これが、「スタンダード・モデル」。「Bベンダー」に、「ドロップD」−6弦を「E」から「D」に落とせる機能が付いて
ます。私のは、これです。これの「Bベンダー」のみが、「ウィル・レイ・モデル」。「Dr K モデル」などに付いてる
タイプです。
こちらが「ウィル・レイ・モデル」です。
「ドロップD」機能以外に、ほんの少し、違うところがあります。
まず、ここで問題です。どうやって、2弦を「Bベンダー」まで通すのでしょうか?
この「Bベンダー」。パーソンズ/ホワイトのタイプも同じなんですが、2弦を取り付ける位置が他の弦とちがう
ところ、その「Bベンダー」機工の一部に付けることになります。従って、「ブリッジを超えて」、2弦をセットしま
す。幸いなことに私にはTL-BBがあったので、「2弦を通す仕組み」は、わかってました。ところが・・・。
この「2弦を通す」のにもっとも適しているのは、オールドタイプの「三連ペグ」なんです。
これがTL-BBのブリッジ部。
これは私が削ったのではありません。TL-BBは最初からこの加工がなされたブリッジなんです。理に適って
るでしょ?「パーソンズ/ホワイト」さんの時は、これでこまることはなかったんです。
ところが・・・
私のブリッジは「6連」。しかも、ごっつい最新の「改良型」。
そこで、提案!
「そうだ。テレキャスのブリッジ、全部揃えちゃおーーっと!」(爆)。さっそくESPのお店に行って・・・。
「すいません。FJにのせられるテレキャスターのブリッジ、全部見せて下さい!」(笑)
結局、タイプの異なるブリッジを2種類、購入。BBとこいつと、あと2つ並べて・・・
「うーーーん、三連以外、ムリかも・・・」
ちょっとピンボケぎみだけど、右がフェンダーのパーツ。左は社外品。 3連と6連なんだけど、それぞれ
「弦の溝」が切られているの、わかるかな?右のほうには、「加工の跡」がある。でも、「Bベンダー用」に
は、二つとも不向きでした。4種類のブリッジを付けては外し、外しては削り、また付けて・・・その繰り返し。
ついでに・・・
「ストラトにつけられないかな〜?」(笑)。自分の中で、勝手にムチャブリ。それから、あーでもない、こーで
もない・・・。何個、ブリッジや、コマを削ったことか(笑)。おかげで今は・・・「小型のサンダー」を持ってます(笑)
もちろん、リペアーショップにも、相談しました。ただこの「Bベンダーの取り付け」に関しては、私に「一日の
長」があるんで・・・。結局は「改良型6連ブリッジ」に「溝」を付けることで、解決としました。
これが、現在の状態。
このコマとブリッジに「溝」を掘り、そこに「チューブ」をあてて、摩擦をなくします。この「チューブ」、「Bベン
ダー」の「付属品」です(笑)。というのも、もともと「Bベンダー」のストリング・ガイドになってる「バネ・アーム」
部分に「付けろ!」って書いてあるんです。いわば、純正品(爆)
でも、なくしちゃうのは・・・目にみえてるよね(笑)。それに先んじて、同じモノを捜したら・・・ありましたありま
した。見つけたのは「釣具屋」さん。これでもう、一生大丈夫(笑)
取り付けは簡単。基本的には「ストラップピン」で固定するだけ。でも・・・なんども取り外ししてるうちに「スト
ラップピン」がゆるくなってきて、固定が甘くなってきちゃいました。固定が甘いと、お尻でアームを押した時、
本体が「浮いちゃう」ことがあるんです。ところが、「ウィル・レイ・モデル」は、「ストラップピン」の横にネジ穴
があって固定できるようになっている。そこで、私も同じ改造をしました。
ネジ、ネジ・・・(笑)
これで、完了。もう一生、「Bベンダー」をはずすことは出来ません。外せば、ネジ穴が残る・・・(笑)。
今は、表側からも、固定しちゃおうかなとも、思ってます。ほんとにはずすことはないから。
実はフェンダーからでている「Dr K モデル」の初期型には「ウィルキンソン」のブリッジが装着されてました。
これが、ブリッジのコマの裏側に穴が開いていて、Bベンダーには最高の逸品だったんですが・・・・
製造中止になってしまいました(泣)。徳武さんは、何台かもってるらしい・・・(笑)
それと「ウィル・レイ」が使っている「レオ・フェンダー」さんのブランド、「G&L」のモデルには、オリジナルの
