Column 114

おこちゃま用業界用語(-_-;)!


   

どーにもこーにも、バカの増殖が止まりません(笑)
 
勝手な解釈は結構なんですが・・・
  
「モノを知らないバカさ加減」の宣伝はしないほうが・・・(爆)
  
「用語」が誤解されています。これが「誤解」のうちはいいんですが、それがさも当然のように会話されて、尚且つ、あたかも正解のような口ぶりで使われると、会話がかみ合わなくなります。いくつかの「用語」が気になったので、「バカでも判る」ように説明しておきます。これを踏まえて=意味がわかってなお、「便利な新しい用語」なら、私も素直に受け入れます(^O^)/
 
 
 
まず・・・「Aメロ」「Bメロ」(笑)
 
ハイ、これを見て下さい。
  

   

スタジオに出入りしてる人や、音楽でメシを喰ってる人にはおなじみの「譜面」です。
まずこの「Intro」「A」「B」という表記。これを「リハーサル・マーク」と言います。

これは文字通り、「リハーサルの時に、指示を出すためのマーク」です。
 
「じゃあ、Bの部分から行きます、ワン・ツゥ・スリー・フォー!」
 
「Cのところから録り直しま〜す。Cの4小節前から出しま〜す。」
 
「歌の2番のBの8小節だけ、録り直しま〜す。」

  
このように、「どこから?」という会話が必要な時、「何小節目」では、とても判りにくいですよね。

それを判り易くするために考えられたのがこの「リハーサル・マーク」です。
  
で一般的な邦楽の曲は「ツー・ハーフ」でできている曲が多いです。この「ツー・ハーフ」というのは、「歌の1番・歌の2番・間奏・サビ」の構成になります。いわゆる「歌謡曲」では、このパターンが基本。その中の「歌の1番」の部分。
 
まずは「イントロ」がきます。「イントロ」は「前奏」です。2度と出てこないから「前奏」(笑)。ただし「歌の1番」と「歌の2番」の「繋ぎ」に使われることもあります。その場合でも、イントロはイントロです。イントロを繰り返す場合、「正規の五線譜の表記」「リピート・マーク」等で、「そこに戻る」よう表記されます。でも、イントロはイントロです(笑)。
 
そして「歌の1番」の最初の部分。ここにリハーサル・マークの「A」が来ます。そしてサビに行く前(この譜面で言うと「C」がサビと考えて下さい)に「A」から一度メロディが展開します。「A」とは異なるメロディ「B」が来るわけです。そしてサビである「C」が来るわけです。なので・・・
 
これを「Aメロ」「Bメロ」と言います。
 
「C」はサビなので、あまり「Cメロ」とは言いません。サビはあくまでもサビです。これも理由があって・・・
 
いくら「ツー・ハーフ」の曲が多いからといって、全てが同じわけではありません。曲によっては「Aメロ」の次に「A'(ダッシュ)」がくることもあります。「Aメロのちょっと変形したモノ」が来る時があるんですね。その場合は「B」ではなく「A'(ダッシュ)」と表記したほうがわかりやすい時があります。そうするとサビは「B」になります。
また、演歌や唱歌などでは「B」が無い場合があります。「Aメロ」から直接「サビ」に行ってしまううんですね。この時もサビは「B」になります。なので、「Cだからサビ」「サビだからC」ではありません。これはあくまでも、
 
「パターンとして、慣例として多いので、

『Aメロ』『Bメロ』という言い方ができた」
 
これが正解です。なので・・・
 
「イントロが無く、いきなりサビから始まる曲」
  
もあります。チューリップの「心の旅」みたいな曲ですねフルッ!(笑)。その場合、譜面上のリハーサル・マークの表記は、そのドあたまのサビが「A」と表記されます。けして「サビだから何」っていう風には決まっていないものです。ただ単に「パターンとして多かったから」Aメロ・Bメロという言い方ができてきたんです。
  
これは「適当」なものなんかではありません。あくまでも「五線譜上の表記」のために付けるのがリハーサル・マーク。

演奏する人が判り易くなるよう、考えられたものです。
  
そして今現在。「ツー・ハーフ」の、最後のハーフ=サビの前に、「ブリッジ」がくるパターンが多くなりました。この「ブリッジ」という言い方も、このパターンが増えてきたたために作られた言葉です。「ツー・ブリッジ・ハーフ」の流れになります。そしてそのブリッジの後ろに、「大袈裟なサビ」が入ることがあります。これを、「大サビ(おおさび)」と呼ぶことが多いです。「ツー・ブリッジ・間奏・大サビ」ですね。なので今の曲は5分が当たり前になっています。こういった「楽曲のカタチ」「楽曲の構成」は、時代とともに変化していきます。
  
