ZG 26

MS-50G 登場!!


ちょっと目を離してるスキに・・・ZOOMから、新製品が出たようです(笑)
「Multi Stomp MS-50G」という名前。
最後の「G」はギター用?Gシリーズの末っ子?
一応、アナウンスされているのは4種類あるようですが、まだ1種類の全貌しかわかりません。

まだ詳細な画像がないので・・・フォトショップで拡大してみると・・・

 

1.ギター用(コレが50G)


2.ベース用(50Bですね)


3.これが50CDR


4.Bluetooth版 MS-100BT

 
「3」のCDR版は、セットできるエフェクターが3つになるかわりに、パラメーターが増えるようです。空間系限定らしい。「C」はChorus。「D」はDelay。「R」はReverbですね。どうも、「ステレオIN/ステレオOUT」のようです。

で「4」が、スマートフォンでプログラム・エフェクトが入れ替えられるバージョン。なんとこれも「ステレオIN/ステレオOUT」くさいですね。とすると、50Gとはまったく違った性格なのかな?

 
一番の問題は、「Edit&Share」が対応するかどうか?ですね。「4」でエフェクトの入替えが出きるのなら、「Edit&Share」でもできそうです。もしもG5/G3とエフェクトがコンパチだったら・・・デジテックとは違った意味で、「新しいカタチ」と言えそうです。私が想像していたものとも、ちょっと違いますし。

すでにインプレッションがいくつか出ているので、実機に関することはそちらを参考にして下さい。
とにかく私が何か書かないと、ZOOM社の人が心配するだろうから(笑)。
 
これだけ、小さくなったワケです。なのでより一層「Edit&Share」が有効なのは、誰が考えても同じだと思います。PCの広い画面上でエディットできるなら、私ならスタジオにノートPCを持ち込むことでしょう。「4」を選択するとスマートフォンが必要になりますが、これ、PCのBluetoothでもできたらすごいことですね。もしできるなら、エミュレート・ソフトをぶち込んでもやりたい。なぜなら私は・・・

スマートフォンを持ってないから(爆)。
ただ実際にどこまでできるのかは、現時点では不明です。「3」の「パラメーターが増える」も、とても気になります。「トリプル・タップ・ディレイ+複雑モジュレーション」みたいなヤツでしょうか?。デュアル・コーラス、3相コーラス、逆相コーラスも来るでしょうね。フェイザーやフランジャーは無し?。
 
とにかくパッと見て、気になったものがいくつか・・・

 

「LineSel」

 

「新発想」ですね。マルチの中で、ライン・セレクターが動くという、まったく新しい発想です。こういった「新しいモノ」に関して、何もアナウンスしないのがZOOM社の体質のようですが(笑)。
これはこのライン・セレクターの後に繋いだものをON/OFFできる、と書いてあるんですが・・・。単純に切り替えるだけなら、マルチでは必要ないですよね。パッチを変えればいいだけ。だとすれば、私がG5でやっていた、「パッチ内のエフェクターを、リアルタイムで切り替える」ってことでしょうか?。前回のライブの時にやっていたんですが、9個の基本セットを組んだパッチで、うち4個をリアルタイムでフットスイッチで切り替える使い方をしてました。そうするとG5は、「マルチでありながらコンパクトを並べたもの」として使えます。
たぶん、みんなには使われないことでしょう(笑)。だけど「面白い使い方」を見つけた人は、けして人に教えないと思います。唯一無二、この「50Gだけでできるワザ」になりますから。そして・・・ついにきましたね(笑)。

「StompDly」

 

「発振させられるディレイ」です。実際にG5/G3で発振させるのは、非常に難しいんです。それをできるようにしたんですね。

したんですが・・・(爆)
この「発振」が面白いのは、ディレイ・タイムやフィード・バックをいぢれるから面白いんです。つまりパラメーターをいぢれないと、思ったほど使い道はないんです。でも50Gは、リアルタイムでパラメーターをいぢれるのはツマミだけ。これ、G5/G3に入って、初めて能力が発揮できるもの。G5/G3にはあって、50Gには無い、っていうのが本来のカタチだったはず。とすると・・・

G5/G3のアップデートがまたやってくる?(笑)
これはG5のZペダルにアサインできると、いろいろな効果音が作れるんですよ。Zペダルがあれば、3つのパラメーターがコントロールできますから。「スロー・アタックで出した音」を発振させてディレイタイムをコントロール。それをスライサーで切って、なおかつスライスのスピードをコントロールする・・・(爆)。Zペダルのためのエフェクトを言っても、過言ではありません(^_^)
 
