ZG 23

祝!G3X発売記念(^O^)/


この週末、ついにG3Xが発売され「新Gシリーズ」が揃いました。

旧G3も「神アップデート」により、G3Xと同じ機能、いや、G5とほぼ同等の能力を持つようになりました。

「G5」と「G3/G3X」の大きな違いは、「Zペダル」と「同時使用エフェクト数」の違い。この「Zペダル」は、ZOOM社が考える「フラッグ・シップ・モデル」だけが有する機能です。なので、これはしょうがないものです。ただし・・・

「同時使用エフェクト数」に関しては、そう違いがあるものではありません。どこで見ても「9個」と「6個」となっていますが、これは「大いなる勘違い」です。誰かが書いたコピーを、使いもせずに書き写したものです。なぜなら・・・

「G5」の「9個のエフェクター」のうち、必ずひとつは「Zペダル」になります。つまり自由にアサインできるエフェクト数は「8個」です。Zペダルに何らかのエフェクトをセットすれば「9個」使うことは出来ます。でも「ボリューム・ペダル」にしてしまうと、「8個」です。

一方、「G3X」は「6個」とされていますが、ペダルを「ボリューム・ペダル」しても、「6個」は変わりません。「G5」のように「ボリューム・ペダル」でも「1個のエフェクター」として考えると、「7個」セットできることになります。そう考えると「同時使用エフェクト数」については、そんなにハンデがあるとは思えません。実際に、あなたの「エフェクター」を考えて見てください。「6個同時使用する」−そんな場面が、どのぐらいあるでしょう?。普通に考えて「6個同時にON」するセッティングを考えてみてください。そう考えれば「G3/G3X」は、一般的に使うなら充分な機能があると思います。

 

ただし、ただしですよ(笑)。ひとつ、注意してください。

「G3/G3X」を使う場合、「今までに無かったエフェクター」があなたの足元に加わります。そう、「アンプ・シミュレーター」です。実物の「アンプ」を使う場合、使わないことになっている「アンシミュ」ですが、これは間違いなく使うことになると思います。特にアマチュアになればなるほど、使う頻度は高いと思います。「自分のアンプ」を持ち歩けない人は、確実に使うことになるでしょう。となると・・・「1個分のエフェクターを消費する」ことになります。各音色を作る時に、「6個中1個はアンシミュ」になります。とすると、「残りは5個」で考えなければなりません。そこの判断を見誤ると、セッティングがグチャグチャになります(笑)。

 

宅録のためのセッティング

 

アンシミュを使った、ライブのセッティング

  

純粋にエフェクターだけのセッティング

 

これを上手に、ウマく考えていかないと、あっというまに「使いづらいもの」になることでしょう(笑)。自分のアンプを持ち歩けない人は、特にです。できれば、ライブハウス毎に「違うアンプのセッティング」なんかを、ちゃんと管理できれば、これはこれで最高ですよね。そのためには・・・、わかりますよね(^_^)v。「Edit&Share」を上手に使うことが、問題の解決になります。

 

実際に「Edit&Share」を使った「私の感想」からすると、「音作りをしている最中」は、実際にG5−実機をいぢったほうが早いです。G5なら4つ、G3/G3Xなら3つの画面でエディットするわけです。部屋の中でもスタジオでも、こちらを見ながらエディットすることが多いです。なので慣れると、かなりスピーディーに動かせるようになります。それにくらべ「Edit&Share」で行うと、「マウス」を触ることになります。これだけマウスに触っている私でも・・・ツマミのほうがやっぱり早いです。

でも「Edit&Share」の画面でもやってます(笑)。気分転換には、最高ですね(爆)。どうせいずれは、ドコの会社のマルチでも「画面でいぢる」ことになると思います。デジテックなどは、いち早くそっちにシフトしています。そう遠くない未来には、ほとんどのマルチがそうなると思います。いや「アナログ」と「デジタル」が、完全に二極化することになると思います。マルチは・・・「画面に依存する」方向に進むでしょう。そうすると何が便利かって、「OD−1のような絵」が出てくればマルチの機種が違っても「そういう音がするハズ」って反応できます。これは使う人間にとって、大きなアドバンテージですよね。また「画面に依存」すればするほど「ヒューマン・インターフェイス」−「操作方法」が似てきます。それはまるで・・・コンパクト・エフェクターのように、誰もが違和感無くどこの製品でも使えるようになると思います。現実に、そうなりつつありますから。

 