この「大サビ」と「ブリッジ」。混ぜこぜに使っても間違いじゃありません。もともとただ単に「判り易い名前・呼びやすい名前」を付けただけ。外国では通じませんし(笑)、「ブリッジ」は意味が違う時もあります。「ブリッジ」のかわりに「フック」という、「別パターンのメロディまたは間奏」が入る場合もあります。転調を指す場合もあります。これはただ単に言葉・用語として、多くの「音楽関係の仕事」で、「使いやすい」「理解し易い」言葉として、定着したものです。
  
「Aメロ」「Bメロ」は、リハーサル・マークからきた、便利な言い方。なので「ツー・ブリッジ・間奏・大サビ」では「E」「F」「G」「H」と、リハーサル・マークは増えてきます。できるだけ増えないよう、「わかりやすくリピート系の記号を使う」のが、五線譜の基本なんですが。これを「Aから」とか「Bから」と言わない、あるいは区別しているその訳は・・・
  
そう。ここにいるギターの弾ける人は判りますよね。「ギターのコード名」と混同するからです。「Cから」「Dから」って、その「コード名」が五線譜に記載されてたら、紛らわしいでしょ?。なので「Aメロ」「Bメロ」って、「区別する言い方」になったんです。
  
  
とりあえず・・・これでいいですか?(笑)
  

次に・・・(爆)
  
「プロデューサー」については、ブログで書きましたね。

ついでにということで、これと最も混同しやすい「ディレクター」です。
  
「プロデューサー」が総合職なのは、わかっていただけましたか。

それに対して、直接陣頭指揮を取るのが「ディレクター」です。

これはですね・・・
  
多くの場合、「レコード会社の人」になります。レコードの製作部門で、いろいろなディレクターがいます。レコード会社=レーベルの場合もあります。その会社の中には当然、「歌謡部門」「演歌部門」「ロック部門」などあり、それぞれそれを得意とする人がいます。ウチのバンドのディレクターはもともと、演歌のディレクターでした(笑)。
  
実際にはこの人が指揮を取って、レコーディングが進みます。「楽曲を手直しする」「歌詞を直す」など、レコーディング中に「そのアーティストにとって、最も良いであろうカタチ」を整えてくれるのが役目です。指揮官であり、憎まれ役でもあります(笑)。「怒鳴る」「怒る」も、この人の役目(爆)。与えられた期間・予算の中で、アーティストの力を120%引き出し、レコーディングを終らせるようにします。もちろん「楽曲に関する相談」や「歌詞の手直し」なども、役目です。アーティストに、直接的なサポートをします。この「直接的」っていうのが、「プロデューサー」との大きな違い。プロデューサーは「次」を進行するために「いないこと」があっても、「ディレクター」無しでレコーディングが進行することはありません。最終的な「OK!」も、この人の判断にかかっています。プロデューサーが裏方サポートだとすると、ディレクターは弾よけ・風よけになってくれる、直接サポートと思えばだいたい当たってると思います。
  
「ここに、フル・オーケストラ入れたいねぇ〜」
  
なんて、ディレクターは言うだけ(笑)。フルオケを入れるのに、どのぐらいの手間と予算が掛かって、どれだけスタジオ料金がかさむか、ディレクターはよく知っています。ディレクターが勝手にフルオケを呼んで、使ったりすることはできません。それを実現するとなると、プロデューサーの登場になります。
  
だたし、この「プロデューサー」と「ディレクター」。「レコード会社のディレクター」じゃなければ、仕事の内容が重なったりあいまいになることもあります。どこまでがプロデューサーで、どっからがディレクターという、明確な線引きはありません。また「コ・プロデューサー」という肩書きもあります(笑)。クレジットでは、「どういう役目だったか?」「なんと呼ばれたいか?」(爆)、で書き方が異なっています。ただ通常のメジャー・レーベルでは「ディレクターはレコード会社の人」です。「第一製作部」とか、そういう部門に所属しています。「レコーディングの際の総責任者」ってことですね。なので・・・
  
