初心者の壁 勉強編(笑) Part1


「ときた式ギター習得法」(^。^)y-.。o○


がんばってます?(笑)。最初はなかなかうまくいかないケド、がんばってね!

さて、みんなが今、どんな教則本や教材を使っているかはわからないけど、それと平行して・・・
「ときた式ギター習得編」もちょっと試してみて。私のやり方は、他の教則本とかじゃ見たことないし。

っていうか、私は一番最初に、「このやりかた」で、ギターを教わりました。およそ「教則本」とはかけ離れたやりかたです。だけど、のちのち「このやりかた」だったおかげで、いろいろな場面で、すごく助かりました。「教則」でもなく、「習得」でもなく、「楽しみながら」ギターを覚えていきました。おかげで「飽きる」ことなく、毎日毎日ギターを弾いていました。その「やりかた」を、書いておきます。「教則本」や「教材」に飽きたら、試してみて下さい。私がこのやり方を教わったのは「フォーク・ギター」です。当時は「フォーク」が主流でしたから。でも「基本」は同じです。同じっていうか・・・へたに「エレキ・ギターの弾き方」なんてやってると、逆に「基本」が欠如してしまうので・・・(笑)。
その私が教わった「やりかた」は・・・「歌を歌う」ことです。
 


■歌を歌おう!
「なんじゃい、それ?」って思うかもしれませんが、単純に「ギターを弾きながら歌う」ことだったんです。
ギターを始めた頃は当然「バンド」などということは頭にありません。とにかくギターが「弾けるようになりたい」一心でした。
そこで私にギターを教えてくれた「中村のおにいちゃん」(以下Nさん)が出した課題は・・・
「ケメ子の唄」(笑)「花はどこにいった」の習得でした。どちらもYoutubeではチェックできます。「ケメ子の唄」は当時流行った唄。GSの曲です。別にふざけてるわけじゃなくて、教材としては、ピッタリだったんです。「花はどこにいった」はPPMなどで有名なフォークソングの名曲。この2曲を同時に習得する。っていっても、2曲とも「コード進行」が同じなんです。

C→Am→Dm→G7

この2曲は、この4つのコードで「演奏する」ことができます。1曲まるごとです。この4つのコードのセットを「循環コード」と言います。ポップスでは最も基本になるものです。ただそんなことはあとからわかるだけで、その時は夢中になって弾いてました。

「C」のコード・「Am」のコード・「Dm」のコード・「G7」のコード
いずれも「指3本」で、「1〜3フレットの中」で動きを覚えてくれればOKです。いわゆる「ロー・コード」ですね。そして大事なのは、「歌いながらやる」こと。ギターの練習なのになぜ歌うんでしょう?
私は当時、全然疑問には思ってなかったんですが。
実はこれ、「右手のリズム」を作るための大変重要なポイントだったんです。


■右手のリズム
最初はコードひとつに対して、右手のストロークが上から下に向かって「ジャラ〜ン」と1回。それで歌は進んでいきます。「コードひとつ」+「ジャラ〜ン1回」。これが16回あって「歌の1番」が成り立ちます。「C→Am→Dm→G7」を4回繰り返すと「歌の1番」になります。最初は「コード・チェンジ」−コードからコードへがスムーズにいきません。スムーズにいかないと、「歌」が歌えません。必死でこの4つのコードを覚えました。っていうかあっという間に弾けました(笑)。

ここまでうまくいくと、次は「右手のストローク」−上下運動の回数が増やせます。いままで「ジャラ〜ン1回」だったのが「歌を歌っている」ことによって、なんとなく「ギターの音が欲しくなるところ」があります。その「欲しくなるところ」を増やしていくと、「その曲の右手のパターン」−「コード・ストローク」が完成していきます。
私は「コードひとつ」に対してストロークが4回できるところまできました。「ダウン・ストローク」−上から下にむかって「ジャラ〜ン」が「ジャン」になって(笑)、「ジャン・ジャン・ジャン・ジャン」です(爆)。音楽的に言えば「1小節に1拍ずつの音が4回」です。