話は反れましたが(笑)、とにかく「Edit&Share」を使って、上手に「音色管理」をするのが良いでしょう。まだ使ってない人には判らないと思いますが「Edit&Share」を使うと、「宅録で使うセッティング」などはまったく本体にロードする必要がなく、PCのパッチ・ライブラリー上のみで本体を稼動できます。本体に収められているパッチは、あくまでも「本体を持ち出すためのセット」になります。またPCがネットに繋がっている状態ならば、「Edit&Share」は「ZOOM社」と繋がり、「ファクトリー・プリセット」がいつでも取り出せます。心配な人は(笑)、「ファクトリー・プリセット」をいくつかコピーしてしまえばいいだけです。これ、慣れると便利ですよぉ〜(笑)。

 

「ディレイを5個並べて、全部のパラメーターをフルにしたまま音を出すと、どうなるか?」(爆)

 

なんていう実験がいつでもできます。特に「エフェクターの並べ替え」に関しては、「Edit&Share」の機能は秀逸です。「アンシミュ」に対して、「歪みモノは、前と後ろではどう違うのか?」「コーラスは、前と後ろではどう違うのか?」「ディレイ/リバーブは、前と後ろではどう違うのか?」を、マウスでひょいひょいって動かすだけで、すぐにテストできます。今までにこんなことが出来たのは、GP−16だけでした。今はそれよりヒドいこと(笑)が、簡単にできます。私にとっては、ロール・プレイング・ゲームより面白いです(笑)。「やってみたかったコト」の、ほとんどができるようになりました。これ以上は・・・G5とG3を並べるしかないでしょうね(爆)。

 

「G5」にひとつだけ「文句」があるとすれば・・・「MIDI」が付いていないこと。これはイコール「2台がリンクしない」ことです。これ・・・できるはずなんですよね〜(笑)。「G9」には、MIDIが付いてるんですから。

いずれは出てくると思います。「G9」あるいは「G7」の筐体の大きさに、G5以上の機能を詰め込んだ「ZOOM G10」(爆)。それには、Windowsのタブレットを接続(^_^)v。MIDI端子付き。それと・・・

「Edit&Share」に表示されるエフェクターのうち、任意の1〜3個エフェクターを自由にアサインできるコンパクト・エフェクター「ZOOM G1」(爆)。これはすでに、デジテックにはあります。いわゆる「VST」の考え方を使ったもの。「G1」(笑)自体は何の能力も持たず、チップにその機能をロードすることによって、初めて「エフェクター」として動く。1個のスイッチを4回踏むと、エフェクターが1・2・3・OFFと切り替わる(爆)。1個のコンパクトの筐体で3種類のエフェクターが切り替わって、電池駆動可能。「G3/G3Xのサブに!!」みたいな(爆×100)。

 

そう考えると・・・まだまだバリエーションは作れますよね、ZOOMさん(笑)。「G5」にインサートを付けて、インサート自体どこにでもアサイン可能。そこにはどんなエフェクターを入れてもいいけど、G3/G3XあるいはG1(笑)を入れると、それ自体、プログラムコントロールが可能になって、G3・G3X・G1を複数台プログラム・チェンジまで可能。理論上、無限大にエフェクターを接続可能、みたいな(^O^)/。

そんなの欲しがるのは・・・俺だけ?(-_-;)

 

とにかく、コレが2万円以下で買えるんだから、スゴいことです。競争相手は、みんな5万円近いものですからね。コスト・パフォーマンスなんて生易しいものじゃないくて、他社はあせりまくると思います。かなりの人が「G3/G3X」に流れ込むでしょう。それだけに「使い方」−あなたのセンスが問われることになります。他社の高い機種を持ってる人は、「G3/G3X」に負けるわけにはいきません。また同じ「G3/G3X」所有者同士なら、使い方の優劣がハッキリ出ます。同じステージで、同じアンプで・・・って考えると、恐ろしいでしょ?(笑)。「廉価版ギター+G3/G3X+JC−120」で、とんでもなくいい音を出す人が現われそう(爆)。それで「カスタムショップ+高額マルチ+自前アンプ」よりいい音出されたら・・・(爆×10000)。

 

みんなで、楽しくやりましょうね!!。使ってナンボ、弾いてナンボです。機材が音を出すわけじゃないですからね。音を出すのは、あくまでも「あなた」です。「あなたが奏でる音楽」を、助けてくれるだけです。「音楽」を創る「手助け」をしてくれるモノです。答えは「音楽」として出すしかありません。それにはこの「新Gシリーズ」は、最高の道具になりつつあります。こんなに安いんですからねえ〜。

「とりあえず、この1台」が、合言葉として似合いそうです。あとは・・・

あなた次第・・・ってことです。みんなで楽しく、音楽しましょ!!(^O^)/

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