っています。各種つまみも掃除したらガリが消えて我が家の「エレキ三姉妹三女」となっております。
 
ただ、二枚目の写真でわかるでしょうか?
 

 
ネックポケットに明らかすぎる隙間が見えてしまうのが気になるところです。
 
 
続きまして、我が家のエレキ三姉妹の長女、私が最初に買ったエレキギターでございます。
アイバニーズの廉価版、GIOシリーズGRX90です。
 

 
この子はみての通りのH-S-Hのアイバニーズらしい構成。基本型はRGシリーズをベースにパーツや木材で値段を押さえているものだと思います。ピックアップの音はリアとフロントで特性にあまり差はなく、恐らく位置による違いが音に反映されているものと思います。センターも恐らくは廉価仕様のものだと思います。

 
しかし、私もときたさんも大好き「G5」のエフェクト乗りはよく、普段居間今に置いておき、すぐに手に取り、気の向くままにジャカジャカ、時間があればアンプとエフェクターにも繋いでギャンギャンと、とても愛着のある一本となっています。ちなみにアームもシンクロタイプでフローティングに出来るのですが、私はこのギターでドロップの曲の練習をする予定なので、ガッツリベタ付けになっております。


続きまして、一旦休憩。
私の本命の前に、わが父から譲り受けた親子二代アコースティックを紹介させてください。
 

 
このギターは、全く不明、父も友人からもらった物らしく、ヘッドにもボディにも、勿論ホールから中を見回してもメーカーロゴは見当たりません。
ホール内にはメイドインジャパンの表記があるので、恐らくはその昔のギブソンコピーの内の一本なのだと思います。音はこのギター以外のアコギを知らないので、何も言えません。ただ、私個人の感想では、鈴のなる、というかシャリーンというネットのいい音評価はこんな感じなのでは?と思わされる音がなります。
 

 
こいつはブリッジに特徴があって、アジャスタブルブリッジという各弦ごとに弦高調整が効くタイプになっています。これはギブソンで1963年頃から標準になったらしいので、ある意味ジャパンビンテージとか言われる年代の代物で、持ち主よりも年上の先輩ギターです。こいつはずっと手元において、いつか息子や娘に、何てできたらいいなと思っています。


さてさて、次が最後の一本です。エレキ三姉妹次女にして、唯一の漆黒ボディ。
ときたさんのページに紹介されることは恐らくこの場以外では無いであろう一品でございます。
 

 
アイバニーズXシリーズ、XF350GB-BFK FALCHION(ファルシオン)←公式名称です(笑)
 

 
こいつはもう見た目に一目惚れ。見付けたその場ですぐに迷い、その日の閉店ギリギリまで思案して、最後にはローンで買って帰ってしまいました(笑)
 
こいつはアイバニーズオリジナルのアクティブピックアップが搭載されています。アイバニーズのメタル向けシリーズらしく、エフェクトを噛ませると気持ちよく歪んでくれて、最近ではディストーションでギャィィーンと鳴らすのが気持ちよくて仕方ないです。
ギター自体はなんとボリュームツマミ一個だけという漢仕様、ただ、アンプでもエフェクターでも、かけてやったらその分しっかりと反応が返ってくるので、ほんの少しの作業で好みに近づいてくれてとてもかわいいやつです。ネックもときたさんがコラムに書かれていた、カッチリくると言うのをこれでもかと実感する握り心地です。しっかりと作られるとはこう言うことなのか、と。
 
ブリッジはアイバニーズオリジナル、エッジ3トレモロユニットがのっています。チューニングが一度あってしまえば、後は高低1音以上の激しいアーミングでもずれることなく安定しています。もう、曲が弾ける弾けないではなくて、ギュゥゥンと鳴らすのが最高です!。いや、いずれは曲の中でキメたいですが(汗)
 
ちなみに、こんな激しいボディですが、体へのフィト感は意外にも抜群、この辺り、アイバニーズの世界的メーカーらしいこだわりが感じられます。ただし、今の私はこいつを十二分に鳴らしてやることが出来ません。この強烈なパワーは今の私には扱いきれないのです。
だからこそ、今はこのギターを満足に鳴る、いや、メタル好きの私としては心行くまで吠えることができるだけの実力をつけるため、精進していきます。

 
初心者のギター話は至らない点、間違っている点多々あると思いますが、これが今の私です。
ここからこのHPで学び、進化していきますので、これからもよろしくお願いいたします。
 
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みっちー@役者志望の初心者さん。ありがとうございます。

このMaisonとIbanez。色合いが同じですよね。こういう揃え方・・・好きです(笑)。
色が同じでタイプが違うとか、同じタイプで色違いとか、そういう揃え方が好き(^_^)。なんとなく「ギターがわかっていそうなコト」を、アピールできます(爆)。曲によって持ち替えたりすると「オッ?」ってなりません?。まあ昔の人はそれを「こけおどし」とも言いますが・・・(ーー;)

で、なんすが・・・早速ですが、解説です。
2本目にでてきた「先祖伝来 家宝ギター」(笑)。私、コレ、知ってます(爆)。

こっからは長いですよ〜。覚悟して下さい。思いっきりウンチクと推理です(笑)。

このギターは・・・

 

TOMSON(トムソン)TGF-351
 
ジャジャーン!!(笑)。「ニ光通販」でおなじみのトムソンです(*^_^*)。

はい、はい、そこの人!!「ニ光通販」の名前を聞いて、引かないように!!(爆)。この「ニ光通販」、今でいう「サクラ楽器」と言えば、わかってもらえるでしょうか。ネットがまだ無かった頃、雑誌の通販として有名でした。言わば「廉価版」のはしりです。とはいえ、大学出の初任給が10万円に満たないころに、2万円以上したギターです。今の2万円とは、価値が違います。違いますが・・・やっぱり「廉価版」です(^_^;)

でもね、そんな簡単なことで私が「ウンチク」なんて言葉を使うはずがないでしょ(笑)。

 

 
これが、TGF-351です。もう一回、みっちーさんの上の写真、見ます??

