G5 002 |
marvie40のG5 改造日記 |
さて(笑)。まな板の上の鯉のG5君です。
「私、失敗しないから!!」
Dr.Xことmarvie40さんの掛け声とともに、手術に突入です。
まずはバックパネルを開けて、フットスイッチ側の導通テストです。 半田が施されているとこから、どことどこが繋がっているかを確認します。
実際の半田箇所のアップ。この単純な組み合わせで、命令が行きます。わかってしまえばなんていうことはないんでしょうが・・・ 私は恐怖心が襲ってくます(笑)。触るだけで、ビリビリきそうな・・・
まずはその前に「アウトプット・ジャック」の位置決めです。Ashさんのやり方は、各ジャックとジャックの隙間に、小さなジャックを付けるやりかたでした。でもmarvie40さんも私も「ヘビー・デューティー!!」が合言葉(笑)。抜き差しを繰り返しても壊れない、および経年的劣化が少ないのが目標です。なので、位置をここに決めました。
「セキュリティー・ロック」の付いている場所が、大きく開いています。 実際にこんなものは使うことは無いので、ここのスペースを使います。そして選んだジャックが・・・
通称「スピコン」。スピーカー・コネクターです。Ashさんのやり方は、ジャックの大きさの変換コード。 めざすは「ヘビー・デューティー!!」(笑)
まずはG5を加工する前に、「暫定スイッチ」を作ります。「暫定スイッチ」には電子スイッチを採用。足が6本のタイプです。 一番エフェクターに使われているタイプ。値段も安いし、種類が豊富です。これで動作テストをしながら作業します。 っていうか「本スイッチ」が、まだ届いてませんでした。
ケースはこのタイプをチョイス。Ashさんのようにエフェクターに使われている「アルミケース」も「あり」なんですが、加工のしやすさ、値段の安さからみると、コチラの方が良いとの判断。キチンと半田がなされていれば、この部分がノイズの発生源になることはありません。完璧にシールドされている必要はないんですね。側面はプラスチックなので、加工も楽です。コチラはmarvie40さんのスイッチ。側面にジャックを出しました。
1.「位置出し」します。
2.ドリルで下穴を作ります。
3.下穴をガイドに、ホールソーで必要な大きさに切ります。
4.実際のジャックに合わせ、ステップドリルで穴を広げます。
5.バリを取ってキレイにして、ジャックを入れて合わせ。取りつけネジの位置決め。
7.実際にジャック取りつけ、仮止めします。
コチラが私のリクエストで、上部中央にジャックを出します。 ケース開封前ですね(笑)
1.「位置出し」します。鋼の曲尺ですね。プロにとっては当たり前の道具です。
2.ドリルで下穴を作り。ホールソーのガイドを作ります。
3.ホールソーで必要な大きさに切り、ステップドリルで穴を広げる工程は同じです。違っているの、「穴の位置」です。
4.わかります?(笑)。marvie40さんの側面の位置だとジャックが「縦」なんですが、私のリクエストした状態だと、「横」のほうがきれいです。 見映え=バランスですね。
5.バリを取ってキレイにしています。
2人の「ジャックの位置違い」で、大体の手順はわかりますよね。「ステップドリル」が無かったら、「ホールソー」が無かったら、って考えて見て下さい。こうやって見ているととたいしたことには見えませんが、慣れないとそれなりに大変です。作業をするに当たっての注意点は・・・
1.必要且つ、的確な工具を揃えてからやること。 2.作業内容を明確にすること。
何気ない当たり前のことなんですが・・・男のコは意外とルーズですよね。「改造の紹介」って、意外とこういうところは飛ばされます。やってる人にとっては当たり前でも、見ているこちらは初心者です(笑)。工具が無くても、同じ作業が必要になります。それなりに道具を揃えてからじゃないと・・・大変ですよ(笑) 実際に足で操作する場合、その人によってスイッチBOXの置く場所の好みが変わります。AshさんはG5の手前に並べるように作っていましたが、私のリクエストはG5の右横。ペダルのすぐ横に「横並びスイッチ」が好き(笑)。好みはmarvie40さんも違うので、みんなそれぞれになりました。
さてそれでは、G5の筐体加工に進みましょう。 まずは・・・
ドラーバー(笑)。電気屋さんの定番「Vessel ♯2」。プラス・ドライバーです。 そして・・・
レンチですね。ラチェット・レンチと呼ばれるヤツです。
今回の配線で使うジャックを、緩めて外します。ラチェットで緩めて、指で外します。 ここで乱暴にすると、ジャックを痛めたり、ナットがふっとんだりします(笑)。
