ZG 34

G3・G3X・G5 共通問題


やばいなあ〜(笑)。やはり質問がきてしまいました。
 
どうしてG3をあんな風な使い方をするんですか?(爆)
 
 
う〜〜〜む(ーー;)
このHPをジーーーッと読んで貰えば判ると思っていたんですが・・・
ここで私が書いているのは、あくまでも「やり方」「方法論」です。「こんな風なやりかたもありますよ!」「こんな方法はどうですか?」っていうもので、結論でも決定でもありません。
 
コンパクト・エフェクターっていうのは、並べてしまえば使い方は決まってしまいます。ところがマルチ・エフェクターっていうのは、使い方に決まりが無いんです。どんな目的があるかによって、アプローチがどんどん変わっていくんです。コンパクトと同じような発想でもいいし、VSTのような考え方もできます。そんな中で、比較的変態的な使い方(笑)をしている私の「やり方」「方法論」「考え方」を書いているだけ。けして縛られる必要はないし、無視しても結構です(爆)。
 
たとえば、みんなは1ステージで何曲演奏しますか?。30分で6曲だとすれば、1曲に5音色使ったとしても30音色です。G3でいえば「A・B・C」のパッチで終わります。でも私たちのステージは2時間半から3時間ぐらい。曲数でいえば、25曲から30曲ぐらいです。25曲で5音色だと、125音色です。実際にはこんなに使いはしませんが・・・どの曲がどのパッチだか、覚えていられます?(笑)

 
ウチはギターが3人。みんなハムとシングルを使います。私はたまたまHSHなんで、ギターを交換しなくて済んでます。私以外はVOXのでっかいほうのマルチを使用。ハム5音色シングル5音色だとしても、最低10音色は切り替えます。ハムとシングルを行ったり来たりするので、もうコンパクトには戻れません。3人ともコンパクトの使用暦より、マルチの使用暦のほうが長くなってしまいました。だいたい普通はハム10音色シングル10音色ぐらい用意しています。これだって・・・どの曲でどの音って・・・覚えるのが大変^_^;
 
最も効率よく、覚え易く、使いやすく、自分に合った使い方
 
これは、100人100様です。なので私にしても、他の人のマルチを触っても「???」。ギターとセットで弾かせてもらっても、何がなんだか判りません(笑)。その音の目的が判らなければ、弾いてもなかなか判別するのは難しいんです。だから・・・なかなか「パッチ」が出回らないんですね。「ギターが違う」「アンプが違う」「機材が違う」そして「弾く人が違う」んです。ピッキングの強さが違うだけで、ギターは全然違う音を奏でます。なので・・・(笑)
 
今日も「やり方」「方法論」を作りましょう。マルチは、年々発達してきています。最初の頃にあった「コンパクトを並べたようなモノ」。そしてそれが「入れ替えできるようになったモノ」。そして現在では、なんでも自由自在になっています。初期の頃には、色々な使い方のノウハウ=裏ワザがありました。それがドンドン多機能になってきたおかげで・・・みんなの頭が追いついてこれなくなってきました。作るほうは智恵を絞ってあれやこれや用意してくれるんですが、それを初中級者に預けても、初期の頃と使い方が変わってなかったりします(笑)。プリセットをいぢってるだけでは、並んでるコンパクトのツマミを回してるだけと同じです。ほんのちょっと考え方を変えるだけで、もっといい音になるハズなんですが・・・(爆)。その「ほんのチョット」のところを、今日は突っ込んでみようと思います。
 
まずは、G3・G3X・G5で「ペダルを使う」ことにして下さい。「ボリューム・ペダル」と考えて貰っていいです。でもこのG3・G3X・G5では、ものすごくいろんなバリエーションが作れて、色々な音を出すことができます。
 

今日使うのは、これだけです(^_^;)。これに、ペダルを入れます。これだけでも、バリエーションができてしまいます。しかもそれは「弾く人によって、全然違う音が出せるセッティング」なんです。

「ピッキングの強さ」によって、出てくる音が変わるのはわかりますよね。初級者であろうが上級者であろうが、どんなセッティングだとしても「軽くピッキング」した時と、「強くピッキング」した時では「音が変わる」でしょ?(笑)。それを逆手にとって、ワザワザ「音を変えるためのセッティング」をしてみます。

 

