ZG 04

お答えします(笑)


ブログの「検索ワード」が、そのまま質問になってる人がいます(笑)。買ってわからないのか、買う前の疑問なのかはわかりませんが・・・。とりあえず、お答えしときますね。

 

■ペダルを普通にボリューム・ペダルにするには?
■ボリューム・ペダル設定
G5単体でボリューム・ペダルを設定する時は、「Zペダル」から「Custum」を呼び出して設定します。それと全体の「踏みしろ」の設定もできます。これは「GLOBAL」のボタンです。取説に書いてありますので(笑)、ちゃんと読めばわかります(爆)。

 

■パッチ種類
これは、どういう意味なんでしょう?(笑)。プリセットのことを言ってるのかな?。プリセットの紹介はZOOM社がやることだし、ようつべにアップしてる人が増えてきてるので、そちらを参考になさって下さい。3×99バンク、297パッチあります。

 

■録音、オーディオ・インターフェイスを別に
■ヘッドフォン ボリューム
■クリップ
これは、そのまま私です。オーディオ・インターフェイスにエディロールのUAを使用し、普通にギターのシールド繋いでます。
G5をUSBで繋げば、そのままオーディオ・インターフェイスとして動いてくれます。直接ヘッドフォンを挿す人は、ジャックが大きいヤツ=ステレオ・フォン・ジャックの変換が必要になります。みんなが使ってるヘッドフォンのほとんどは、ミニ・ジャックですよね。USBとおなじで「トータル」からボリュームを調整します。DAW側とG5側の音量設定が出来ます。
 
で、一番難しい質問がこの「クリップ」です。DSP処理されているとはいえ、G5本体では許容入力を超えてもクリップしません。このクリップとは、いわゆるデジタル・ノイズが出るかどうか、ということだと思います。もちろんUSBで接続し、オーディオ・インターフェイスとして使用したら、クリップしてデジタル・ノイズが出ます。というか、デジタル特有の割れた音になります。これはDAW側でオーバー・ロードしても出ますから。私の接続方法でも、出ます。というか・・・

 
ブログで出した「Bomber」の爆発音、ありますよね?。あれに「プチップチッ」というノイズが聞えると思うんですが・・・あれ、実はギリギリにオーバー・ロードさせてるデジタル・ノイズを使っています。あれ以上入力が大きくなると音が割れて、音にならなくなります。まあ・・・「卑怯者のワザ」です(笑)。デジタル・ノイズすら、自分の音として、コントロールしてます(笑)。

 
私はもう耳がバカなので(笑)、かなりデカイ音で作業しています。そこにG5のドラム音を入れたりすると、すぐクリップしてデジタル・ノイズが出て音が割れてきます。これはG5の、ということではなくて、デジタルでDTMするには、避けて通れない問題です。皆さんもそのうちに体験すると思いますので、気をつけて下さい(笑)。

 

■DSP制限
これもブログで一部ふれましたが、「アンシミュ」は負荷が高いです。3台までしか呼べません。4台目を呼ぶと「THRU」の文字が表示され、使うことはできません。また「Zペダル」も負荷が高いです。当然ですよね。いくつかのエフェクターを同時に呼ぶのと同じですから。それとリバーブの「HD」も負荷が高いのはわかっています。
ギリギリまで呼び出して作業してると、おもいもよらぬものに「THRU」の文字が出ます。これはしょうがないですね。欠点と呼ぶには、値段が安すぎます。5万円でこれだったら、怒りますけど(笑)。普通のエフェクターなら、8個呼んでも問題はありません。Zペダルをボリューム・ペダルにしておけば、ほとんど負荷もありません。気になる人は、外部ペダルにしましょう。私は・・・もうすぐ外部ペダルを繋ぐと思います(爆)。
 

■アーリー・リフレクション
これの何が疑問なんでしょう?(笑)。アーリー・リフレクション=「初期反射」です。普通、音を反射するものがあると、出した音に対して反射音が出ます。ところが普通の音は指向性が無く360度ですので、二次・三次の反射が起き「リバーブ」になります。反射音が減衰していくわけです。それの一番最初の反射だけを抜き出したのが「初期反射」です。なんでこんなモンが必要なのかって?(笑)。まあギターの場合「アーリー・リフレクションっていうエフェクターの音」がちゃんと確立されているんですが・・・。
一番単純な使い方は、ロカビリーの曲をやる時の、「あの音」を作るもんだと思って下さい。それ以上になると、そんなに単純ではないんですが(笑)。
 
