第19回


 

YT Southern Rock Special II Again

 



ついにこの日がやってきました。

 

第13回の改造後、このギターでスタジオに入り、このギターでライブを行いました。

 

後日、写真やビデオが出てきたら、その姿をココに記録しておくつもりです。

 

あれだけみんなにバカにされている「フォトジェニック」ですが、立派にステージをこなしてきました。

 

チューニングが狂うこともなく、フレット音痴もなければネックのソリもありません。

 

いったいみんな、このギターのどこをみて文句を言うのでしょう?(笑)。たしかに「改造」はしましたが、根本的なものではありません。

 

あくまで「日常」に行える「メンテナンス」の延長です。ひょっとしてみんなは、それすら行わずにギターを使ってるんでしょうか?

 

どちらかといえば、「そっち」のほうが恐ろしいですね。たまたま値段の高いギターで、たまたま調整されてただけ?(爆)

 

そしてそして「フォトジェニック」としてステージに出たので・・・

 

最初からの予告通り(笑)、ネックを交換しました。

 



それが・・・コレだ!!! 

 


左がステージ終了後の最後の勇姿。そして右が新たに付けられたネックです。
 
雰囲気としては、ローズ・ネックの方が似合うかな・・・(笑)
 
外した「フォトジェニック」のネックの体重を量ったら、800gでした。普通は600gなので、やっぱりちょっと「太め」(笑)
 
全体重が約3.8kgだったので、少し軽くなりました。
 
 
 
で、ネックが新しくなり、フレットが1個増えました。ツバ出し22F仕様です。
 
ピックガードを削りすぎてイビツになっていたところが、すっかり隠れました。
 
前回の「改造」の時、ネックを付けたり外したりしてるうちに、コツンとぶつけたところ、塗装が割れました。
 
予想通りの厚塗りのため、パキッと割れると下の「木」が見えます。
 
ほんとうなら「シーラー」−下地剤があるはずなのに、モロ「木」です(笑)。
 
本来のメタリック仕上げなら、「下地」「シルバー」「青」「クリア」が順当なはずなんですが・・・。
 
もう、容赦なく割れます(笑)。ネックの左側、ピックガードの少し上、「銀色」のところポチっと見えますでしょうか?(笑)

 

下地代わりのシルバーが、顔を出しちゃってます。めちゃ厚化粧です。分厚い塗りです。

 

 

 

今はネックを交換したので、ブリッジの調整をこまごまと行っています。

 

ネックを変えたら、弦高が上がってしまいました。ネックが少し薄いということですね。

 

六角レンチでひとつずつ高さを調整しています。9割がた終わって、最終的に弾きながら感触を微調整です。

 

ただ・・・

 

 

 

ネックの交換で、こんなにも「印象」が変わるもんなんですね。いや、見た目じゃなくて・・・

 

「音の響き」が全然違います。かなりブライトなカンジに変わりました。

 

それと重さが変わったからでしょうか、「裏のスプリング」が共鳴しています。

 

まるでリバーブがかかったように、スプリングが響いています。いわゆる「生鳴りが、激鳴り!」(笑)。

 

「生鳴りが、激鳴り!」がはたしてエレキギターにとって、良いことなのか悪いことなのか・・・。

 

それはよくわかりません(笑)。あまり気になるようなら、スポンジをかませて共鳴を止めます。

 

まるで「別物」のようなカンジです。もう・・・「フォトジェニック」ではありませんね(笑)。

 

「フォトジェニック」は、ボディとブリッジだけになってしまいました。

 

 

 

すべては「フォトジェニックの検証」から始まったことなんですが、ついにはこんなになっちゃいました。

 

ウチにあったあまりもののパーツの集合体ですね(笑)。

 

できればこいつの「黒」を手に入れて、そちらは出来るだけオリジナルのまま使いたいなと(笑)。

 

私自身が想像していたより、はるかに「まともなギター」でした。

 

ただどう考えても、あの値段ではしょうがない部分もありますよね。

 

「調整」をすれば、当然値段は上がりますから。

 

でもそれさえ自分でできれば・・・かなり楽しいことは確かです。

 

きちんとすれば1日で出来る改造・調整です。そして誰にでも出来るし、特別な工具もいりません。

 

必要なのはギターに対する「愛情」だけです。

 

次回のライブは、1号・2号揃っての登場になることでしょう。

 

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