直接的に「曲調が変わった」とか「歌い方が変わった」っていうのは、どちらかといえば「ディレクターの影響」のほうが大きいです。レコーディングの時に、直接歌唱指導もしますから。彼らは「音楽のプロ」ですから。「レコード・CDを作るプロ」ですね。直接の細かいアドバイスは、圧倒的にディレクターのほうが多いです。
  
で、なんですが(笑)。洋楽にはあまり「ディレクター」という存在がでてきません。洋楽での「レコード会社のディレクター」は、「レコードを売るプロ」のほうが多いです。というのは・・・「フリーのレコーディング・スタジオ」がとても多く、レコード会社のスタジオも、「そのまま貸し出すシステム」のほうが多いからです。あまり録音や楽曲にクチをだすディレクターという職業はありません。まったく無いわけではありませんが、その場合多くは「プロデュース」と表記されます。それと、「エンジニアと兼任」する「プロデューサー」「ディレクター」が多いです。つまりは、「録音に関する、一切合財の責任者」ってことですね。
  
基本的に日本では「プロデューサー」と「ディレクター」は異なります。「サウンドが変わった」「曲調が変わった」って言う時には、ドコの誰のせいなのかは、確かめてみないと判りません。ましてや、「アレンジャー」もいますから(爆)
  
  
  
ということで「アレンジャー」に話を移します(笑)
  
「○○の×××っていう曲は、△△のパクリだ!!」
  
また、この話です。バカですね、コイツら。「パクリ=盗作」だとすると、そのパクリは「歌詞」または「メロディ」のことになります。基本「盗作」は「アレンジ」には、適用されません。あまりヒドい場合は別として。そしてこの子供達の騒いでる「パクリ」は、じつは「アレンジ」「編曲」及び「演奏」の部分に当たります。あれ?「作詞・作曲」して「アレンジ」して「自分で演奏してる」って・・・B'zの松本さんぐらいじゃない?(笑)。あと・・・布袋様?(爆)。「パクリ・盗作」が、「歌詞」「メロディ」ではない場合、それは本人ではないんですが・・・(爆)
  
まあこの際、「売れてる人」ってことで話を進めますが(笑)。彼等・彼女等は、楽曲を作ることはあります。歌詞だけ、メロディだけのこともあります。でもそれ以降。「アレンジ」「編曲」や「演奏」は、その「売れてる人」じゃありませんよ?(爆)。「イントロ」や「間奏」、「リズム・パターン」や「リフ」、「使用楽器」や「音色」を決めるのは「アレンジャー」=「編曲者」です。そしてそれを「他の誰か」=「ミュージシャン」が演奏するか、PCによる「打込み演奏」になります。この「売れてる人」本人がやってないほうが普通ですからね。
  
そして最近の「作家サン」たちは、「曲を作って、アレンジをして、演奏を作って納入する」ってパターンが多いです。これ、その「売れてる人」本人じゃありませんからね(笑)。代表がヤスタカですね。「作詞・作曲・編曲・演奏」すべて演ります。でもそれが誰かに似てると・・・「きゃりーなんとかは・・・」「パフュームは・・・」っていう言われ方をします。この表で歌ってる人、「アレンジ」も「演奏」もしてませんから。この「売れてる人」が「作詞・作曲」をすることはあっても、「編曲」「演奏」はしませんよ。ましてや、イントロや間奏は作りません(爆)。「パクリ」の矛先がズレています。
  
この「売れてる人」は、誰でもいいんです。48系のコ達でもいいです。48系のコ達は、自分達の曲を誰が作って、誰が編曲して、誰が演奏してるか?なんて、まったく知りませんから。せいぜい、みんな「秋元さんが作ってる」って思ってるだけです(笑)。レコーディング当日まで、その曲のことなんか知りませんし。そこで初めて聴いて、練習させられて、歌入れするだけです。それも、1回だけ(笑)。あとは、機械で直します(爆)。よしんばそれが「何かのパクリ」だとしても、本人達には無関係です。
  
なのでこの「パクリ」を騒いでるコは、ほとんど「楽器をやってないコ」なんです。楽器をやり始めると「パクリ」=「学習」ってことにすぐ気が付きますから。騒げば騒ぐほど、バカを宣伝してるようなものなんですが・・・。
  
「ファッション」って・・・みんな「パクリ」なの、知ってます?(笑)
ズボンが太い・細い。ネクタイが太い・細い。襟が太い・細い。あるいは、チェック柄・水玉柄・ガラモノ・色使い等々。周期的にグルグル回って、昔のモノをパクッて新しくしたように見せてるだけです。10年〜15年周期で、ファッションは元に戻ってきます。その都度、名前を変えたりはしますが、基本「昔の焼き直し」です。君の着ているファッション、パクリですよ??(爆)
  
  
で、もう1つ(笑)
  
ミュージシャンをいつから「アーティスト」を呼ぶようになったの?
  
