Junk No, 036

お宝ギター自慢コーナー (^O^)/


さてさて、今回のギターは・・・・

 

「テレキャスターにハマった人のなれの果て!」(爆)

 

カントリーが好きでテレキャスターにハマった人は「こんなギター」を必ず持ってしまいます(笑)。見なくても、わかるでしょ?(爆)

途中で「資料写真」も出てきますので、乞う!ご期待!!

ではでは・・・

 

どうやら調子に乗って深刻度を煽りすぎたようですね(笑)。ストラトが上向いちゃうのも、マッシュルームの音が良くないのも、そういったところまでぜ〜んぶ込みで、私の愛すべきギター達です。自虐ネタと笑ってください。
 
いままで手にした中でも、あまり思い入れの多くないギターなどは手放してきました。学生の頃に初めて買ったグレコのテレキャスターカスタム(これは盗難でした)、タカミネのエレアコ、グレコのオリジナル、フェンダーUSAのテレキャス、G&LのASAT、フェンダージャパンが数本、フェルナンデスやトーカイもありましたし、安ギターはいっぱい(爆)…。
盗まれた最初の一本以外は、みんな「悪くはないけど自分が弾くギターじゃない」と感じたり、「もうこれ以上調整するところが無い」と飽きて手放したりもしてきました。友人が気に入って使ってくれているものもありますし、売られていったものもあります。ごく最近も、調整の練習台に使っていたFeelingという安ギターを、知合いに3千円で引き取っていただきました(笑)。

 

そんな中で今手元に残しているギターは、たとえ悪いところがあっても、あるいは自分に合わないところがあっても、それも含めて、自分が弾きたい!と惚れた娘達です。鳴らないマッシュルームの改善を考え、上を向くストラトを何とかするストラップを探したり…。そんな日々さえ充実した楽しいギターライフなのです。
 
やはりマッシュルームはボディ&ネックが振動を吸い込んでるのだと思いますよね。軽いボディと薄いネックの組み合わせが良くないのかなぁ、と。でもボディやネックの交換はしたくないんです。交換したらこのギターじゃなくなります。惚れた者の弱みというか、アバタもエクボってやつですかね(笑)。ブリッジはご紹介いただいたようなタイプ(ESP製で磁石が付くのでスティールです)に替えました、バラして組み直しも慎重にやってみましたが効果が薄かったです。後はピックアップですね。ジョーバーデンにEMGですか、なかなか良さそうですね。私はシェクターのモンスタートーンとかディマジオのシングルサイズハムバッカーなんかを検討していました。でもEMGやレースセンサーみたいな低磁力のピックアップが良いのかもしれませんし、フェンダーのテキスペやディマジオのTrueVelvet、ダンカンのHotみたいな、ビンテージテイストに+ちょっとパワーがあるタイプが適正なのかもしれません…。他にもペグをロトマチックタイプにしたらネックの鳴り過ぎを抑えられる?でも後戻りできないよなぁ…。などとグズグズ悩んでいるうちに10年以上経っちゃいました、でもそれもまた楽し、ですよね。
  
コンターのないストラトなら3ピックアップのテレでもいいです(爆)。あの流れるようなラインが色っぽいと感じています。
これも惚れた者の弱みですねぇ(笑)
 
コンバットはいいですよね〜。昔どこかの店頭で試奏して、ダンカンと同種の手応えを感じました。軽くないのに上品な生鳴りがあるボディ、硬いと感じさせるネックの手応え、それらをバランス良くリッチに出力してくれるピックアップ…。オールドギターの良さと、現行スタジオ系ギターの良さをうまくミックスしていると思います。フェンダーCSでもなかなか満足できるギターが無い現状で、あれだけのクオリティは素晴らしいと思います。余裕があれば、いつかは一本「新規」で欲しいと思っているメーカーです。
 
私はギター弄りも大好きで、最初のメールにも書いた通り、シンラインを製作中です。(ボディやネックを木材から作ったわけではないので、正確には組み立て中と言うべきでしょうか)。1か月以上かけて、やっと組み込みが終わり、仮弦を張って最終調整を行っているところです。
調整が終わったら写真を撮って、また自慢させていただきますので、お付き合いください。
 
