ZG 42

G1on/G1Xon(^O^)/


「久々にZOOM製品の話」をしようと思います。
「A3」までは、話は出ましたね。その後のMSシリーズは・・・
私は遠慮しておきます(笑)。
ただしDEC8さんが、MS-50Gを「2台遣い」してる話がアップされています。 

   

DEC8さんのブログ

   

でもって・・・

    

結局・・・(爆)

   
やっぱり・・・こうなっちゃうんでしょうね。MSシリーズは、「MSシリーズ×2台」あるいは、「他のエフェクト類+MSシリーズ」が妥当な使い方。便利ではあるんですが、「通常のマルチ」としては、とても考えにくい製品です。MSシリーズに手を出した人が行き着くところ。それが・・・
  
G1on/G1Xon(以下、G1)

  
この「1」を冠したということは、コレが一番「最下位機種」ということでしょう。
同時使用数が・・・
  
G5:9個
G3:6個
MS:6個
G1:5個

  
当然と言えば当然なんですが、G1は「同時使用数が5個」に制限されています。これはですね(笑)

「6個」だと、MSの立つ瀬がなくなっちゃうからですね。どちらかといえば、「G3の廉価版」ということです。MSシリーズでパッチのアップダウンができてしまったら、これも「G3の廉価版」(笑)。「なにかしらの機能」を制限しないと、「最下位機種」ということにはなりません。それで「同時使用数が5個」。そのかわり「パッチのアップダウンができる」「ペダル付きがある」ということなんですね。そして・・・
  
「リズム・ボックス」と「ルーパー」が復活(笑)。G5・G3にはある機能なんで、搭載するのは簡単です。問題になるのは「DSP制限」だけですから。ただ・・・(笑)
  
「初心者用」ってことなんですかねぇ〜(爆)。私にとって「リズム・ボックス」と「ルーパー」は、ほとんど遣わない「オマケの機能」。別に無くても、問題はありません。つーか、「使う場所」が制限されてますから。初心者が自分1人で演るのに、って考えたとしても、初心者の人がそんなもんいぢってるヒマなんかあるの?(笑)。初心者が「5個直列」を、そんなに簡単に理解できるの?(爆)。そして・・・
  
「Edit&Share」が使えません\(◎o◎)/!どひゃ〜
  

こまったチャンですねぇ〜(笑)
初心者が「1個の窓」で、5個をEditする・・・
だいじょうぶ???(笑) 

ほんとにできるの?? (爆) 
そんなこんなで「G1の立ち位置」を考えると・・・
  
「MSシリーズに不満のあった中上級者の、もう1台!!」
  
まさに、DEC8さんのような人のための機種といっても過言ではないでしょう(笑)。
「従来持っていたシステムにもう1台」って考えると、このG1のほうが汎用性が高いような気がします。ペダルの有無も選べますし。
  
そういったユーーザー=「サブにもう1台」って考える人は、「6台直列」にこだわる必要はありませんよね。6台でも5台でも、大差ないと思います。とするとMSにあるアドバンテージは「あの小ささ」という点だけになります。実質G3と同等の能力を持ちながら、コンパクト1台分の大きさっていうのは、かなり魅力的ですよね。それこそ「他の欠点」に目をつぶってでも、使う人がいると思います。ただその「他の欠点」が気になる人は・・・G1が良いチョイスであるとは思います。
  
「MS+G1on」
「MS+G1Xon」
「G3+G1Xon」
「G1on+G3X」
「G1on+G1Xon」

  
これは、かなりキョーレツな組み合わせですよね。
問題があるとすれば、それは・・・「予算」(*^_^*)。
この上記2個分と、「G5」あるいは「G3X」とを比較して、ですよね。単純に考えても・・・
  
「MS-50G:7380円+G1on:6780円」@サウンドハウス値段(笑)
  
合計14160円だと・・・G3:13200円より高い(爆)

ただし、驚異の「11個直列」になります(爆×100)

  

G3X=17800円

G5=21800円

G1Xon=8480円 @サウンドハウス値段(笑)

  

どれをどう組み合わせると、コストパフォーマンスがいいのか・・・。
  
ただこのG1。5個直列で6780円は、ほんとにキョーレツな値段。VOXを意識せざる得ませんからね。

MS-50Gが7380円だとすると、エフェクター1個あたりの値段が・・・
  
G5
21800÷9=2422円/個
  
G3
13200÷6=2200円/個
  
MS-50G
7380÷6=1230円/個

  
MS-50G−1個分
7380−1230=6150円

  