まあ、ロカビリーの音で説明しましょう。あのギターの音は、アーリー・リフレクションがあると雰囲気がでます。音の後ろにリバーブとはいえないような短い「ヒィンヒィン」っていうシッポが付いてきます。ところがですね(笑)。実際には「スプリング・リバーブ」も使うんですよ、ロカビリーでは。ただスプリング・リバーブをシミュレートしてると、普通のリバーブのように、細かいパラメーターがないんです。普通のリバーブのシミュレーターなら、ほぼ初期反射音を作れます。でもアーリー・リフレクション部分だけであれば、あまり負荷はかかりません。なので別々に呼び出してセットするわけです。
それ以外にも、「リバーブ」の効果として、「初期反射+普通のリバーブ」で、より複雑な音場を作ったりします。それ以外だと、ハウる寸前の音の効果を作るとか(笑)。いろいろな効果を作れるので「アーリー・リフレクション」として独立してるんです。まあ、どう使うかはそのうち出てくるかもしれません(笑)。皆さんも試してみて下さい。つーか・・・じゃあ「アーリー・リフレクション」を使ってみましょう(笑)。
 

ギターは、セミアコかフルアコがベスト。
 
・・・
 
持ってません(泣)
 
探しているんですが、合格点の出るものが見つけられません。しょうがないので、テレキャスターでやります。私の大好きな、カントリー系ロカビリーになります(笑)。
 
こういうプレイをします。

  

SOUND 01

 

いわゆる「ギャロッピング・ギター」ですね。ロカの基本中の基本。こういったフレーズを弾くだけで、雰囲気が出ます。

  
・・・
 
わかりますよね?(笑)。前から言っている「フレーズと音色のコピー」ですよ。その音に対してピッタリのフレーズを弾かないと、意味はないんです。これに「ショート・ディレイ」を足すと・・・
 

SOUND 02

 

まるっきり、ロカになります(笑)。では「スプリング・リバーブ」を足します。

 

SOUND 03

 

雰囲気ですねえ〜(笑)。ロカからオールディーズまでこなせます。誰でも弾けるフレーズですが、エフェクターがないとこんなになります。

 

SOUND 04

 

まるっきり、素の音(笑)。何を演りたいのかわかりませんね(爆)。ではこれを先ほどと同じように、総動員でやるとどうなるんでしょう?

  

SOUND 05

 

どこかで聴いてる「雰囲気」の音ですよね。よくある音です。

じゃあこれを歪ませちゃいましょうか?(笑)。どうなっちゃうと思います?

 

SOUND 06

 

バックがないから淋しいケド(笑)。ロイ・ブキャナンやダニー・ガットンのプレイそのものになります。ヘルキャスターズなどもそうです。テレキャスター遣いの人は、みんな使う手法です。ほんとうはこのままアンプに突っ込むとナイスな音になります。古い小さいYAMAHAのJ−25に突っ込んでフルアップすると、絶妙な音が出ます(笑)。これが・・・ホンモノ!!(笑)

 

Danny Gatton - Harlem Nocturne

 

普通は「歪み」の後ろにリバーブやディレイを入れます。残響音を残せるし、きれいにかかります。ただ「この手の音楽」が演奏されていた頃って、そうじゃないんですね。せいぜいアンプにスプリング・リバーブがあっただけなんです。それをいろいろな手法で、あのロカビリーの音にしていったわけです。なので「出来た音」をアンプに入れてたわけです。リバーブの音まで、アンプでフルアップしてたわけです。なのでこの手順を踏んでシミュレートするんです。 

 

ダニーの模範演奏を聴いていただければわかるんですが、エフェクトはあってないような存在なんです。実際にライブでは、この曲をほとんど「素の音」で演ってますから。エフェクトでうっすら味付けをするだけで、雰囲気がソックリになります。これが「音のニュアンス」っていわれる部分だったりします。

 

あなたが出したい音は、どんな音ですか?。アーリーリフレクション1つあるだけで、様々なバリエーションが生まれてきます。私は誰も気がついてくれなくてもいいんです。私自身が納得するためにやってるんですから。聞いてくれる人は「音楽」として聞いています。ギターだけを聞くわけではありません。でもその中の「演奏パーツとして存在するギターの音」に責任を持ちたいだけです。できることはすべてやって、その曲を表現する、っていうことです。ロカビリーをやるなら、せめて「なんちゃって」部分までもっていかないと、楽しくないでしょ?。エフェクターは、「雰囲気」を作ってくれる道具でもあります。「レスポール+マーシャル」だけでは、こんな風にはなりませんよね。でも・・・

「レス・ポール」さんは、こんな音でやってたんですよ(笑)。

エフェクターの達人ですから(爆)。

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