あと、実は最近コレ↓を衝動買いしまして…(#^.^#)
http://www.fender.jp/squier/gear/detail.php?pid=18
カラーは黒ですが、例のあのシルバーのギターを目指して!弄り倒す予定です。
ウヒヒッ
  

注)私とのメールのやりとりの話をしています(笑)。コンバットで「コンターの無いストラト・ボディ」を作って貰う話とか(爆)。「コンターの無いストラト」と「コンターのあるテレキャス」。裏表完全にフラットなストラトって・・・欲しいと思いません?(^_^)v。で、バインディングのある、ネックにするとか(-_-;)

 

 
さて今回も追加で2本のギターを紹介、いや自慢させてください。

2本とも部品を集めて私が組み立てた「クラフト系」です。
  

一本目はシースルーレッドのHipShot付きです。
ボディは2000年前後に入手したワーモス製のライトアッシュ激軽1ピース、ネックはWD製のエボニー指板です。最初はネックに国産のメイプル1Pを付けていたのですが、アタックが強すぎでペチペチ!って…。国産のメイプル+ローズ指板に替えたのですが、それもイマイチでした。一昨年たまたま見つけた、アメリカのWD社製のエボニー指板のネックで納得できる鳴りになりました。ときた様がPhotogenicのページで述べられていた「ネック6割」というのは正にその通りと思います。
WD社のネックは一応「FENDER Licensed」なのですが、太めの握りやヘッド周りの木工処理がかなり独特です。ペグはGOTOHのクルーソンタイプで、ポストの高さが6弦→1弦に向かって段々低くなっていくヤツです。これにもギターの女神様がいらっしゃいます(笑)。

主要部分のアップです。
このギターは2000年前後に、HipShotベンダーをパーツ単体で入手したのが始まりでした。取り付けるギターを探していたのですが、どうせ自分で取り付けるなら、ギターごと組み立てたいと思い立ったのです。以前にHOSCOのギターキットを2本組んだ経験がありましたし、それ以外でも工作にはそれなりに自信もありました。ただし塗装は大変なので、ショップにお願いして美しい木目を生かしたシースルーの赤に塗ってもらいました。たしかウレタン塗装だったと記憶しています。
ピックアップは、かのBillLawrence御大が現在製作しているWilde USA社のL-280TN & L-290TLを搭載しています。
http://wildepickups.com/Wilde_Bill_s_NF_Singles.html
パワー抑え目のスタック型で、ローノイズで現代的なクセのないフラットな特性と枯れたパワー感でとってもいい音(^^)v
 
一番最初にこのボディで組んだ時にはVanzandtを乗せていたのですが、メイプルネックと相まって、アタックだけがやたらとペチペチで、Bベンダーのポルタメントが全然聞こえない(涙)…。現在はエボニー指板ネック+Wilde USAピックアップで、サステインも伸びてとっても満足しています。ピックガードはちょっとボディラインと合ってませんが、国産の黒3P、電装品はCRLやらCTSやらのおなじみのパーツです。

HipShotの取り付けは、ときた様と同様に補助ネジを打っています。(HipShotには必須だと感じています)。
ストラップピンを可能な限りバック寄り、補助ネジをトップ寄りに打って三角形で支えるように配慮しています。

 

注)ハイ。下の写真、参考になりますねえ〜。「丸の部分」の加工は、Bベンダーには必須です。

「矢印上」のブリッジ。話に聞くことはあっても、こうやって現物をしげしげと見られる画像は、そう多くありません。「互い違い」の様子が、良くわかります。

それと「矢印下」のチューブ。これも、Bベンダーの必需品です。ホームセンターに無い時は、釣具店に行くと有ります(笑)。

ブリッジ周りは当初国産のビンテージ風6Wayでしたが、HipShotのためにネックに少し角度を付けてブリッジを高くしていたためかテンション調整がうまくいかず、バズが生じていました。3Wayならたぶんバズは問題ないのですが、オクターブがねぇ…。
試行錯誤の末、Wilkinsonの弦長補正型の3Wayで落ち着きました。スラントタイプはHipShotで2弦をベンドすると、斜めのコマを滑って動いちゃうので駄目でした。ネック、ブリッジ、HipShotの調整を繰り返し、ブリッジも少し下げることができました。
 