 

 
なんか・・・違わない?

そう、ピックガードが「DOVE」=「鳩さんマーク」じゃないですよね?

実は、それだけじゃないんです。

 

 
左がみっちーさんのギター。右が、TGF-351。ブリッジの下に丸ポッチ=インレイがあるんです。コレ実は・・・

みっちーのギターのほうが、正しいギブソンのコピー。このブリッジ「チューン・O・マチック(TOM)」っていうんですが、よくよく見るとこれも違ってます。みちーさんの方は、スタッド・ボルトの外側が切れていて、TGF-351には切れ目がありません。じゃあ、TGF-351じゃないの?

 

このトムソンTGF-351は・・・いやトムソン自体が、OEM生産の走りで、いくつかのメーカーが関わっています。

一番有名なのが「木曾鈴木バイオリン社」。TGF-351は、これが表示されているもののが一番多いんです。

 

 
右が2番目のOEM。「すがの木工製作所」。このネームと、上の2枚の写真で気が付いた人はスゴイ!!。これ、内部をよーく見てください。

「木曾鈴木」はセンターにブレイジングが無く、「すがの」にはブレイジングがあるんです。つまり「木曾鈴木」は裏から見ると単板に見えるように貼り合わせてあり、「すがの」はマーチンのようにセンター・ラインがあるデザイン。同じモデルでありながら、作り方が変わってるんです。

 

 

でも、そんなもんじゃ驚かないのがJunk工場長です(*^_^*)。もっと、驚くべきことがあるんです。

 

 

真ん中が「木曾鈴木」。ブランド名が貼ってあるタイプ。右が「すがの」で、もろギブソンタイプのプリント。このプリント・タイプは、「木曾鈴木」にもあります。じゃあ、左の「Lyle」は何??

驚くべきことにコレが第三のブランド「マツモク」なんです。「木曾鈴木」のインレイに対して、「すがの」のインレイはカタチがちょっと違いますよね。これは「木曾鈴木」が正解!。ギブソンにドンピシャなので、「マツモク」は同一のインレイに戻しました。でこの「Lyle」の正体はというと・・・

これが「海外輸出ブランド」なんです。「マツモク製トムソンの海外輸出ブランド」。なので当然、国内にも流れているものがあります。

 

 
この右側のギターが、それですね。ブリッジにインレイも確認できます。これは間違いなく「マツモク製」。でも・・・ヘッドのロッド・カバーが白。国内に流通している「トムソンTGF-351」、あるいはノーマルなブリッジのDOVEモデル「トムソンDW-35」には、この白カバーが確認できます。

 

話を元に戻します(笑)

みっちーさんのギター。「マツモク製」に良く似ているんですが・・・「ヘッドがノー・ブランド」「ボディ内にシール無し」「ロッド・カバーが黒」「DOVEじゃないピックガード」。そして極め付けが・・・ボディ内の「Made In Japan」の刻印。ここから導き出される答えはひとつ。

 

「完全 アメリカ向け輸出仕様モデル」

 

これですね。アメリカに向けて輸出するのに「木曾鈴木」「すがの」「マツモク」のブランド名など、なんの役にもたたないわけです。必要なのは「日本製」ということだけ。そしてその中には・・・「Made In Japanの刻印すらないモデル」もあったハズなんです。これは当時の時代背景が絡んできます。当時のアメリカにおいても、「ギブソン社のギター」はけして安いものではありませんでした。とすれば「廉価版」が欲しいのは、今も昔も同じです。「日本製DOVEのコピー・モデル」を見て、アメリカ人はビックリしたことでしょう。あまりにデキがいい「廉価版」なわけです。とすればコレを輸入して、自分達に都合のいいブランド名を入れて、尚且つ「DOVE」の最大の特徴である「ピックガード」をノーマルなものにしてしまえば・・・。これなら、ギブソン社に文句は言われません。どう見ても「DOVEのコピー」ではなくなっています。「ピックガードのデザイン」にしても、「バックのセンター・ライン」にしても、どちらかというとマーチンに似た印象を与えます。でもあきらかに「DOVEの革新的なブリッジ」。きっとアメリカでは、全然違うブランド名で売られていたことでしょう。今現存したとしても、アメリカ人が日本の事情など知るワケもありません。「DOVEのようなギター」としか認識できません。これ、実は日本においても「トムソンDW-35」には、「別ブランド名のヘッド」が存在しています。

 

 
なんか、どっかにもそんな話がありましたよね?(笑)。同じものなのに、違うブランド名。同じギターなハズなのに、違うモデル。

今も昔も・・・やることは、あんまり変わってないんですね\(^o^)/
 
楽しいでしょ?。「ギター」には、こういう楽しみ方もあります。

みっちーさんには良いものを見せていただきました。

 

さて・・・(笑)

どんなコレクションでも構いません。

好きなものは好き。それがすべてです。
さあ、あなたも参加しませんか?
いつでもお待ちしております。

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