これが「養生」です。不必要な部分にすべてカバーをかけ、保護します。特に金属加工がありますので、きっちりやらないとダメですね。この「養生テープ」は「マスキング・テープ」と並んで、ギター関連では使います。ホームセンターで買っても、安いです。というか100均で買うより、ホームセンターで買ったほうが、トータル的にお得だったりします。こういったものは、一挙に揃えると、値段が高く感じます。なので普段からチマチマ揃えるといいですね。
実際に取りつけ位置を確認しています。つけてから失敗!!・・・なしですから(笑)
これは「センター・ポンチ」。オート・ポンチですか。金属は加工する時に、必ず滑ります。なので何らかの「ガイド」が必要になります。 このポンチで取り付けたい場所に「センターマーク」=「ヘコミ」を入れます。
そのガイドを頼りに、穴をあけて行きます。それは前出と手順は同じです。マズは「下穴」です。穴を開けるコツは、「いっぺんにやらないこと」です。金属加工のドリルは、時として思わぬ動きをしてしまうことがあります。それを防ぐためには、「穴は少しずつ大きくしていく」。手間はかかりますが、これが一番近道で、一番正確で安全です。
ホールソーで穴を穿ち、ステップドリルでサイズを決定します。
実際にジャックを入れてみながら、確認していきます。
入れてみたら・・・穴のあけ方が真っ直ぐではなく、少し斜めになってしまいました。なのでルーターで少し削ります。
このルーター・・・私が持ってる「100均の300円のルーター」に似てるんですケド(爆)。ホンモノだったらゴメンね。 私も細かい金属・ガラス加工をするので、持っています。
はい、きちんと入りました。これで固定します。
ネジ穴を少しきれいにしてあげます。
ねじ切りの下穴をあけます。ドリルの歯は2.5mm。
穴が開きました。でこれを、実際のネジの大きさにします。
M3mmのタップです。ねじ切り加工ですね。さすがに私も、こんなものまでは待ってません(笑)。
タップ完了!!。これで、ネジが入るようになりました。
さて、本題の「配線加工」に進みます。ここでも「ヘビー・デューティー」(笑)。音には関係ないところのなので、「そこそこの線」でよかったんですが・・・。marvie40さんが「持ってるから!」っていう理由で、CANAREのL−4E6Sが採用されました。マイク用のケーブルとして定番です。その耐久性は折り紙つき。完全に断線するか半田が外れない限り、スイッチは半永久的に動きます。
さて、配線開始です。先ほどの「養生」をすべて外し、ホコリも取り去っての作業になります。
まずは、機材の中での長さ合わせ。配線は長すぎるとロクなことはありません。必要最小限度で、余裕がある程度にします。 まあ、長年の勘ですけどね。
で、配線の皮剥き・シールド剥きです。ハンダに必要な程度、芯線を出します。
線を剥き剥きしてあげます。このカナレは4芯。しかも、青・白の2対です。なのでテスターで導通を調べておく必要があります。 調べたら青・白毎にマーキングをします。今回はこの1本だけで「BANK UP/DOWN」させようとしているので、この本数にしています。
これが概略図(笑)。marvie40さん直筆です(爆)。キレイにしておきますか。
こんなもんで、大丈夫でしょうか?(笑)。シロウトが書いてるんで、注意してくださいね。だいたいはあってると思いますケド。
シールドのむきむきが終わったら、ハンダ付け開始です。図面にあわせて、ゆっくり行います。
まずスピコン側に、ハンダをのせます。工業製品は、ハンダがのりづらいらしいです。
続いて、芯をメッキします。芯がバラけないようまとめます。
用意ができたら、スピコンに付けてしまいます。程よく熱してハンダが乗り易い状態で、ササッと付けてしまいます。 冷えたら、外れないのを確認しましょう。
続いて本体側線のメッキ処理です。っとここで・・・
100均で見つけたハンダの紹介(笑)。なんと「オーディオ用」(爆)。今回はこれで、ちゃちゃっと。で・・・ ついでにルーター用の先っちょセット。コレさえあれば、いたずらし放題(笑)。100均、おそるべし!!
で、本日のハイライト。本体側に配線を付けていきます。
全体は、こんなかんじ。
各部のアップです。
ハイ、終り!って・・・そんな簡単なの??(笑) これ、こうやって説明されてるからわかるんであって、自分ひとりでやってたら、とてもじゃないけど、こんな風に手際よく進みません。 だって、どの端子がどれか、恐くて恐くて(爆)。 でもG5の「1」「2」「3」の各スイッチの端子です。ここから「命令」が行くだけ。電流がビビビッと行くわけでは無いようです。
配線をキチンと止めて・・・
ハイ、おしまい(笑)。「ZFX−W」のチップともお別れです(爆)。
これが本日のPart1です。まだ何か足りないですよね?(笑) そう、スイッチBOXがまだ出てきていません。まずは「仮スイッチBOX」を作ります。 それは本チャンのスイッチが届くまでの「仮」です。 ではでは・・・
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