Column 41


頼りになる、楽器屋さん(^O^)/


 

今からもう30数年前(笑)、東京に出た私の住んでいた街は「太田区 蒲田」。

そこには、小さいけれど、とっても頼りになる楽器屋さんがありました。

それが「スター楽器」です。残念ながら、今はLM部門が無くなってしまいました。

お金がなくて、ピィーピィーしてて、そんなにイッパイ買い物をするわけじゃないのに、いつも助けてくれるのは通称「ナベちゃん」こと、店長の渡辺さん。「お客」じゃないのに、ほんとにお世話になりました。

そして今、30数年の時を超えて(笑)、「さなえチャン」と「金子くん」が、また私をバックアップしてくれています。

金子くんは、知り合った当初は、まだ中学生(爆)。

さなえチャンは「エレキギターの魔法」のさなえチャンだよ。

このHPで、私が困ってるのを知って、助けに来てくれました。

 

私が困っていたのは、コレ!

 

 

テレコスティックの「エンドピン」。

これ、なぜかよく「折れる」んです。弦を交換すると、3回に1本ぐらいの割合で、ポキリと。穴が広いせいかエンドピンが奥までグサッと刺さるので、抜く時に折れちゃうんです。いつも使っていたのは、こんなヤツです。

 

 

「折れるから安いのを買う」のか、「安いのを買うから折れる」のか?(笑)

前回のライブの時は、「在庫」がなくなって、しょうがなくて「12弦」から借りて間に合わせました。

それをココで書いたら、さなえチャン・金子くんのスター楽器チームが「こんなのどう?」って助けに来てくれました。

それが、コレ!

 

 

あまりに折れるので、次回は「ブラス」を購入しようかと思ってました。だけどどう考えても「ブラス」だと、「折れない」っていうだけで、他に「プラス」は無さそう。(ブラスとプラス・・・う〜〜〜ん、深い!笑)

ただでも「ペラペラ系」の音のテレコスティックが、さらに「エレキ」に近づいちゃうカンジ。私の欲しいのは、プラスティックより硬く、折れにくい材質で、より「アコギ」になってくれるパーツ。

そしたら・・・「こんなの、どう?」って、提示してくれました。

さらに・・・

 

 

上は「PICKBOY」、下は「SCUD」の製品。

 

「水牛の角」と「牛の骨」(^O^)/

 

・・・・・・・

 

硬そう!(笑) しかも・・・よく見て!

 

「HAND MADE」!!

 

マジで???

これって・・・誰かが、「水牛の角」や「牛の骨」を、キコキコ手で削ってるってこと?

恐るべし!「PICKBOY」!!(爆) ぜんぜん知らなかった。

さらに「エボニー」は、よくブリッジに使われる材質。ローズウッドは、指板に使われる材質。

この2つは、悪い結果が出るはずはないよね。

あと、私も気になって気になってしょうがなかったヤツ

 

 

「Happy End Pin」(^_-)-☆

これ「Shinjo」っていうメーカーのなんだけど、後ろの「ポチポチ」はシール。エンドピンの「頭」に貼れる様になっていて、しかも「アルファベット入り」(笑)。

 

 

ねっ!なかなか楽しい「企画モノ」でしょ?(笑)

しかもね、みんなは6弦だけど、私は「12弦」だから、「12文字」貼れるの(笑)

なんてったって、「キラキラ デコシール」だもん(爆)

 

いや今回は「エンドピン」うんぬんじゃなくて・・・。エンドピンは、これから使うんだけど。

「信頼できるお店」って、こういうことを言うんだよ。私はずっと最初から言ってるよね?みんなも「信頼できるお店」を捜しなって。

「お店」は「商売」。モノを売ってナンボのもの。それは、誰でもわかるよね。でも、全然知らないお店に行っても、「知識」は売ってくれないでしょ?。モノを売るための「売り文句」と「知識」は、まったく別物。訳もわからず「品物」を買ってくるのと、「品物」と一緒に2つも3つも「知識」をくっつけてくれるのと、どっちがいい?こっちがいくらネットで調べようと、相手は「その道のプロ」。私たちの知らないことを、イッパイ知ってるんだよね。確かにそれは、「売るための知恵」なのかもしれない。でも私たちは「知らない」わけだ。私たちが困ってる時に助けてくれて、それが結局「商売」に結びついたとしても・・・嬉しくない?それが、私がこういったお店を頼りにしてる理由。

ギターに限らず「楽器」って、「不完全な物体」なんだよね。「買って終わり」じゃないんだ。弦やピック、その他のいろんなパーツで、音が変わったり弾きやすくなったり。それがエフェクターやアンプまで及んだら、メンテナンスや修理まで及んだら。「信頼できるお店」が、とれだけ頼りになるか、わかるよね?

 

「スター楽器」がそうだったんだケド、「廉価版のギター」を置かないんだ。私は、「今の時代、目をつぶっても必要なんじゃないの?」って言うんだけど、ガンとして引かないんだ。しかも「一流メーカーのモノ」ですら、気に入らないと突っ返すから(笑)。「初心者のための廉価版」が必要なのはわかってるんだけど、「楽器屋としてのプライド」があるんだね。そしてその「プライド」は、知識の裏打ちがないと成り立たないもの。私たち素人が逆立ちしてもかなわない、「知識」という後ろ盾があるんだ。だったら、それを使わせて貰ったほうが、得じゃない?(笑)。「これってどうなの?」って聞いて、「買わなきゃ教えない!」ってことはないと思うゾ。逆にヘタなものを買おうとすると、「止めろ!」って言われる(爆)。「止めたほうがいいと思うよ!」「あんまり、薦めない」じゃないんだ。はっきり「ダメ!」って言われちゃうんだ。だから・・・信用してるんだ。

今スター楽器はもうないけど、脈々とその血は受け継がれているんだね。さなえチャンも金子くんが、困ってる私を「自分の知識」で助けてくれるんだ。

 

「信頼できるお店」と私の間にあるのは、ほんとに信頼だけ。買う時も、修理して貰う時も、細かいことなんか言う必要が無いんだ。ウチのリペアーマンは、悪いところは勝手に直しちゃうし(笑)。それは「そこが悪いコト」を私に言えば、私が「じゃあ、そこもお願い!」っていうのがわかってての「あうんの呼吸」。私を信頼してくれてるからできること。そしてそれは、私が信頼してるからできること。「ついでに、こことそこも直しちゃいました。で、料金は・・・これこれこうでいいですか?」(笑)。でもたいがいは、「もう少し取ってもいいよ!」っていう価格(爆)。実際に、多めに払ってることもある。だって、散々修理して「パーツ代だけ」ってしょっちゅうだから。そこにあるのは、お互いの信頼だけ。

 

今回はさなえチャンと金子くんが助けてくれたんで、いい機会だから書いてみました。

全国には、同じように「信頼できるお店」は、必ずあるハズ。

 

だって・・・

 

みんな音楽が好きなんだモン(^_^)v

 

 

 

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