ブリッジがついていて、これもBベンダーには、ピッタリ。私は「苦肉の策」として、「裏通し」じゃないテレキャ
スター用のブリッジに、「裏通し」用の穴を開けてもらい、専用のブリッジを作ってみようかなあ〜(笑)なんて
いう、考えもあります。うまくいったら、報告しますね。
これが、実稼動部。なかなか巧く撮れませんけど。
ついでに、「ドロップD」を動かしたところ。
Dr.K Country Guitar Technique File
こいつは・・・はまりまっせ!!(爆) 徳武さんの名曲、「キース」も弾けるようになっちゃうし(笑)
徳武さんのHP ものせておいたほうがいいね。ヒップショットに興味があったら、避けて通れないし(爆)
ちなみに徳武さんのアルバムもいいけど、私は幸宏さんとか、ムーンライダースでのプレイも好き。
あと、桑田靖子ちゃんの、元気な声も聴けるし(爆)。おっと、話がそれてきちゃった。
「ドロップD」も原理は同じ、音程はネジ。テコを引き上げると、弦が緩む機構。最近は、「ドロップD」は
「イマジン」を演る時ぐらいしか使わないんで、使用してません。台の部分はガッチリしてますが、軽量
化のため稼動部は「アルミ」でできてるので、軽いです。取り付けても、さほど「重さ」は感じません。操
作もスムーズです。必要なところには最初から、「グリス」が塗布してあります。
「ヒップショット」の本体裏側には、「布」が貼り付けてあり、ネジ止めしなければ、ギターを痛めることが
無い作りになってます。オールドギターにも優しい、「プロ仕様」ですね。
直接稼動させる「アーム」は、六角形でネジ止め。なぜ六角形かというと・・・
「丸」だとネジが緩んだ時、「ブラブラ」になっちゃいますね。それと・・・
「お尻の大きさ」が人それぞれ異なる為、「アームの位置」を変えられる工夫がなされてます。
思いつきで作ったんじゃないことが、随所からわかります。よく、考えられてます。
いったん「アーム」を付けてしまうと、ギターは立てかけられません。
っていうか、「Bベンダー」を付けてしまうと、普通にギターを立てておくことも出来ません。
「裏向き」にしても、だめです。「Bベンダー」が床面にぶつかります。
できれば、スポンジを仕込んだ「ハードケース」に入れておくのが、理想的でしょう。
「普通のギター・スタンド」もダメです。「ぶらさげタイプ」でうまいヤツを見つけるか、
「裏向き」に置くしかありません。
ステージの上で、カッコよくギターを取り上げて、ストラップをかけて・・・・
「Bベンダー」を装着したその日から・・・ムリです(笑)。
「Bベンダー」を使う時は、少し斜めを向いてこっそり使わないと・・・「お尻、フリフリ」が・・・(笑)。
お〜〜〜い、たかお〜〜〜!!徳武さんって・・・、どうしてる?(笑)ケースはもちろんフライトだけど、
スタンドはどんなヤツ?どうやって置いてるの?サブにも「ヒップショット」、マウントしてるの?今、徳
武さん、アンプ、何使ってる?(笑)エフェクターは、何かましてる?ナイショで・・・おしえてくれい!!(爆)
番外編
その昔・・・(笑)。かなり、バリエーションがあったんです。今でも「オープンチューニング専用ブリッジ」
とかはあるんですが。もっともっと、面白いものがあったんです。
そのひとつが「パーム・アーム」と呼ばれるバリエーション。
簡単に言えば、1本の弦を動かせる「アーム」。普通のアームのように押すと「音程が下がる」仕組み。
この「パーム・アーム」、実は最高、6本まで増設可能(笑)。つまり、全部の弦が単独でコントロールで
きるアーム。「ザ・バーズ」の「ロジャー・マギン」が4本ぐらい付いたやつを使ってたけど、かなりムズイ
らしい(笑)。どっかに写真があったはずなんだけど・・・・見つけたら追加しておきます。
「パーム・アーム」も「オープンチューニング専用ブリッジ」も「ドブロ」に付けてる人は、見たことあるんだ
けど、普通のギターに付けてる人は、なかなか見かけません。でもドブロを弾かせたら世界NO.1の「ジ
ェリー・ダグラス」が、付けてるのを見たときは・・・・ ショック!!ただでも「超絶プレイ」のドブロなのに、
「パーム・アーム」なんか使われた日にゃ、そら、あんた、もう・・・誰も近寄れません(笑)。
コレは通常では売ってない「パーム・アーム」付きのバージョン。
取り付けるとこんなカンジ。