ジャンクへの道 その4 ジャンクは、「時間」と「根気」
 



 

ジャンクギター再生って、自分でやるんじゃないの?(笑)。頼んでばっかジャン!(爆)。その割には、いろんな

 

こと知ってるでしょ?なぜでしょう?(笑)。今でも・・・ヘンな加工をしたボディとか、ストラトのヘッドをテレキャス

 

に削ったネックとか・・・部屋にゴロゴロしてます(笑)。散々、やったんです。「目止め」して、1回だけ塗装したス

 

トラトのボディとか、ストラトのボディに、テレキャスの穴加工して、アーム穴開けたヤツとか(笑)。
 


ただ私がたどり着いた結論として・・・プロに任せろ!(笑)。素人がやっていいことと、悪いことの「境目」が、

 

よーーーくわかってしまいました。



ただ・・・みんな、やってみたいよね、一度は(笑)。「時間」と「根気」のある人は、それなりに勉強すれば出来ま

 

す。「ギターの規格」や「ギターの仕組み」がわかれば、出来ないことではありません。ドコにその「線」を引くか

 

は、その人の自由。全部やりたい人もいるし、全部お任せの人もいるし。私も「今は」お任せに近いですが、散

 

々やったんです。何本、素材をダメにしたことか・・・(汗)。ただ、1回塗装して、乾燥に1ヶ月かけて、研磨して、

 

塗装して、また1ヶ月乾燥させて・・・。そんなに・・・待てん!(笑)。せっかちだから(爆)。今やって、明日スタジ

 

オで使いたい!(笑)。だから・・・いい加減、パーツ類は売っちゃおうかなあなんて、思ってます。でも、オークシ

 

ョンもめんどくさいしなあ(笑)。



と言いつつ、未だに「素材」をさがしてたりして(笑)。目的の「改造」にぴったりの「素材」を(爆)。私の欲しいギ

 

ターって、なんだか高いのが多いんだよねえ〜。その上、「色」とか「仕様」とか、細かいとこが「わがまま」だか

 

ら。いいなあ〜、と思って見てると、「ハンドメイド」。工房製の高いヤツなんだよねえ、こまったことに。市販品

 

じゃ、ツマンナイ(笑)。お金を貯めるか、自分で作るか。でも不思議なことに、どっからかは、来てくれるんだけ

 

ど。いつのまにかあった、みたいな(笑)。




「ジャンク」に最初に必要なものは・・・「工具」だよね。もちろん「素人」なんだから、「最低限」ね。ドライバーは

 

大小から精密まで。なんだかんだで、必ず使うようになります。とりあえずは必要になった時に、100円ショッ

 

プ!みたいな(笑)。ほら、男の子って、「道具に惚れちゃう」じゃない(爆)。あと、ニッパーとか、カッターとか、

 

ペンチとか。だんだん増えてくるんだけど。それは・・・しょうがないの。ペンチだって、普通のペンチ、ラジオ・

 

ペンチ、精密ペンチって、だんだん増えてくる。

 


だから、最初からじゃなくていいんです。いいんですけど、ものには「適材適所」っていうのがあって・・・。「これ

 

じゃ、やりにくい!」って思ったら必ず、「別な工具」があるはず。それはリペア工房に行って見てみたり、DIY

 

屋さんで研究するしかありません。いじる場所によっては、入らない工具もあったりするから。たとえば・・・半

 

田鏝−ハンダゴテ。メンドクサイし、奥が深い。凝りはじめると「オールド」のハンダを取り寄せるまでになっち

 

ゃうから。私も一応セットでは持ってますが、あくまでも緊急用。普通は目黒君におまかせ(笑)。

 

 

ハンダでつけるのは、基盤やポットだけとは限りません。

 

シールドを作ったり、直したり。私はシールドを「剥く」のがヘタなんで、「ストリッパー」なんかも。

 


 

ブリッジをいじって、「弦高」をかえようかなあ〜なんて思ったら・・・必要なのは「六角レンチ」。
 

 

しかも・・・
 


インチとセンチがあったりするんで、結局こんなになっちゃいます。これでも、まだ全部じゃありません。


これは、細いほうの代表。太いのは別なセットになります。これも、ピッタリ合うのじゃないと、怖くて・・・(爆)。

 

