Column 107


ひとつのJC−120


みなさん、お元気ですか?(^O^)/

お久しぶりのブリブリブリッコです(笑)

予定外の最悪な年度末が来てしまったのと、クロコダイルのライブがあって、更新が途切れてしまいました。

でもね、やることはちゃくちゃくとやってるんですよ(●^o^●)

新しいギターの話は、次回にとっておいて・・・(爆)

今回はクロコダイルに「Blade」を連れていきました。そう、小谷さんからいただいたギターです。

ことのほか気に入ってしまって(笑)。今やメインの1本に昇格しています(^_^)v

メンバーからも、お客さんからもツッコまれました(爆)

 

「あれ?ギター、変えたの?」

 

「何、それ?」

 

「黒じゃないんだ!?」

 

等々(^_-)-☆

ステージの明るいところに置くと、いっそうシースルーになって見えます。色味としては、ギブソンのSGに近いカンジ。自分でもビックリしました。ココしばらくは「赤ビル」で固定していたので、ことのほか反応が大きかったです(笑)。私と言えば、「テレキャスター」ですので。

 

で、いつものようにZOOM G3+JC−120だったんですが・・・。またもや、大きく疑問点。どうもG5は相性がいいんですが、G3になると思うようにコントロールできません。同じハズなんですがねえ〜。なんかG5ように、スッキリ抜けてくれないんです。G5は自信を持って使えるんですが、どうもG3は・・・(笑)。ということで・・・

 

思いっきりG3の使い方を変えました。ライブ終了後、2度程スタジオに入って、テストしてきました。G5は今まで通り、例の「オール0」セッティングが似合うんですが、G3はあまり相性が良くないようです。

   

  
一家に1台、JC−120です(笑)

私が通っている「渡辺スタジオ」−通称ドンスタには、全室コレが入っています。クロコダイルでも、コレを借りています。なので、「対G3用セッティング」を考えるべく試行錯誤して、ある結論に達しました。

  

  

おなじみのフロント・フェイスです。いつもはボリューム以外、すべて「0(ゼロ)」で使っています(笑)。

これをですね(笑)、「対G3用」にまったく使わない事にしました。それは・・・

  

 
これがJCのリア・パネル。いつもは「コーラスのON/OFF」だけ使っています。そうです。この「CH−2 EFFECT LOOP」に、G3を繋いでしまうことにしました。つまりはG3を「プリアンプ」として、JCのパワー・アンプ部だけを使うセッティングです。なぜ今までそれをやらなかったかというと、「コーラスのON/OFF」が欲しかったからです。
 

 

この「SB−2」で、コーラスのON/OFFをしていました。ただ、ステージのリハの時点からあれこれ音的に不満が出てきて・・・そこで心機一転。G3は「G5とは別物」として考えることにしました。

いや、実際には中身は同じなので、うまくいけばG5のセッティングもコチラにしようかとも思っています。だけど・・・(笑)

わかりますよね(爆)。「リターンの端子」=ステレオ・リターンになってますよね(^_-)-☆。当然、使わない手は無いなと(爆☓100)

 

で、G3のOUTからステレオで出して、JCのLOOPのリターンへ。

 

「???」

 

ホントにステレオで動くの?(^_^;)

 

 

結論

 

ステレオで動きます。必要なのはG3のエフェクターの並びで、「ステレオになるもの」を最後尾に置くこと。いわゆる「ステレオ・コーラス」や「タップ・ディレイ」のようなヤツ。これはG3をヘッドフォンで聴けば、すぐにわかります。いくつものステレオ・エフェクトがあります。条件は「最後尾に置くこと」。途中に入れて、最後尾がモノラルのエフェクターだと、効果が無くなります。これでJCが、爆音でステレオで動作します。することはしますが・・・

 

「セッティングが、コレ用になってしまいます」

 

これ、嫌がる人もいるかも。

普通どんなアンプでも「プリ部」をコントロールして、「パワー部」で増幅します。ところがこの繋ぎ方だと、「パワー部」はフル・パワーで増幅されます。そうなんです。G3ですべてをコントロールしなきゃいけないんですね。

ノーマルなセッティングだと、ギターアンプの音量はアンプのツマミで調整。今回の問題とは逆で、パワーをかけたい時だけ、ブースターのようなモノを使います。ところがこのセッティングだと、何もしなければ状態は「フル・パワー」。まずはG3の「GLOBAL」を呼び出して、「JCの最高音量」を決めなくてはいけません。これ、どういうことだかわかります?(笑)

 

いわゆる通常の「信号をブーストする」というのが、できなくなります。やってみればわかりますが、「JCのフル・パワー」は、想像以上に音がでかいです。G3からのマスター信号をかなり絞らないと、ほどよい音量になりません。ということは、かなり信号を絞るわけです。さすがにこれでMAXで鳴らしたら、耳が潰れるかスピーカーが吹っ飛ぶか、どちらかになるでしょう(笑)。爆音が大好きな私でも、G3を50までは上げられません(爆)。

と言うことは「アンプをドライブする」ということを捨てなければなりません。すべての音を「G3で作る」ことになります。アンプのツマミは、ひとつも使えません。通常のトレブル・ミドル・ベースも、G3で調整することになります。そこで登場するのが、G3の「アンプ・シミュレーター」なんですが・・・

 

これが「合う・合わない」が、かなり強烈に出てきます。しかもそのアンシミュの「合う・合わない」が、ギターにより変化します。今回は「赤ビル」と「Blade」を持っていったんですが・・・。「赤ビル」は、ひじょうにアンシミュを選びます。「赤ビル」が本来持っている「高域成分」が、出すぎてしまいます。そのまま「Blade」に変えると、なんでもなかったりするんです。で「Blade」ベストなセッティングにして今度は「赤ビル」にすると、ハムはちょうどいいのに、シングルではペラペラなんてことが・・・。

 

なので次には「アンシミュを使わないセッティング」に。これでそれなりの音を作ると、こんどは「突き抜けるような高域」が足りません。当然ですよね。アンシミュには「プレゼンス」のコントロールがありますが、これを普通のエフェクターでやろうとすれば、パライコが必要になってきます。普通にある「アンプのツマミ」も、G3で代用しなければいけません。でもね(笑)

 

丸々3日間、G3にかかりっきりで結論に達しました。「G3+JC−120」は、この使い方が正解(^O^)/。特に「ハイゲイン系のアンプ」を使いたい人。騙されたと思ってやってみて。ものすげー超ド迫力の音が出るから。

  

「JCって、こんな音まで出るの?」

  

(笑)

ハイゲイン系のエフェクター、ハイゲイン系のアンプ。なんでG3に入っているのか、やっと理解できました(笑)。どっちでも、ド肝を抜かれるような超低音まで出ます。「ギターの種類」「G3のエフェクト選び」。これさえ判ったら、とんでもないサウンドが出ます。何もしなけりゃ、JCはフル・パワーで鳴ってるんですから(笑)。

逆に「クランチ系」「アメリカン・ロック系」の人は、最初は苦労するかも。自分のギターのどの周波数帯が抜けてくるといいのか?が、なかなか難しいです。なんせ、アンプのツマミはありませんから(爆)。「平均」がないんです。

 

「最初からクライマックスだゼイ!」
   

  

ZOOM G3から見ても、JC−120から見ても、まったく新しい側面でした。G3は今までの考え方から、ガラッと考え直す必要があります。でも・・・面白いです(笑)。しばらくはこれで遊べそう(爆)。そのうちに「JCダイレクト用パッチ」も上げます。

ということで・・・

 

 

   

Let's Rock!! (^_^)

 

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