G1
6780円

  
  
おお〜〜〜っ、G1はMS-50Gより、ちょっと割高(笑)。その「割高の理由」が・・・

  

「ヘッドフォン・モニター+AUX IN」

  

でしょうね。これはMSシリーズには無い機能なので便利。ただしオーディオ・インターフェイスになるわけじゃないんですけどね。でも・・・「ヘッドフォンの変換ジャック」と「ステレオ・ミニジャックのコード」。初心者は買えるんですかねぇ〜(笑)。2つ買うと、千円以上にはなりますからね。便利ではあるんですけど、「その前の下準備」が無いと使えない機能です。
  
まだ、現物は見たわけではありません。なので「実際の大きさ」や「ペダルの踏み具合」などはわかりません(つーか、買わないし(爆))。コンパクト2台分あるは3台分のスペースの箱・・・。う〜ん、VOXは小さ過ぎましたからねぇ〜。小さくて機能を落とされると・・・ほんとに初心者しか使い道がないし、初心者に勧めるのもちょっと、になります。まさにVOXは「それ」でした。おもちゃとしては、スゲ〜可愛いんですケド(笑)。
  
「ペダル機能」が「オマケ扱いの人」はいいんです。「あれば便利なモノ」と捉えられますから。ところがボリューム・ペダルやワウの常用者は、そうはいきません。ペダルの大きさ・重さ・踏みしろが、「その機材を選ぶ重要なファクター」になります。そうするとG5・G3の「外部ペダル」って、ものすごく便利な機能なんですよね。G1でペダルが気に入らなければ、めんどうだけどボリューム・ペダルもワウも「別に用意する」ことに。だけどそうすると「マルチであること」及び「小さいこと」のアドバンテージが、多少なりとも消えていきます。痛し痒しってとこですね。とくにこのG1Xonは8480円。実質ペダルの金額が1100円ってことです。これが高いか安いかは、その人次第ですね。俺はG3Xを選びませんでしたから。
  
いや実はね(笑)、G3にプラスするにはいいんじゃないか??って考えてたんですよ。私にとってG3は「機能がちょっと足りない」んです。直列6個じゃ、作れないサウンドがあるんです。それを補うために・・・って考えたら、いいチョイスではないかと。でも・・・G3でコンパクト3個分のスペース+G1Xonでコンパクト3個分のスペースが足元に並んだら・・・G5のほうがいいんじゃね??(爆)。
  
G1は、面白いとは思うんです。それこそ初心者がエフェクターをひとつずつ覚えるには、恰好の材料と言えると思います。ましてやアンプ・シミュレーターも入ってますし。ただし!!ただしですよ(笑)
  
未だに「プリセットで気に入った音を変更して・・・」なんて言ってる人がいるんですが(笑)

もし初心者が「ライン用のパッチ」を気にいって、アンプで音を出してたら・・・(爆)
  
「気に入る」「気に入らない」の前に、根本的に間違いを起こしてしまうことになります。従来のエフェクターでは「ラインの音」=「ヘッドフォンの音」で判断されることは、まずありませんね。「そういう使い方」がまず出来ませんから。ところが「今のマルチ」の音は、ヘッドフォンで判断する危険性があるわけです。じゃなければ、「小さいアンプ」。この状況で気に入った音って・・・(笑)。
  
まずはギター→G1→アンプとセットし、G1にはオーバー・ドライブ/ディストーション(以下OD/Dis)1個を呼び出し音を出してみる。それでもG1には、いくつものオーバー・ドライブやディストーションが用意されています。それを1個ずつ呼び出してアンプで聴いてみれば、
  
■OD/Disとは、どんな音が出るものなのか?
■OD/Disとは、どんな働きがあるのか?
■機種・メーカーによって、音にどのような違いがあるのか?
■機種・メーカーによって、機能はどのように違うのか?

  
これによって、「普通のエフェクターとしてのOD/Dis1個の音」がわかります。大抵の初心者はココで挫折します。挫折して「ひずみはコンパクトにして、マルチは空間系にして・・・」などと、寝言を言い始めます(笑)。「OD/Dis1個」にしたって、そんなに簡単に初心者に使いきれるようなシロモノではありません。マルチのOD/Disを使いきれない初心者が、コンパクトのOD/Disを買っても、出てくる答えは同じ。「挫折」の2文字です(笑)。コンパクトのOD/Disから出てくる音は、その機種固有の1音色だけ。自分の思ってる音など、出る確率は、1%ぐらいでしょう。
  