  
(笑)
何度か、ネットで目にしてませんか?(笑)
バカだねえぇ〜、コイツら。知らないんだ??(爆)
これは「MTV」が発祥です。今でも使ってるでしょ?
  
「Pick Up Ar〜tist!!」
  
良く聴くでしょ?このフレーズ。80年代にMTVがガンガン流れて、そこからこの「アーティスト」っていう言い方が広まったんです。誰も気付いてないようなので、書いて置きます(*^_^*)
  
しかし、まあ(笑)。
「音楽」が「芸術」なのが、よっぽど気に入らないんでしょうね。「ミュージシャン」や「シンガー」や「バンド」を「アーティスト」と呼ぶのが、よっぽど気に入らないらしいです。こういうヤツらが、音楽をネットで売り歩く連中なんでしょうね。CDが「ジャケットを含めた総合芸術」なのを捨ててるくせに。
   
ピンク・フロイドの「狂気」や「原子心母」なんて、完全に「ジャケット込み」の音楽でしょ?。音を思い出す前に、あのジャケットが頭に浮んでくるほうが先じゃない?。私は、ほとんどのアルバムがそうです。サンタナのCD(当時はレコードですが)なんて、横尾さんのデザイン込みじゃない。それほどの「総合芸術」を勝手に捨てといて、「アーティストと言うな!」って・・・あまりにも身勝手でしょう。それとも、なんですか?。みんな自分のバンドでCD作るとき、ジャケットなんてどうでもいいの?。気にならないの?。自分の意見は言わないの?自分の好きなバンドの「お気に入りのジャケット」は無いの?
  
みんな、貧しい人生を送ってんだねぇ〜(笑)。ジャケットの写真1枚だって、カメラマンが必死で撮ってるんだよ?。ジャケットのレイアウトをしてるデザイナーは、芸術じゃないのかな?。「歌詞カード」「ライナー・ノーツ」1枚にしても。キチンと考えて作ってると思うんだけど。それの中心にいる「ミュージシャン」や「シンガー」や「バンド」を、「アーティスト」って呼んじゃダメなの?。ふ〜〜〜ん。じゃあ、そういうくだらないものだけ聞いてれば?(爆)。少なくとも私の好きな「ミュージシャン」や「シンガー」や「バンド」は、みんな「アーティスト」だけどね。
  
  
  
じゃあ最後に・・・もう1つ(笑)
  
「字ハモ」
    
バカですねぇ〜、こいつらは。
  
「ハモリ」は、歌詞のある部分で行います(爆)
  
それ以外は通常「コーラス」と呼ばれます。つまり「字ハモ」は、二重に同じ事を言ってるだけです。

「未だに未解決」です(笑)。「重い重量物」です(爆)。「ゆとりはバカ」です(爆×10000)。
  
「ここ、ハモってくれる?」
  
っていうのは、「歌詞のあるところ」でしょ?。それ以外は「ここは、コーラスにしよう。」です。

歌詞のないところ、どうやってハモるんですかね?。何をハモるつもりなんでしょう?(爆)
  
これも「子供達のカラオケ業界用語」です。「適切な言葉」を知らないために、勝手に作った言葉。「造った造語」(笑)です。それをあたかも得意げに使ってるんで、バカが光って見えます。「2人でツイン・リード」ですからね(笑)。どうやったら「違うんだよ」って教えてあげられるんでしょうか?
  
  
  
まさに「バカにまで浸透したインターネット」です(笑)

笑いを振りまいてくれて、ありがとう(爆)

さらに、バカに磨きをかけて下さい。

ほかの人は、誰も教えてくれませんからね。もうみんな、教えるのもバカらしいと思ってますから(爆)。

ギターも「オールド」と「ビンテージ」と「現行機種」があったハズなんですが、いつのまにか「ビンテージ」と「現行機種」しか無くなりました。3つのことは覚えられないんですね、きっと(笑)。2つが限界なんだと思います。「バースト」と「レスポール80」は、同じ「ビンテージ」に括られてしまいました(笑)。まあ、誰も死にはしないんで、いいんですケドね(^_-)-☆

       

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