ずっと弄ってたわけではないですが、10年以上の時間をかけて、さんざん試行錯誤と部品交換を重ねて、苦労した挙句、やっとボディの良さを引き出したイイ音を奏でてくれるようになりました。Bベンダーを搭載するならサステインが大事、テレが持つアタック感が多少スポイルされてもサステイン命!で行くべし。調整やパーツでそういったことが大きく変わる事を学びました。今では超お気に入りの一本となり、楽しく腰を振っています。後は弾きこなす腕前だなぁ…(爆)
 

注)ヒップショットを付けるとですねえ〜(笑)。不恰好なのはわかっているんですが「お尻フリフリ」が楽しいんですよ、これが(*^_^*)

これは「所有した人間しかわからない楽しみ」なんです(^O^)/

 

2本目はカリントップのシンラインです。まだ仮弦調整中ですが、ご披露しちゃいます。
1本目のHipShotテレが形になってきた頃に、余ったパーツが溜まってきて、勿体ないなぁ…と感じていました。だって国産のネックが2本にVanzandtのピックアップですよ。ボディがあれば形になるなぁ、と何となく考えていた中、2011年の暮れぐらいに某有名オークションで、ついに「これだ!」と感じるボディを見つけました。未塗装の加工済み品でしたが、もう惚れこんでしまい、競って落札しました。トップはカリン材、真ん中にメイプルの飾りラインを挟んでブックマッチかなぁ?バックは重いホワイトアッシュ2Pで大きな木目が美しいです。

メインのボディはアッシュ材で、トップ側からシンラインのルーティングを施し、カリントップで蓋をした構造になっています。入手した時点でピックアップ、コントロールプレートや配線用のザグリ、ブリッジの穴あけ、Fホールなどは加工済みでした。どこかの工房または個人作家の手によるものと思われますが、詳細は不明です。木地調整から始めて、目止め、下地塗装、仕上げ塗装、組み込みまで自分で行いました。
ボディ入手から約6か月を経て、他人には明かせない失敗も重ねながら、やっと形になったのが嬉しいです。ネックはメイプル1Pをチョイスしました。ボディが良く響きそうだったので、硬めの音がするネックを付けたかったのと、ローズ指板だとルックスが黒くなりすぎると感じたのが理由です。

ヘッドには、本物のカリン材を紙のように薄く加工してある木目シートを貼ってマッチングヘッドにしました。ロゴはカントリーっぽく蹄鉄モチーフにRandyのRをデザインしました。ペグはGOTOHのクルーソン型マグナムロックです。ナットも自分で成形し、溝切りしました。

画像では分かりにくいんですが、コントロールプレートの外側の木目が節みたいになってて、ちょっと色が明るくなってるところがチャーミング。良く見るとトップのカリン材の幅が足りておらず、ボディの最も幅広の部分が1cmぐらい継いであります。勝手な想像ですが、製作者さんはその辺が気に入らなくてオークションに放出したのではないかと思っています。ピックガードはアイボリーっぽい白パールで、小さめのFホールに掛かるところは自分で加工しました。ピックアップは余っていたVanzandt、ブリッジはWilkinsonの3Way、電装品はいつもの面々…。

ネックジョイント付近がカリンとアッシュとメイプルネックが集まってて、寄木細工みたいでお気に入り(笑)。この写真だとパールのピックガードが良く写ってます。ボディの艶も自家塗装としてはまぁまぁだと思います。
 
まだネックの調整が完全でないため、弦高が高いままですので、本当の音の評価はこれからですが、ちょっと店に持っていき、鳴らした感じでは予想通り丸〜い音です。ナットやブリッジにも不具合は無く、生音は当然大きくて、ボディの箱鳴りが良く聞こえますが、振動が食われることなく、アンプを通してもサステインはあります。ネック側のピックアップはローズネックのストラトより太いです。テレ特有の締まった低音のTwang感は感じられず、どちらかと言えばレスポールのような丸みのある豊かな音。普段はMIXとブリッジポジションしか使わない私ですが、ちょっとToneを絞ってJazzyなメロディを弾きたくなる音です。
ブリッジ側のピックアップはテレっぽい硬さがありますが、やはりエアー感というか、ナチュラルリバーブみたいな響きを感じます。高音が「キャン」ではなく「リン」と上品に鳴る感じです。でも芯はしっかりしているので、クリーンだけでなくクランチーな感じもなかなかです。MIXポジションには驚きました。ストラトとも3PUテレとも違いますが、とても上品なハーフトーンが出ます。柔らかで豊かな低音と澄んだ高音でコードの響きが美しいです。これがVanzandtピックアップの本当の実力だったんですね〜。パーツは適材適所にハマってこそ実力を発揮するんですね。重量はアッシュ材が重いためかDuncanやエスクワイヤー並の重さがあります。シンラインだから軽い訳ではないんですね。ネックの握りは癖のないU字シェイプでトラ杢や玉杢がないプレーンな木目。
 