たしかにZOOMは「ハイゲインは弱い」です(笑)。これは、ほとんどの上級者が口を揃えて言ってますね。私も最初から、そう言ってますよね(爆)。ハイゲインは、ちょっとというか・・・それなり手を加えないと、それなりには鳴ってくれません。「高級アンプの実機の音」が耳に馴染んでる人には、ちょっとツラいサウンドです(爆)。「ハイゲインっぽい音」は、なんとかなるんですが。まあでも元々のハイゲイン・アンプって、みんな「高級機種」ですからね。
  
だからZOOMがダメだ!っていうんじゃないですよ。「ハイゲインの音を作りだせるエフェクター」のほうが少ないんですから。それ以外の部分。通常の「OD/Disの守備範囲」だったら、ZOOMでなんとか出来ます。っていうかね・・・(笑)
  
アンシミュにしろスピーカー・シミュにしろ、「EQがキツ過ぎる」部分があるんです。この「シミュレーター」っていう言葉の意味は、「何かに似せた音」ですよね。何で似せてるか、っていったら、EQで似せるわけです。だから結局「似てればいい」わけで、「ホンモノと同じ」必要はないわけですね。ハイゲインの傾向として「ドンシャリ」があるんですが、そこからなおかつ、超高音と超低音をバッサリ切り落として。そして「残ったレンジの音」が、何かに似てれば「シミュレーター」としてはOKなワケです。そうすると似てはいるんですが、肝心の音から10Kの音が抜けてたりします。それ以下の「ジャリジャリした音」はあるんですが、抜けてくる「チリチリした音」のレンジが無いんですね。これを「スピーカー・シミュレーター」が、バッサリ切り落としています。前にも書きましたよね。「スピーカーを外すと、G2と同じ高音がある」って。俺のようにムキになって使ってる人じゃないと、そんなとこまで見ませんケド、肝心なのは、私はこれらの機械を「何かに似せるため」に使ってるわけじゃなくて、根本は「自分の音」を作る道具なの。「何かに似せるため」に「何らかの音」や「機能」がスポイルされてるのは、俺から見ると本末転倒なんだよね。
 
話が、JUNKの方まで行っちゃいましたね(笑)
 
G1で、そこまで熱くならなくても・・・(爆)
 
 
今、「G1on/G1Xon」でググると「架空の想像話」ばっかりがヒットしてきます。ZOOM製品を使ったことの無い人の、不思議な不思議なレビューばっか(笑)。G5/G3やMSを使ってる人が読めば、「ああ〜、この人は使ったことの無い人だ」ってわかる話ばっかりです。そして、どちらかといえば、提灯記事(爆)。とにかく・・・
  
  
■外部ペダルは使えません
■「Edit&Share」は使えません
■オーディオ・インターフェイスにはなりません
■エフェクターは直列5個まで
■パッチはUP/DOWN方式
■内容物(笑)は、MS直系

 
 
そのかわり・・・
  
■ヘッドフォン・モニター+AUX INあり
■ルーパーあり
■リズムボックス(ドラム音源)あり
■安い!!!(爆)

  
  

■■■結  論■■■
  
初心者およびDEC8さんのような超上級者・実戦投入派向き(笑)
それ以外の人は、要らんでしょう(爆)

これを考えている人は、DEC8さんのブログ、じっくり読んだほうがいいです。「遊び」ではなく、ほんとうに「現場に持ち込んだインプレッション」。MSシリーズおよびG1を「自分のシステムに組み込むとどうなるか?」が、とてもよくわかります。特に気になるのが、「DSP能力の低減化」。DSPの能力がかなり抑えられているため「使えない組み合わせがある」ということです。G5・G3では、オーバーすることが、なかなかありません。かなり負荷の掛かる組み合わせでも大丈夫。ところがG1では、それがかなり出てきてしまうようですね。

それと「電源部の不具合」。現在出回っている初期ロットには「あり得るかもしれない」ということです。こんなことは、他のどこにも書いてありません。実際には、その症状が出ない人もいるでしょう。でも実際に、であってしまった人がいるわけです。私のG5やG3には出ていませんが、それ以降のMSシリーズ・A3・G1には、出てくる可能性があります。それは、知っておくべきことでしょう。

  

私としては、「安い!」という1点を除けば・・・買うことはないと思います(笑)。
「歪み+アンシミュ+ZNR+ディレイ+リバーブ」
終わりですから(笑)
「5コ」って、そういうことです(爆)
  
  

  

PS 「マルチ」を考えている人は、DEC8さんのココもよく読んでね(*^▽^*)

 

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