噂の真相 Part 3 |
Photogenic ST-350H Part 3 |
さて、これからの予定です。予定では・・・・ |
ネック |
ボディ |
これで、まったく「別モノ」になってくれるはず。問題になるとすればボディとネックの「材質」ぐらい。ただ材質については「このギターの改造」なんで、あきらめるしかありません(笑)。 まずは取り立てて「ノイズ処理」などせず、組み立ててみます。今回は友人が壊したヤマハの古い「RGX」に付いていたピック・アップ・アッセンブリをマウントします。このフォトジェニックに付いていた2ハムは「ビル・ローレンス」にマウント。ネックは幅さえ合えば、ビル・ローレンスのメイプル・ネックを移植予定。元のネックを細くしたい気もするんですが・・・(笑)。このままのほうが「資料」としては役に立つかな?(笑)。 この2つのギターの作業を「同時進行」します。実はビル・ローレンスのネックは、別のギターにのせてたんですが、そっちはバラしてやめにします。他から流用してたパーツを戻すと、「生き返るギター」が出てくるんで・・・。
まずは・・・ネック・ポケットの整形から。 これは外してる時に判ったんですが、かなりピッタリ入ってます。コレが「偶然」なのか「精度」なのかはわかりません。ただ以前に「センターずれ」をおこしているのフォトジェニックを確認しています。通販ならば「信頼できる店」での購入をお勧めします。実物が見られるなら、自分の目でしっかり確認して下さい。 ポケットは多少ザラザラしていますが「平面」は出ています。平面の確認は、曲尺(かねじゃく:金属でL字になってる定規)か、濃い色の定規を壁を作るように平面に立て、向こう側からペンライトの光をあてると「下の隙間の様子」が確認できます。ボディをくるくる回しながら、いろいろな角度で見てみるとわかります。本来は「水平な台」の上にボディを寝かせ、ポケット自体の水平も確認するのが正しいやり方。簡易な「水平器」なら100円ショップにもあります(笑)。
で、実際に作業に入ろうと、ネック・ポケットを掃除してみたら、意外なほど平面が出てるんです。削りカスを取り除いて触ってみると、ほんの少し削れてるだけで、ほぼ手を加える必要が無いほどでした。ひょっとしてこのギター・・・あたり?(笑)削ったところに塗装があるんじゃなくて、削って平面にしたところ、すこし塗装が残ったっていう感じ。本来ならここのポケットを削ると、ネックが深く入り、結果「弦高」が上がることになります。水平出しで塗装を削り、弦高調整が必要っていう説明をするつもりだったんですが・・・(笑)。 この作業後、「ナット」を切り。ギターのお手入れは、1つ手を加えると、次に手を加えるという「連鎖型」です。「そこだけ」やればいいってことにはなりません。すべては「バランス」の上で成り立っています。一度手を付けたら、やるしかありません・・・っていう説明を加える手順だったですが、必要なくなってしまいました。 ひょっとして新しめのフォトジェニックって、みんなこの精度になってるのかな・・・。とすると、ほんとにすごいかも(笑)。ほんとうに、「材質」が、「木材」が安いギターっていうだけかもしんない。私の方が、楽しみになってきました(笑)。「大化け」するかも(ワクワク)。 調子にのって、別ネックを差し込んでみました。 |
ゲッ!!ぴったりなんですケド・・・(笑)。俄然「ヤル気」が出てきました(^。^)y-.。o○ このネック、「ビル・ローレンス」−「モリダイラ製」のものを、手に入れてたんです。つば出し、22フレット仕様。ネック側のビス穴と、ボディ側のビス穴の位置、サイズもピッタリ!。ボルトなしでネックを持っても、ボディは落ちません。とても「1万円」の精度とは思えません。 ついでだから、バック・プレートは「シェクター」のロゴが入ってるプラスチック・ベースが付いてるものにしちゃいました。(これのどこが「ついで」なんだ?ミーハーなだけジャン!笑) このギターをバカにしてる人、ここまでやってみました?(笑)。ここまでになるんだったら、絶対に「ナット交換」する!!ゼッタイ、頼んじゃう!!。ちょっと「深め」にナットが切られてるんで、ゼッタイ交換する!!(笑)。やってる本人が一番驚いてるし・・・きっと一番ワクワクしてる(^_-)-☆ |
次に・・・ボディのザグリをきれいにしておきましょう。 「プール・ザグリ」にしたからって、セミアコの音にはなりませんよ(笑)。多少、ハウリ易くなる場合もありますが・・・(爆)。この際、何を入れてもいいように、削っちゃいます。 通常の「ギター用の木材」−アッシュやアルダーは、皆さんが思ってるより、遥かに「硬い」です、カッターや彫刻刀なんかじゃ削れませんよ。ノミと小槌(またはトンカチ)が必要です。めんどくさいときは(笑)、お店に頼みましょう。専用の機械で切ってもらうと、早いし、キレイです。コツコツやっても楽しいケド(笑)。私は、万全を期して・・・