50Gが「Edit&Share」に対応するとは、どこにも書いていません。でも「USB端子」はあります。少なくともファーム・ウェアをアップデートはできます。これは能力を上げると共に「まずいところがあったら直せる」ってことです。これがあったおかげでG5/G3は、みんなが思ってた「不満な点」を解消することができました。でも、それだけのためのUSB?(爆)。

 
Amp関係・歪みモノは、やはりみんなに人気のあるモノ、使いやすいモノに絞られました。そんな中で・・・
「Z Clean」が生き残ってますね。なぜだと思います?(笑)
たぶんZOOM社から見て、「上手に使ってる人」「本来の使い方をしてる人」がいないんだと思います。ユーザーが思ってるより、「ウマイ使い方」があるんだと思います。ま、それをいちいちアナウンスしないのがZOOM社なんですが(爆)。私の解釈は、「アンシミュを使うような音では無く、ラインに近いけど、より太い音」です。「OverDrive+ParaEQ+Z Clean」が、一番往年の「ラインの音」に近い。そしてたぶん、これ以外の使い方もあるはず。
 
 
■総評

 
まずはこの「50Gの位置づけ」です。G5/G3の末っ子と考えるのか、新世代マルチと考えるのか。たしかに中身はG5/G3なんですが、G5/G3の末っ子と考えるのはちょっと・・・ですね。G5/G3の血を受け継いだ「新しいタイプのエフェクター」と捉えたほうがいいと思います。けしてG5/G3の代わりにはなりません。でもエフェクトボード内にG5/G3の血を注ぎ込むにはピッタリでしょう。特に「アンシミュ」を持たない人にとっては8000円前後で買える、良質なアンシミュです。G5/G3で人気のあるアンシミュを抜き出してあります。

では「買い?」(笑)。
 
私の意見は「待て!」です。後続機種2つを待ったほうがいいと思います。「3」と「4」の能力が、あまりにも未知数です。とくにG5/G3の能力の一部が欲しいと考えているなら、圧倒的に「4」だと思われます。
まだ現行では「写真」しかありませんが、どうも「3」と「4」は、「入力が2つある」ようです。待望のステレオIN/ステレオOUTのようです。「3」はわかるんですが、なぜ「4」がステレオIN/ステレオOUTなのか?。ステレオINは、ステレオOUTのあるエフェクターの後ろに入れるもの。50Gの後ろに入れるもの?。G5/G3の後ろ?。それと・・・
 
どこにも「Edit&Share」に関する記述がありません。4つ全部揃わないと、新しい「Edit&Share」をプログラムできないし、その話をアナウンスすることもできません。ここまでやって「Edit&Share」がまったく使えないということは無いと思うし。4つ全部揃って、G5/G3のファーム・ウェアをアップデートして、新しい「Edit&Share」になる、というのが正しい道スジでしょう(笑)。せめてG5には、「LineSel」と「StompDly」を供給するのが、メーカーの正しい姿勢だと思うし(爆)。
  
ただし「悪い」と思ってるわけではありません。どちらかといえば「面白い存在」だと思います。「変わった選択肢が増えた」っていうところでしょうか。考え方によって、使い道がいろいろあると思います。
ただ絶対的に言えるのは、「G5/G3の代わりにはならない」ってことでしょうね。6個エフェクターならG3と同等のように見えますが、足元でコントロールするには難しいと思います。必ず「何か」と、併用するようになるものでしょう。部屋で使う分には、単体で完結できますが、ライブでは難しいと言えます。それでですね・・・(笑)
 

 
ZOOMさん!!

 
そろそろ・・・「USB・フット・コントローラー」を作りません?(爆)
G5/G3/50G等を、USB1本で接続。バンクのアップ・ダウン、プログラム・チェンジ等ができて、尚且つ、G5/G3/50Gを複数繋いでもコントロールできるもの。電源が供給できて、チューナー・アウト付き。名付けて、
 
「ZOOM・G1000−スーパー・コントロール・システム(仮称)」(笑)
 
ディスプレイは、Windows8が動くPadを接続。デジテックが本体に搭載させたので、対抗してZOOMでは、専用コントローラーに搭載!!みたいな(*^_^*)。G5を5台繋げば、一瞬で45台のエフェクターが切り替わります!みたいな(爆)。

おまけにUSBから、携帯電話に充電可能(^O^)/。さらにG1000からWindows8内のVSTを呼び出して、接続可能!!なんちゃって。

そんなのがあっても・・・
買うのは、私だけ??(爆)
 
とにかく・・・

デジテックとZOOMからは、目が離せないですね。
「3」と「4」に、超期待!!

それが本日の結論です(^O^)/

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