Junk No, 034

Ibanes GA27STCE-TRD-2Y-01


出身地

中国

生息地

島村楽器

価   格

19,800円

私は「ガット・ギター」を2本所有しています。ウチ1本が今回紹介する「アイバニーズ」です。
なぜこれを選んだのかというと・・・安かったからです(笑)

 

もう1本所有しているガット・ギターは、本来「クラシック・ギター」と呼ばれるものだと思うんですが「YAMAHA」です。40数年前、私が10歳の時に初めて買ったギター。もうボロボロで・・・(笑)。一応「バーカスベリー・タイプ」のピックアップが付けられ、「ドブロがわり」に練習に使っていましたが、グヤのラップ・スティールが来てからはそれも終り。今はお役ゴメンで、「思い出のギター」として守護神になっています(笑)。

 

このアイバニーズを買おうと思った動機は、やっぱり「ナイロン弦の音」が欲しかったから。ナイスなタイミングで島村さんのお正月セールに、格安ででていました。なので・・・宮城県内の島村楽器めぐりをして、一番ピッタリのフィーリングのものを買いました。たぶん、10本以上試奏したハズ。

 

♪エンジ三兄弟〜(^_^)v

決め手は「エンジ色」というボディ・カラー。ウチの「エンジ色」兄弟にしたかったから(笑)

微妙に色合いが違いますが「テレキャスター」「テレコスティック」に続いてのエンジ3兄弟の末の妹です。 

これは「塗装不良」ということでした。よ〜く見ないとわかりません。それでも検品で落とされて、「目玉商品」ということで店頭に。これを買うときに、「ドコが不良?」という私の質問に、「ココです!」と店員さんが即答したので決めました。自分の店で売ってる商品ぐらい、ちゃんと答えられる店員さんがいないと、とうてい買う気にはなれません。

 

ボディが薄いです。厚さは「60−70mm」。エレアコなので、「本体の鳴り」はある程度でいいんです(笑)。操作性重視・可搬性重視です。音は・・・AG−Stompを通すのでそれなりでも大丈夫。けっこうちゃんとしてます。

こちらが正式な主要データーです。

・Body Top : スプルース単板
・Side & Back : サペリ(合板 胴厚:60−70mm)
・Neck : ナトー(14Fジョイント)ワンピース
・Nat/Saddle : Ivorex2
・ナット幅:46.0mm*58.0mm
・スケール:650.0mm
・ネック厚:21.0mm*22.5mm(1F*7F)
・EQ:Ibanez AEQ303-3バンドEQ
・専用ハードケース&シールド付属

こちらが「プリアンプ部」。スライドが3バンドEQ。大きいツマミがボリュームで、その隣の小さなポッチがスイッチです。下の四角が電池BOXです。私はAG−Stompを通すので、ここはあまりイジりません。

ネックはモロに「ガット・ギター」です。私は子供の頃からずっとこの太さだったので、「ネックが太い」と思ったことはありません。なのでエレキのネックは、みな細く感じます。

ストラップ用のピンは、標準でここに付いていました。いつも座って弾いているので、まだストラップを付けたことがありません(笑)。

作りに高級感はありません。もともと、そう高いモデルでもないし。ようは「ナイロン弦の音」さえしてくれればいいわけです。それには充分、答えてくれています。部屋で弾くにも、充分な音量があります。っていうか、夜には弾けない音量です(笑)。なので今、音源はアップできません。そのうちに足しておきます。
ただし思ったより軽くはありません。見た目からすると、ずっしりきます。これも選んだ決め手の1つ。確信があるわけではないのですが、なんとな〜く重そうなほうがいいかなあ〜と思って(笑)。

大変なのは「弦の管理」。ナイロン弦は、張ってから3日間ぐらいは、ジャンジャン伸びてきます。それが安定するのが、3日後ぐらい。なのでライブで使う場合は、きちんと計画的に弦を換えないと、痛い目をみます。よほどのことがないと弦が切れることはないので、ライブがない限り弦は張りっぱなし。
今は「アーニーボール」のブラック弦です。オシリがポチッとなっていて、止める必要が無いタイプ。この「弦の止め方」が40年経ってもヘタです。このタイプの弦じゃないと、交換は一大行事になります(笑)。一生、得意になるとは思えません(爆)。それと・・・「弾き方」かな。

通常の「ビブラート」−弦に対して直角のビブラートもできないわけではないんですが、やっぱりこのギターには「横のビブラート」のほうが似合います。「クラシカルな響き」になります。
「ネックが太い」と「押さえにくい」と思われがちですが、必ずしもそうでもありません。隣り合ってる弦との間隔が広いと、指が余計なところに触れるっていうのがなくなります。まあそれでも指を立てて、コード全体をビブラートで揺らす、なんていうのはガット独特のもの。弾いてるだけで「気分」に浸れます。