あれ?? |
すごく木が柔らかいんですケド・・・自分で削れちゃうよ。 それなら・・・こうしちゃう!(笑) |
次にピック・ガードの位置決め及び、ピック・アップの取り付け状況を確認します。 ここで注意しなければいけないのは、「ピック・アップの位置」です。ストラトもレスポールもそうなんですが、「ピック・アップの位置」っていうのは、実は決まってるんですね。っていうか、そこに取付けないと、「その機種固有の音」が出にくくなります。特に、ストラトの「ハーフ・トーン」は、それぞれのピック・アップの位置、二つのピック・アップの間隔、そしてそれぞれのピック・アップの高さ−出力のブレンド量で決まります。取付け穴が開いているピック・ガードを買った場合、位置の調整は難しいですが、元のところに付け、元の音が欲しい場合は、同じピックガードを作ってもらうほうが早いです。既製品は「ズレる」方が多いです。ギターと同じメーカーのものを買っても、ズレる場合があります。要注意です。 私は「ピック・ガードのデザイン」優先なので・・・あきらめてます(笑)。同じメーカーの同じモデルのものを買ってもズレてることがあります。年代によって、微妙にズレます。フェンダーなんかは合うほうが稀?(笑)です。そのためにはまず、ネック自体の最終調整をし、取り付けが先になります。ネックを削ったりしなければ、ペグを取付け、ボディに取り付けるため準備をします。この時点ではまだ「ナット交換」や「ナット調整」などは出来ません。今回の私の場合は、「つば出し22フレットネック」に、「社外品ピック・ガード取付」のため、かなりピック・ガードの加工が必要なようです。ただ、かなり期待がもてそうなカンジなんで・・・頑張ります!!(笑) |
次にピック・ガード、ピック・アップそしてブリッジの最終位置を確認するため、ネックを取付けます。 いわゆる「センター出し」の作業をします。 ボディにネックを取付け、ブリッジのセンターに気を付けながらの、組み立て工程です。この工程は・・・お店でやって貰うのがほんとは無難なですが・・・(笑)。このネックの幅及びブリッジの幅により、ナットの切り方が決定します。ナットの切り方が決定しないと、ピック・アップ及びピック・ガードの最終取付け位置を決定できません。理屈、わかりますか?(笑)。 AからB、BからC、そしてCからAと作業がグルグル回ります。前に「トレモロ・アーム調整」のところでお話しましたよね。だからギターの組み込みは、神経を使うんです。あれして、これして、こうして終わり、っいうふうにはならないんです。プラモデルとはちょっと違うんですね(笑)。
ここまで来れば、「ギターの形をしたもの」になるんで、なんとなく「ギターをいじってる」っていう感覚になれます(笑)。ピック・ガードにピック・アップやアッセンブリをマウントしたものを計画通りの場所に取り付けます。ビス穴の加工や、ザグリに当たる部分があるときは、要調整なので、ここで細かく調整します。ピック・ガードによっては、「切り替えスイッチ」の場所が悪くてボディに当たったりすることがあるので、要注意です。特にアッセンブリを交換して、ポットが大きくなったりするときも、要注意。まっ、「閉まらなくなる」んで、判るんですけどね(笑)。
今回私の場合は、丸ごと交換するんでけど、その後にリペアーで「再配線」する予定なので、仮の仮です。アースもジャックも、仮どめして、他の部分の調整に入ります。
さて、ブリッジはどうしましょう?(笑) ほんとは完全に抑えてしまいたいんですけど・・・今回に限り、「アームを使える」ようにしてみますか?「半音上げ−2音落とし」ぐらいに出来るように。精度の高いブリッジ・精度の高いペグのほうがやりやすいんですが・・・。(笑)
はたしてこの「1万円のギター」でできるかどうか・・・。自信は・・・???(笑)。そうすると、裏のスプリングの調整からまるっきり違うものになるし、「ナット交換」を頼む時も、「アームを使う」ことを前提に注文出すし。「今すぐ使いたいギター」ではないから、時間をかけてやってみましょうか。1万円のギターで、はたしてアームを使うことができるのか??!!
完全ノーマル・シンクロナイズド・トレモロ動作編???(爆)
それではじめて、このHPの価値が出る???? |
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