ZG 28


セッティングを考えてみよう!


MS−50G(笑)
やはりどう考えても「落としどころ」が難しい。いや難しいというより、いろいろなことができてしまうため、あっちにもこっちにもになってしまいそうです。
ネットでようつべなどに出ている音源は、「1台で完結する音」。これは、あたりまえに良いに決まってます。

ナリが小さいだけで、G3とほぼ同じなワケですから。これを3音色とか5音色だけに限って使うなら、良いと思います。
 

A:バッキング
B:リード

 
これなら、OKですよね。1回踏めばいいだけ。ただし、「全曲コレ!」になります。それを避けたいなら・・・
 
A:ブランク
B:バッキング
C:リード

 
これなら、50Gをパスすることができます。「C→B」であっても、2回踏めばOK。「A」を別途セレクターで代用する手もあります。

でも使えるのは、1セットだけ。これ以上の役割を持たせようとしたら、どんどん「踏む回数」が増えていきます。
 
A:ブランク
B:バッキング1
C:バッキング2
D:リード1
E:リード2
 
「A」:ブランク
「B」:8ビート・バッキング
「C」:アルペジオ
「D」:ストレートなリード
「E」:リード+ディレイ

 
かなり現実的な組み合わせになりますが、「1つ前に戻る」には、4回踏むことになります。

もし間違って、1回多く踏んでしまったら・・・(笑)
 
この使い方。できなワケではありませんが、どんどん現実から離れていきます。
 
「バッキング×3」+「リード×3」
 
ブランクを入れて7つになったら、もう限界でしょう。アルファベットを覚えるだけでも大変です。

「曲順」で「A〜Z全部使用」も可能ですが、それももし間違って、1回多く踏んでしまったら・・・(笑)
 
「この使い方」も「無し」ではないですが・・・かなり音色が限定されます。オリジナル曲で、ギターの音色が固定されてるタイプの人なら可能です。

でも・・・もったいないですよね?(笑)。「LineSel」も「StompDly」も使えません。
 
使い方の根本的な考え方として、コンパクトを並べた中の「どこに入れるのか?」で、使い方を決めるのが良いかなとも思います。

どうかんがえても「コレ1個」では、使えません。まあ、使い方によっては「コレ1個」も可能ですが。
 
「歪み系」
 
「空間系」

 
並びに入れる場所が変わりますよね。私が使うなら、この「歪み系」と「空間系」の間に入れて「遊軍」

どちらとしても使える場所ですね。ここから考え方をスタートさせます。
 

どっちにしても・・・もったいない使い方ではあるんですけどね。ここから50Gに重きを置くものを外す、っていうのも手です。
 
「ワウの代用」
ムリですね。「オートワウ」しかありませんから。
 
「コンプの代用」
ありえます。「歪み系」と同時に使わなければ、並びが逆でもいいわけです。カッティング用とリード用の音色を用意できます。
 
「歪み系の代用」
可能ですね。コンパクト歪み×2では、3種類しか音を作れません。それから考えたら、5種類程度の歪みを作って使うなら、かなり現実的です。またこの並びで、50Gを「ブースター」にするのも「あり」ですね。ただブースターをON/OFFさせるとなると、きついかもしれません。
 
「空間系の代用」
かなり広範囲でできます。ただそれだと「50CDR」という選択のほうが、賢明な気もします。この状態でも、「空間系」を全部代用してしまうことも可能ですね。ディレイ×2台とかのセッティングも、50Gなら楽勝です。いままでこの並びで空間系を使っていた人にとっては、夢のようなセッティングができます(笑)。
 
ただし!(笑)ただしですよ。
これらのことを、現実にライブで踏みかえることを考えると・・・「ループ・セレクター」が必需品のように思えます。

ループ・セレクターがあることによって、また別の考え方ができるようになります。
  

「50Gの大きな問題」は、

 

「リアル・タイムに音色の踏み変えが現実的ではない!」

 

というところにあります。「使い道」を増やせば増やすほど、踏み変えが難しくなります。

そこで、「ループ・セレクター」をかませたとします。
 
1曲目:フェイザー
2曲目:フランジャー
3曲目:ハイゲイン
4曲目:コーラス×2
5曲目:ディレイ×2
6曲目:オート・ワウ
7曲目:EQブースター
8曲目:LineSel