通常同一人物が、まったく同じギター・同じ機材・同じアンプで弾けば、いつでも同じ音が出ます。多少、体調変化はあるでしょうけど(笑)。特にエフェクターを使ってたり、このような状態でマルチを使っていれば、トータル・ボリュームをイジっても、音の大小が変わるだけで、「強弱による歪み」は、基本的に同じです。ところがですね・・・(笑)

  

はい、今は「OUTPUT VOLUME」にペダルがセットされています。あっ、また新たに「パッチ」を用意しましょう。ギターのほうは、リアで弾いて見てください。ハムでもシングルでも、近い結果になると思います。

 

Patch

 

「A1」にこのセッティングを入れます。この状態でアンシュミは「ほとんど歪まないセッティング」にしてあります。それなのに「OverDrive」の「Gain」を「0」で踏んでも、かなり歪みはじめます。「OverDrive」をON/OFFして確認してみてください。

 

???

 

なんで?(笑)

わかりますよね。「OverDrive」の「Level」=「100」は、かなり出力がデカイということです。「OverDrive」を踏んでも、歪みが加わらないようにするには「Level」=「50」以下にセットする必要があります。それを「A2」に、用意してみました。これも、ON/OFFして確認してみてください。ODを掛ける性格上、音質の変化はあります。

 

もう、何を言おうとしてるか、わかりますよね。「トータルのボリューム」以外に、このパッチでは「Gain」×2・「Level」×2と、「ペダルでコントロールできるところ」があります。厳密に言えば「INPUT VOL」も変えられますが、それは自分で試しておいて下さい。なので・・・

 

A3:OD Level

A4:OD Gain

A5:FD Level

A6:FD Gain

 

この並びにしてあります。「INPUT VOL」「OUTPUT VOL」以外に、ペダルをセットできるところが4つ。そしてこれは・・・

 

ペダルを入れる場所によって、結果が変わる!

 

これがキモです。この中で唯一、「あまり変わらない」のが、「A5:FD Level」。これはトータル・ボリュームを変えるのと、ほぼ同じ結果になるだけです。「音量」が変わるだけで、「音質」に変化はありません。他の3つは、「歪みの量」「歪み方」が変わります。

 

では歪みの量がもうワンランクアップするように、アンシミュを「FD VIBRO」にしてみましょう。「FD COMBO」より、さらに歪むようになります。

 

A7:OD Level

A8:OD Gain

A9:FD Level

B0:FD Gain

 

ペダルを踏み込むことによって、いっそう深く歪むようになりました。さてこれを、もっと他のアンプに代用したら・・・(笑)

これが「やり方」「方法論」「考え方」です。

 

そんなこと、わかってます!!(笑)。そう言われそうですよね(爆)。

 

・・・

 

ほんとにぃ〜〜〜〜(;一_一)

 

「コーラス」に「ボリューム」があるの、知ってます???(笑)

それ、「歪みモノ」や「アンシミュ」の前にもってきていぢると、どういうふうになるか、知ってます?(笑)

 

むかし、むかし(^_^;)「BOSS CE−1」という、歴史的名機の「コーラス」がありました。それには「INPUT」に「HighとLow」があって、なおかつ、「OUTPUT LEVEL」があったんです。ところがこれに「INPUT LEVEL」を付ける改造する人、多数(笑)。なぜこれが「歴史的名機」かっていうと、その後に出てくる「CE−2」「CE−3」には、「INPUT LEVEL」も「OUTPUT LEVEL」も無いんですよ。なのでこのCE−1を使い続ける人が、あとをたちませんでした(笑)。これひとつだけでも「LEVEL」をいぢると、いろんな音が作れることを知っていたんですね。「歪みの前」「歪みの後ろ」。そして当然、「アンプの前」。これでいろいろなバリエーションを作れることを、この人達は知っていたわけです。あなたは・・・知ってました???(^O^)/

 

今日も「やり方」「方法論」「考え方」です。他の人と同じでいいなら、コンパクトと同じような使い方をしてればいいです。なにもわからず、メーカーが作ってくれたプリセットをいぢってればいいです。

 

そうそう。「エコー・プレックス」「ビンソンのエコー・ユニット」。これらのディレイ(エコー・マシン)がナゼ好んで使われていたか、知ってます?。まだ「歪みのエフェクター」が無い時代、コイツラを使うと、「歪んだ音」が出てきたんです。入力で針が振り切れて、音が歪むことをみんな知っていたんです。これだって・・・

 

「やり方」「方法論」「考え方」です。

 

「ガバナー」のGainが0の時の音。

「BigMuff」のGainが0の時の音。

知ってて、損は無いと思いません???(*^_^*)

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