やたら長ったらしいモデル名とシリアルです。下には小さく「Made in Chaina」と正直に申告されています(笑)。

もう、どこが不良なのかも忘れました(笑)。そのぐらい微妙です。この値段で「ハードケース付き」ですからね。

超お気に入りです。

アイバニーズは「アコギ」っていうイメージはないんですが、意外と廉価版のアコギをリリースしています。けっこう面白いラインナップになっています。調べてもあまり出てこないんですが、お店に行くとあったりします(笑)。どこがOEMなのかも、知りません。私は「現物主義」なので(笑)。

YAMAHAのAG−Stompには「ナイロン弦」のセッティングが最初からあります。なおかつ、コーラスも使えます。おおよそ常識からは考えられないことですが(笑)。
このギターが欲しくなったきっかけは、玉置クンの「メロディー」が歌いたかったから(笑)。ウソです(爆)。

私の大好きなケニー・ロギンズも使ってますし、チェット・アトキンス大先生も弾いています。これを見た時は、ほぼ発作的に購入。そのわりには、ずいぶん試奏したけど(笑)。

決め手は佐橋君かな。佐橋君も国産のエレガットです。ギブソンの「チェット・アトキンス・モデル」は、ソリッド・ボディ。でも弾くからにはやっぱり「クラシカルな響き」が欲しいわけで・・・(笑)

で、YAMAHAやTAKAMINEを試したんですけど、あんまり代わり映えしませんでした(笑)。っていうか、良くわかんない!っていうのが実際。「どれも、まともジャン!」みたいな(爆)。なおかつ「エンジ色」(笑)。決め手のかなりの比重を占めました。
 
私がナイロン弦を使うのは「オープン・コード」「ドロップD」「オープンG」が多く、クラシックからはほど遠い「なんちゃって」です。ですので、ギターも「なんちゃって」で充分。それどころか、これ1本あってくれるだけで「考え方の幅」が広がります。いつでも「ナイロン弦の音」を使えるわけですから。特に「弾き語り」でナイロンの音があるのは、強い味方です。
  
DEC8さんが買っていたので、対抗してみました(笑)。もっと先に出せばよかったですね(爆)。

この「エレガット」というジャンル。国産の能力は高いです。「安かろう悪かろう」ではありません。プリアンプでちょっと手を加えれば、充分な音がでます。
 
「弾き語り」「ソロ・ギター小作品」には、ピッタリです。いろいろサウンドを変えられますから。ここまできても、エフェクターかい!!って突っ込まれそうですが・・・(笑)。私にとって「作品」は、すべて「禁じ手なし!」(爆)。思いつくことは、すべてやります。ただ・・・ナイロン弦にディストーションを掛けても、役にはたちません(爆)。AG−Stopm以外でエフェクターを使うとしても、最低限SPXかREXになります。あとはVSTですね。

でも・・・G5なら、なんとかなってしまいそうな気もします。リバーブやコンプが、かなりハイグレードなので。
ただ基本的には・・・やっぱり「ナイロン弦」。このギターでしか出せない響きですからね。

 

長所

安くて、お手軽。その割には、ちゃんとナイロン弦の音(笑)。「なんちゃって」には最適です(爆) 

 

短所

正体不明(笑)。定価も売値も、よくわかりません。なので・・・「中古に注意!」です。

意外とまともそうに見えるので、中古の値段が高めに付けられています。中古としての適価は「1万円ちょい」です。1万5千円では高いです。19,800円っていうのも、このぐらいだったような気がするだけで、もっと安かった気もします(笑)。ひょっとしたら9,800円だったかも(爆)。今でも時々、島村さんに「目玉商品」として出ることがあります。型番の「27」が「定価」だとすると、19,800円が正当な価格だと思います。なのでここにくる人は・・・注意して下さいね(*^_^*)

 

これの「正規品」で、「黒」があります。それは正規の値段のほうが多いみたいです。2万ちょいぐらいが売値。それは、正当な価格だと思います。

それとこれのすぐ上のモデルがあって、黒もエンジもあります。ただし、プリアンプの形状が違っていて、すぐにわかります。3万円前後で売られているハズ。それはネックが「マホガニー」。その2点の違いで、値段が上がります。これより、もう少しまともだと思われます。黒もなかなか精悍で、カッコイイですよ。

 

総評
たった1曲だとしても、これが有るのと無いのじゃ大違い。「心の余裕」です。それと晴れた日曜の午後にナイロン弦をポロ〜ン(笑)

リッチでセレブな、大人の気分です(笑)。これほど「ギターによって弾く曲が変わる」って、ハッキリしてるヤツもいません。「禁じられた遊び」ですら、リッチです(笑)。心とおサイフに余裕のある人には、オススメです(^O^)/

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