 
「ループ・セレクター」を使うことによって、A〜H。50Gの音色を順番に呼び出してスタンバイすれば、いつでもON/OFFできます。これで9曲目にまたハイゲインを使うなら、50Gを踏み変えるのではなく、「I」にもうひとつハイゲインを用意すればいいだけのことです。50Gが遊軍として、自由自在に働いてくれることになります。「ループ・セレクター」があることによって、いつでも50Gを踏みかえられます。5回10回踏むことがあったとしても、タイミングを考えておけばできます。前もって準備できるんですね。「ループ・セレクター」を入れて、従来のどれかを外すっていうのが、かなり現実的なチョイスだと思われます。
 

「ループ・セレクター」を入れることによって、大きくこの2タイプに考えられます。一見ムダなように見えますが・・・

このセットの良いところは、50Gを「歪み系」と「空間系」のどちらに振っても、足りない方をカバーしてくれるエフェクターがあるところにあります。50Gに「ムリな組み合わせ」をしなくてもよくなり、50Gの負担が軽減されます。
また「歪み系」「空間系」のどちらでもないもの−アンシミュやEQ、ZNRをセットして、必要な時に必要なものを呼び出す、っていう考え方もできます。その上で・・・G5の時にも書いたんですが・・・
 
「パッチにセットされてるけど、OFFになっているもの」
 
これを各パッチに、「LineSel」を使って、複雑にセットすることが可能になります。その逆に、「LineSel」をONにしておいて、イザという時にOFFにすると、もう1つの音が出てくるのもありですよね。「LineSel」「ZNR」を使っても、あと4個はエフェクターがセットできます。足元にあと4個のエフェクターが増えると思ったら・・・けっこうすごいことですよね。純粋にエフェクターのみなら、6個使えるわけです。
 
まず「使い方」はこれでいいとして、一番問題になるのが「音色管理」ですね。「Edit&Share」が無いと、結構ツラくなってきます。
作ったパッチは50種類。これをA〜Zに、26種類アサイン。これが固定できるようならいいんですが、「別の曲」「別のバンド」などのバリエーションが増えてくると、一挙に混乱します。パッチにキチンと名前を付けるのと同時に、自分で「パッチ表」を作らないと、管理できなくなるでしょう。
 
 

 
今日考えた使い方は、「50Gをエフェクターとして使う」が主です。アンシミュの能力を100%生かせるものではありません。

でも、通常はG5/G3でしか作れないような音を、一発で呼び出せるという能力もあります。

「8千円で買える、コンパクトなアンシミュ」って考えたら、それはそれで画期的な道具です。

これでもまだまだでしょうね。タップ・テンポやチューナーが、いまいち使いづらいです。

また、ボリューム・ペダルをドコに入れるのかも悩みの種です。でも・・・割り切るしかないでしょうね。

全ての機能を、フット・スイッチ1個でコントロールするのは、どう考えてもムリです。

これでサブ・スイッチで、せめてプログラムがUP/DOWNできたら・・・。

 
もしも「改造」ではあっても「プログラムのUP/DOWN」ができるなら、G5/G3の末っ子として、ものすごい能力を発揮すると思います。「小型G3」になります(笑)。だからこそZOOM社では、50Gからは「その能力をハズした」ともいえます。

いまのところ・・・全てを総合すると、「G3X」が一番コストパフォーマンスが高いんじゃないかな。「なにもかもができるG5」を必要とする人は、少ないと思います。でも50Gでは「考える」という作業が必要。そのどちらも兼ね備えたのが「G3X」。ペダル類を必要としないなら「G3」。私は今のところ、このどちらにするか、悩んでいます(笑)。東京まで行くのに、G5はちとツラい(爆)。「G3X」ひとつで間に合わせるか?、「G3」にEXペダルをつけるか?。10月には、どちらかを購入する予定(爆)。なので・・・

「G5とG3を同時にPCに繋いだら、爆発しませんか?」(爆)

なんです(笑)。

根本的に、G5があればOKなんですが、持ち運ぶにはやっぱり「G3」。

さて、みんななら、どう使う?(^O^)/

 

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