 

「フェンダー純正」だと・・・ちょっと高いけど、サイズが安心だしね。ジャスト・フィットするから。

 

ライブの時、持ち歩いてるのは「セット」タイプ。

 

フロイド・ローズ・タイプのアームを使う人は、必需品。

 


 

 

あとは、「ノギス」ぐらいかな。「ノギス」は安いやつでいいから、0.1mmまで測れるもの。必ずしも自分で


修理しなくても、きちんと測って電話で伝えると、話が早いです。


「どんなパーツが付いてます?」


「〇〇〇みたいな??で、幅が△△mmのやつです。」


「ああー、じゃあ国産なんで、交換パーツありますよ。高いやつだと取り寄せになりますけど、どうします?」


「じゃあ、国産のほうでお願いします。明日、持っていくんで、よろしく。」


「30分もあれば終わるんで、その場で取り付けちゃいますね。」


私達は、いつもこんな会話です(笑)。

 

 

一緒に写ってるのは、フレットを磨いたり、成形したりする時に使うテンプレート。これと工作用紙テープ−ク

 

ラフト・テープで下地を保護しながら、作業します。集めてるわけじゃないのに、ヤスリもドンドン増えてきちゃう。

 

紙やすりは、最近は百均で・・・(笑)。

 



あとは「パーツ」ですよね。修理・改造じゃない「着せ替え」も含めて。


例えば・・・ストラトの「バック・パネル」でも・・・


 


単なる「色違い」に見えますが、アームによって弦を通す位置、「高さ」が違います。コレを知らずに測らないで


買ってくると・・・付けてから「失敗」に気が付くことに(笑)。アームだって・・・

 

 

インチ・センチ・メーカーによって様々。先の「曲がり」の角度も違えば、「ネジ切り」の長さも違います。古いもの


をなくした時に、代替品が無いと、とてもこまりますね。

 

 

ボリュームやトーンのツマミ−ノブは、もう無尽蔵にあります。大中小、色とりどり様々。好きな形、感触を見つけ

 

てあとは・・・付けてみなけりゃわからない(笑)。

 

付けてから・・・「カッコわるっ!」ってこともあるし。ジャンクしてると、自然にたまってきます(笑)。

 

それは、ピック・アップも。左が「ビル・ローレンス」。次が「ピーヴィー」。そして「フェンダー・ジャパン」のセット。


サイズやポールピースのサイズを測ってみたり、テスターで測ってみたり(笑)。使わないと、「おもちゃ」と化し

 

ます。

 

切り替えスイッチは、メーカーによって全然違います。形も構造もサイズも。これも、全部違いますね。



あとはだんだん、「マニアックな世界」へ(笑)。ボリュームやトーンのポット。コンデンサー付きもあれば、無し

 

もあり。一見、同じに見えますが・・・虫眼鏡で型番や抵抗値を見てると・・・・(笑)。

 


この辺にハマって、尚且つ「ハンダ」にハマったりすると、もう「蟻地獄」(爆)。この辺のマニアさんもネットには
 

たくさんいるんで、そちらを捜して見て下さい。私は・・・遠慮します(笑)。でも・・・

 

これ、「グレコ」の古〜いギターのもの。皆さんがネットで売買してる年代のもの。右上は、「切り替えスイッチ」。

 

でかっ!(笑)。これは、丸いのもあれば、四角いのもあります。こんな風になってるんだよ。開けてビックリ、

 

玉手箱(笑)しかも・・・

 

ハンダ、テンコ盛り!!(爆)みなんさんが「いい音がする!」って言ってるものの中身。こんな風になってます(笑)。
 

大量生産で、理には適ってるけどね。まあ、中がどうなってようと、いい音が出ればいいんだけど・・・。
 


この辺が「ジャンクの初級編」かな(笑)。あんまり、上級には行かないほうが、無難だと思うケド。ギターのボディ

 

やネックに耳をつけて、「コンコン」叩くようになったら・・・おしまい(笑)。きっと「弾いてる」より、「いじってる」時間

 

のほうが、長くなってると思います(爆)。

 

 

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