ルックス、音とも、とてもお気に入りの一本に仕上がったようです。ネックが落ち着いて、再調整するのが楽しみです。バンドのメンバーから「山野で売ってるカスタムショップ製みたいだ」とお世辞を言われましたが、それも嬉しいです。欲を言えば、もう少し太い握りのメイプルネックで、高めのフレットに替えてみたいですが、今の音を変えたくないとも思います。まぁ、その前にこのギターに見合う腕前になれるよう練習ですね(爆)。

 

注)これは、すごいですね。「30万で組んで貰った」って言っても、通じるでしょう。ローズネックでも試してみたいですよね。思いっきり、ブルージーな音が出そうです。ネックを変えるだけで、まったく別のギターに変身しそう。

 

 

こうして何本か組んでみても、ますますギターという楽器の奥深さに驚くばかりです。ピックアップやブリッジなどの主要パーツだけでなく、
小さなパーツの有無やネジの締め方一つで大きく音が変わる事もあります。同じような構造で組み立てられているにも関わらず、一本一本が音も弾き心地も手応えも異なります。
 
木材の種類や質も様々ですし、ピックアップやペグやブリッジといったパーツは星の数ほど種類があります。またナットやフレット摺り合わせ、ネックやボディの仕上げは手加工となるため、同じメーカーの同じモデルでもバラつきがあります。それらの無限の組み合わせが、無限の種類の音を、無限の弾き心地を生み出しています。高価なパーツといえども、けしてオールマイティではなく、特性に合った使い方をしないと実力を発揮できません。
 
エレキギターは弾き手のメンタルやエモーションが出音に現れやすい楽器だと思います。ある程度の腕前があれば、上手い・下手とは別に、楽しそうに弾いてるとか、歯を食いしばって頑張って弾いてるとか、つまらなそうに弾いてるとか…弾き手の気持ちが伝わってくると思っています。実際に楽器の良し悪しは、弾き手が感じているほど、聴き手には伝わらないものですが、「お気に入りのギターをイイ音で鳴らしている」という気持ちは音を通じて伝わるものです。
なので、自分が気に入ってるギターをいい気分で楽しんで弾くことは、音を良くする重要なテクニックの一つだと思っています。そういったメンタルのデコボコに関係なく、常に高レベルの演奏ができる人がプロなのだと認識しています。しかし、私はアマチュアなので、モロに音に出ます(^_^;)
せめて楽器が原因でイラッとすることがないよう、整備や調整は念入りに行うようにしています。そしてその延長にギターの組み立てや改造があると位置づけています。
 

 

というわけで、4回にわたってRandy伊藤さんのギターをご紹介しました。

楽しいですねえ〜。テレキャスターって「イジれる面白さ」があるんですよ。ちょっとイジってあげるだけで、変身してくれます。それは「改造」などという仰々しいものではなく、「自分の思った理想」に向かって、ちょこっと変えるだけ。テレキャスターが好きじゃないと、わからない変更点だったりします。ブリッジの駒を変えるだけで喜んでいるのも、テレヲタクです(笑)。でもそれで全然変わっちゃったりするんです。他のギターじゃ、なかなかやらないでしょ?。ブリッジ・プレートが重いとか軽いとか、3Wayだとか6Wayだとか(笑)。

でもそうやってイジってると・・・段々「ギターが見えてくる」んですよね。

 

ランディさん、こんなに長文、ありがとうございました。ものすごく、大変だったと思います。

でも、それでも自慢したいのが・・・テレヲタク!!

「次」も期待してます(*^_^*)。

 

というわけで(笑)、

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