Randy伊藤のG3改造日記


ども、Randy伊藤です。

ProjectG5は順当に進んでいますね〜。

marvie40さんという心強い味方がいてくれてこそですね。

さて私のG3ですが、だいたいプランニングが完了し、工作に手を付け始めたところです。

1.コンセプト

目標は「誰にでもできそうな簡単な改造で便利度アップ」です。marvie40さんがおっしゃるように、命令信号を出すチップを載せて任意の命令信号を出せれば本体スイッチではできない動作も可能なのですが、命令の解析など操作系プログラムのハッキングが必要になるので時間と手間が膨大になります。チップを動作させる電源も必要となるし、回路も複雑なものになります。(信号の伝達は簡素になりますが…)。

やはりときたさんとmarvie40さんが行っているような、スイッチの外出しが簡単で良いと感じました。

2.具体的プラン

そうと決まれば次に検討するのは、「どのスイッチを外に出すか?」です。G3の上面パネルには、上段にスクロールからグローバルまでの7個、中段の3個のエフェクトウインドウの上に各3個の9個、下段にフットスイッチ3個と合計19個のスイッチがあり、一部には同時押しや長押しがアサインされたスイッチもあります。さすがにスイッチが19個も並んでるのは、高級MIDIコントローラでも見たことがありません(笑)。どのスイッチを外に出すかを良く検討する必要があります。スイッチをたくさん出せば操作は便利になりますが、コンパクトなG3本体よりも大きなフットコントローラはコンセプトに合わない印象もあります。

実際にG3でスイッチをいろいろ押してみて、どのスイッチが外に出ていたら便利なのかを検討しました。いろいろ押してみて、以下のパターンを候補に選びました。

A案

上段の左側 スクロール左右(Ver.1筐体ではPatchSelect上下)スイッチとTAPスイッチ
HOME画面で左右へのスクロール、パッチ選択画面ではパッチのアップダウン
TAPスイッチHOLD+スクロールスイッチでHOME画面のままパッチのアップダウン、パッチ選択画面
ではパッチのアップダウン

これはAshBassでG3・G3X Firmware v2.0 ashbass Patch Select Modとして紹介されているものと同じです。

Ashbass
 

B案

フットスイッチの1+2、2+3
HOME画面で左右へのスクロール(若干音切れあり)、パッチ選択画面ではバンクのアップダウン
 
これはときたさんと同じ考え方です。同時押しのリスクを減らして確実にバンクアップダウンできるようにするものです。

いろいろ実験してみた結果、B案を採用することにしました。当初はA案で検討していたのですが、AshBassではTAPスイッチに足で操作しにくいトグルスイッチを使っていて「なんで?」と感じていました。
実験してみて分かったのは、HOME画面でパッチのアップダウンを行うためには、TAPスイッチは「HOLD状態」である必要があるということです。スクロールスイッチとTAPスイッチの「同時押し」では、バウンス判定で跳ねられるようで上手くいきません。TAPスイッチHOLD+スクロールスイッチでHOME画面でパッチのアップダウンを実現するためには、TAPスイッチをオルタネイト(トグルスイッチでも可)にして「押しっぱなし=HOLD」状態を作ってあげる必要があります。もしモメンタリーを使うならTAPスイッチを踏んでHOLDしながら、スクロールスイッチを踏むという、同時押しよりも更に高度な踏み方が必要になってしまいます。しゃがんでトグルスイッチを操作するのもスマートではないし、オルタネイトのフットスイッチにしても2回踏みや解除し忘れがリスクとなります。A案で一番の魅力と感じていた「HOME画面のままでのパッチ移動」にリスクがあるのはいただけません。

そこでB案です。
HOME画面でもパッチ選択画面でも、同時押しのリスク無しに機能が追加されます。HOME画面のスクロールも、パッチ選択でのバンク移動も、自分には喉から手が出るほど欲しいストライクな機能です。スクロール時に一瞬「プツッ」と音切れするのがやや残念ですが、音を出していない時に踏むようタイミングを工夫すれば…と想定しました。

機能を欲張るときりがありませんので、まずはB案で始めて、不満があれば更に機能を加えていけばいい、と割り切ることも大事ですね。

3.材料集め

さぁ、外へ出すスイッチが決まったら、材料集めです。まず肝心のスイッチですが、前回紹介したタッキーパーツから3C 9pin(3PDT)のモメンタリーを通販で購入しました。同時押しをスイッチ一個で実現するには最低2C 6Pin(DPDT)が必要なのはときたさんのG5改造と一緒です。後々更に変更を加える可能性を考慮して1回路多い3PDTを4個注文しました。

 

タッキー・パーツ

次にG3本体と外付けスイッチの接続ケーブルですが、B案にするには1・2・3の信号線と共通グラウンドで計4芯ケーブルが必要です。たぶん最も身近で手軽に入手できる4芯ケーブルはUSBケーブルでしょう。百円ショップでUSB延長ケーブルを一本買ってきました。(オスメスが両方ついてるので便利)
最後にスイッチボックスですが、スイッチがバカになって我が家で朽ち果てていたZoomの505シリーズ(正確には504Acoustic)の筐体を使うことにしました。 筐体の一部になっている大きなスイッチを押し下げた状態で固定して、そこにガッチャン式のフットスイッチを付けると良さそうです。 これはときたさんがG2を潰してでも…と言っていたのがヒントになりました。

プランも材料も揃ったところで、工作に取り掛かっています。
壊れた504の中身を全部出して(ちなみに基板上には1Aの電子スイッチが6個ありました)、足踏みスイッチを固定する準備を進めています。
ふと、スイッチ2個に505の筐体は大きすぎるか?と感じたのが運の尽き(笑)。505の筐体の前後長を詰めようとちょん切ってしまって、ドツボにハマっています。素直にプレテクアンプのスイッチボックスでも買った方が良かったです。

soundhouse

505の筐体サイズを生かすなら、他のプリアンプ系エフェクターやチューニングメーターなんかを内蔵すればオシャレだったかも…

もう少し進んだら、また画像付きでレポートしますね〜
 
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BLADEのT-2はなかなか良さそうですねぇ。一時期店頭でやたらに見かけた記憶がありますが、それが韓国製BLADEだったのでしょうかね。青や紫などの変わった色のサンバーストでアクティブイコライザ付きってのが印象に残っています。テレもあったとは思いませんでした。
また、一月さんのバーガンディコレクションも大変興味深かったです。注文したけど納品が遅いので、その間にもう一本…という飛ばしっぷりが素敵です(笑)。一度直接お話ししてみたいキャラクターですね。

でわ〜

Randy伊藤

 

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