Report 06

G3/G3Xについて


えーとですね(笑)。

このレポートの前に、Randyさんにメールを送りました。それは・・・

 

G3/G3X専用外付けペダルFP02には、踏み込みスイッチがあるのか?

 

G3Xのペダルの下には1つフットスイッチが付いていて、いわゆるターボ・スイッチのような機能があります。私がG3を使うにあたって、外付けペダルをどうしようか迷って、G3と一緒にFP02を購入したRandyさんに、メールを送った次第です。その回答編が今回の内容です。

ではでは・・・

 

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残念ながらFP02にはスイッチ付いてませんね〜、ペダルのみです。買ってからG3/G3Xの説明書を見たら、G3Xにはスイッチがあって、ペダルをアサインしたエフェクトのON/OFFが出来るそうで、あらら〜っ、FP02にはスイッチ付いてないよぉ〜、G3Xの方が良かったのかぁ?と思いました。ペダルスイッチをうまく使えば、最大4つのエフェクトのON/OFFをコントロール出来ますからね。って事はスイッチ増設をするためにはG3の筐体を開けて、基板から配線を引き回す必要がありますね。(私もG3とG3Xはたぶん共通の基板だろうと睨んでいます)

でも実際にライブで使ってみると3つのON/OFFで足りないと感じる事はほとんどありませんね。むしろ3つでも持て余すほど自由度が高いです。7つまで行かなくとも、一つのパッチで4つぐらいのバリエーションが出せるので、普段のライブならBANK Aだけでほとんど足りる感じです。この自由度と音の良さを味わうとG2Nuには戻れませんね。

私が面白いと感じているのは、同じパッチを2つ並べて、1番長押しの表示を前半と後半に分けることです。
パッチを2つ使いますし、パッチを移動する際の音に縛られはしますが、6個全てのエフェクトをON/OFFすることが可能になります。(ライブでの実用性が高いとは言い難いですが、音を作るときには便利かも)
また同時押し(踏み)のリスクはあるものの、足だけでバンク移動ができるようになったことも大きいです。G2NuだとBANK移動に別売りのフットスイッチが必要で、それが無い状態ではA0からC0へ移動するのに10回踏む必要がありましたが、G3だと同時踏みを2回でOKです。これでやっとバンクの概念が生きてきて他社並みになりました。今までのG2シリーズでは、本体のフットスイッチではパッチNoのアップダウンしか出来なかったので、バンクを分けている意味が薄く、何十回もフットスイッチを踏まなければならないことがままありました。
あとはステレオが楽しいですね。アンシミュの後ろにステレオコーラスや短いディレイなんかでステレオに振って2台のアンプに出すと、プロが複数のアンプで出してるような立体的な音場が簡単に得られますね。私がいつも使っているのはDean MarkleyのDMC-40という、JCを小さくしたようなステレオコーラス搭載アンプですので、G3の出力をステレオリターンに入れれば、とってもコンパクトなステレオシステムの出来上がりです。

 

Dean Markley DMC-40
 

また大きな音で鳴らせない自宅などでは、PC用のアンプ内蔵スピーカーをヘッドホンの代わりに入れるとイイ感じです。ステレオ効果もしっかり再現できますしね。

さてG5/G3のコラムを拝読しておりまして驚いたのが、
>どうしてG3をあんな風な使い方をするんですか?
という質問が来た件です。
まぁ、どう使おうとユーザーの勝手ではあるのですが、そうやって使わないのになぜG3?って問い返したいですね。
全部パッチにして切り替えるだけなら、他社のマルチやG2でもできます。
「普通のマルチとしてパッチ切り替えで使う」「マルチなのにコンパクトを並べた操作感」が同居している事こそがG3の一番の売りだと思っています。
好みのアンシミュでクランチ音を作っておいて、OD、TS、ブースターなどでリアルタイムにブーストしたり、コーラスやフェイザーを足したりできるのが他のマルチには真似できない最大の魅力でしょう。
しかも好きなエフェクターを選んで、好きな順番で自由に並べたパッチを瞬時に切り替える事も普通に出来るんですから…高額なラックエフェクターにしか出来なかった事を、このサイズ、この価格で実現しているのは凄いの一言です。
これで、パッチの中から画面に出すエフェクトを3つ任意に選んで(実際の並び順に関係なく)表示・切り替えすることができれば無敵なんですがねぇ。

キャノン出力を使った常時チューナーはとても実用的で素晴らしいアイデアですね。
私はロングディレイをほとんど使わないので、結局いつものボリュームペダルをG3の後ろに置いてチューナーアウトを使っていますが、パッチ切り替え操作と干渉しない常時チューナーが必須アイテムであるという意見には大賛同です。

肝心のZoomのFP02は重さが軽くストロークも短いので微妙なコントロールが難しくて、ちょっと私の肌には合いませんでした。現在はリバーブやディレイの深さ調整のみ(しかも「浅い」と「深い」の切り替えのみで中間はほぼ無し)に成り下がっています。

G3はG2Nuの10倍、MS-50Gの100倍は使い甲斐があって、とても気に入っています。特にMS-50Gとの比較では、使えるエフェクトの種類に差はあるものの、そう大きく変わらない性能なのに、画面とフットスイッチが増えただけでこんなにも違うものかと驚きます。こんな凄いデバイスが1万円ちょっとで買えるとは、なんともいい時代になったものですね。

おっと、さらっと回答するつもりが、またまた長くなり始めてますね。
ここで昔話なんか書き始めたら、とりとめが無くなってしまいますので、この辺で自重します。

参考になれば幸いです、でわ〜

 

 

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