Column 12


休憩室 Part 2 (^_^ゞ


このサイトは、初心者の人には難しく、マニアな人には・・・物足りない退屈なHPかもね(笑)。

現実に「バラバラに なったギター」とかが出てくるわけじゃないから。実際に、部屋にはあるんだけど・・・。ギターって「弾いてナンボ」の もんでしょ?たしかに「組み立てる工程」も楽しいんだけど、せっかちな性格だから、早く仕上げて、スタジオに持っ て行きたいんだよね。もう少ししたら、「バラバラになったギター」が出てくるかもしれないけど(笑)。昨日も、YahooのQ&Aを見てたら・・・

 

「製造年月日を確かめるのに、ネックってはずしていいんですか?」

 

っていう質問に対して、

 

「どうぞ。大丈夫ですよ。」

 

だって(@_@;)

もしも、その人のギターがとても高価なもので、メチャメチャバランスのいいものだったら・・・


 恐ろしくて、考えたくない(爆)。なんでみんな、製造年月日なんか、気になるんだろ?私なんか、製造年月日どこ ろか、「モデル名」・「型番」すらチャランポランに使ってるのに(笑)。「いい音」がしてくれれば、メーカーも国も値段 も、関係ないモン。

 

このHPを立ち上げてから、前より「他の人のHP」をチェックするようにしてて、いろんな「説」(笑)を見てるんだけ ど・・・。ほんとにみんな「ネットの話」を鵜呑みにしすぎ。

インターネットって「文字」でできてるから、「活字」と錯覚 してるんじゃないかな。本物の「活字」を書いてる人は、それなりに自分の話に責任をとってくれるけど、「ネッ ト」はそうじゃないんだよね。


「〇〇〇って、言ってた。」



「×××だって、聞いたことがあります。」


いつ? 誰が? 何を根拠に? (笑)

 

そして、それを見た人が、次に書くときには・・・

「〇〇〇です。」

「×××です。」 フムフムφ(._.)メモメモ (笑)

さっきも「弦」の話をしてるHPを見てて・・・


「009の時は鳴ってたんだけど、010を張ったら、音が詰まりました。ギターが010に耐えられないんだ と思います。」

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・あのね〜(笑) 


私が子供の頃、私とテレキャス・ストラトは、ほぼ同年齢なんだけど(笑)

 TVがまだ、こんなんだった頃(爆)

 

 

テレキャス、ストラト、レスポールができた頃には、まだ009っていうゲージは、無かったの。一番細くて、スタンダ ードなのが「010ゲージ」だったのね。生ギターなんかは、011や012だから。

私が、う〜ん、高校生ぐらいの時か な、「009ゲージ」 − 「スーパー・ライト・ゲージ」が出てきたのは。そのあと「ウルトラ・ライト・ゲージ」−「008」が出 現(笑)。だからねえ、エレクトリックギターは、基本設計が「010」で出来てるのね。嘘だと思ったら、「フジゲン」の お店にでも行って、聞いてみてごらん。みんなも、さすがに「フジゲン」の人に確かめたら、納得するでしょ?(笑)

「ジャンク」は「セオリー」を「無視」するんじゃなくて、「セオリー」を踏まえて、「冒険」−「チャレンジ」することなのね。 トーカイの「タルボ」は金属ボディ。その他にもトーカイは「ファイバー・ボディ」なんかも作ったことがある。変わった ところでは、「アクリル・ボディ」っていうのもあるじゃない?ただ「単純」に「振動の伝達」だけ考えたら、「木」よりも、 効率がいいはずなのね。「木」を使わなくていいなら、とっても「エコ」だし。でも、50年経った今でも「木を越える素 材」は、見つかってないのね。っていうか、「木以外」では、みんなの思ってる「ギターの音」には、ならないの。

 

オベーションやアダマスは、ファイバー・ボディで成功した。あきらかに「新世代の音」を作ったよね。じゃあ、マーテ ィンが「D−45」を、「D−18」を、「D−28」を、ファイバー・ボディで作ろうとした?ローディーンや、タイラーが、挑 戦した?オベーションやアダマスは、ファイバー・ボディで成功したかもしれないけど、あいかわらず「生ギター」は、 「木」だよね?じゃあ、サックスを「チタン」で作ろうとした人は?フルートを「金」で作る人は?そんな人、いないよね え?だってそれが「セオリー」だもん。

ほんの少し、ほんの少しでいいから「ギター」のこと、勉強してあげようよ。ほんとのほんとに「企業秘密」のところ以 外は、ドコのメーカーの人でも、ビルダーの人でも、楽器屋さんでも、リペアーショップの人でも、教えてくれるよ。み んな、「ギター」が好きなんだモン。

この前もねえ、どこかのHPで・・・

 

「こっちのボディよりも、こっちのほうがコンター(ストラトの肘のあたるところ)が浅いんで、同じになるように削っちゃ いました。」

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・あのね〜(笑)


ほとんど直接、音には影響ないからいいんだけど、あの「コンター」の大きい小さいは、そのボディのコピーした年代 によって、「角度」が決まってるの。ボディを水平に寝かせた状態で「〇〇年製」は「〇度」、「××年製」は「×度」っ て決まってるの。だから「削られた広さ」が違ってるのね。別に「思いつき」や「適当」に削ってるわけじゃないんだよ ね。もともと「狙い」−「設計寸法」が違ってるだけなんだよね。

「誰が何をしようが、自分のモノなだから、カンケーねえ〜じゃん!」

 

それは、そうです。ごもっともです。私が言って るのは「年寄りの冷麦」(笑)です。「老婆心」です(爆)。でも・・・なんかさあ〜・・・何も知識が無い人が・・・バイクの エンジンをバラしてみようかなあ〜なんて言ってたら・・・どう思う? 「もとに戻らないですよ〜」「公道を走るのは、止めて下さいねえ〜」って、ならない?(笑)。

もちろん、エンジンをバラして、勉強するのは、とてもいいこと。やらない人よりはよっぽどま し。それは、そう思う。でもその前に、「基本的な知識」と「最低限の道具」は必要、だよね。そして出来れば、もしも の時に「助けてくれる人」、「教えてくれる人」がいたほうが、いいと思わない? 

「ジャンク・ギター」は、「プラモデル」「おもちゃ」「遊び道具」「暇つぶし」。

それで、いいと思う。でも最終的に「ギター」 は「弾いてナンボ」のもの。じゃないと、可哀想じゃん(笑)。何でもそうだけど、「その道」を突き詰めていけばいくほ ど、大切なのは「基本」。ある程度までわかってきて、やっと「基本の大切さ」がわかるもの、だよね。何も知らずに、 むやみにいぢくりまわすより・・・そのほうがよっぽど楽しいと思うよ。

 

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