・・・・(笑)。上級者の人はもうわかりますよね?(笑)。1小節に4回の「ジャン・ジャン・ジャン・ジャン」は、「出てる音」は4回ですが、「一度下がった手」は必ず「下から上」に戻ってきます。実はこの「下から上」に戻ってくる時にも「音を出す」のが「コード・ストローク」なんです。ためしに「往復」で音を出すとすると・・・

「ジャガ・ジャガ・ジャガ・ジャガ」になります。合計8回、ギターから音が出ます。音楽的にいえば「1小節に8分音符を8回」弾くことになります。8回?(笑)。そう、「1小節に8分音符を8回弾くこと」を「8ビート」−エイト・ビートと呼びます。「ロックの基本」ですね。実際には8ビートは「ダウン・ストローク」で8回弾くんです。まだ、ちょっと先のことです。でも基本はこの「8回」。この「8回」ができると「歌える曲」が飛躍的に増えます(笑)。そして、教則本に書いてある、初心者のための曲の弾き方は、この8回のアップ・ダウンのうち、

「どこを弾いて、どこを弾かないか」

が書いてあるだけなんです。
ためしに「ジャガ・ジャガ・ジャガ・ジャガ」から「弾かないところ」を抜くと・・・

「ジャン(休)・ジャガ・ジャガ・ジャガ」

「ジャン(休)・ジャガ・ジャン(休)・ジャガ」

「ジャン(休)・ジャン(休)・ジャガ・ジャガ」

・・・(笑)。8回弾ければあとは「順列組み合わせ」。「アップ・ストローク」−「下から上」に向かって弾くのを「休む」だけであっというまに、いくつものパターンが出来上がってきます。ふと気付いた時は、「ダウン・ストローク」も休むことを覚えていました。これでフォーク・ソングどころか、ポップスの曲もほとんど弾けます。私はこの「上下合わせて8回」をマスターし、小学校5年生の時、「6年生を送る会」で「ステージ・デビュー」しました(笑)。もちろん曲は「花はどこへいった」です(爆)。

「え〜っ、でも他の曲って、もっといっぱい弾いてないですか?」って言う人(笑)正解です。実際にはこの倍。「1小節にダウン・ストローク8回」。それこそが「ロックの基本」-「エイト・ビート」です。ダウンで8回っていうことは、アップをいれると往復で16回。はい、これで「8ビート」と「16ビート」が理解できましたね(笑)。厳密に言うと、「ちょっと違う」んですが、この「4回弾く」「8回弾く」「16回弾く」がわかってしまえば、あとは「それが弾けるかどうか」だけが問題になるだけです。
それとこの「循環コード」。実は初心者「最大の壁」−「F」が入ってないんです。



■「F」からの逃避行(笑)
「Fが押さえられない」っていのは、「ギターが弾けなかった人の常套句」(笑)。冗談でよく使う言い方なんですが、実際に「F」−「バレー・コード」または「セーハ」っていうんですが、「人差し指で6本の弦を押さえる」って確かに最初はとても大変なんです。実際にここでメゲた人も、ほんとにいると思います。だけど私に教えてくれた「Nさん」はこの「F」をうまく避けて、最初に教えてくれました。すでに「C→Am→Dm→G7」で歌を歌える私は、余裕をもって「F」に取り組むことができたんです。なおかつ・・・

次に教えてもたっらのが「Am→Dm→E7」。これが「マイナー・コード」の循環。これで「マイナー調」の「悲しい曲」にもチャレンジできます。当時、歌謡曲や演歌にはいっぱいありました。そしてなんとか「F」の音が出始めた私に、まんをじして教えてくれたのが・・・


C→Am→F→G7

・・・・(笑)。上級者の人は判るよね(ってどっかで聞いたなあ−笑)。「代理コード」の登場です(笑)。本来は「Dm7」と「F」の関係が「代理」なんですが、私には「親戚のコード」(笑)と教えてくれました。当時、難しいことはわかりませんでしたが、コードに「親戚がいる」ことだけはなんとなくわかりました(笑)。
実際、C→Am→Dm→G7の曲は、C→Am→F→G7でも歌うことができ、「F」と「Dm」の響きの違いで
 

「F」=「明るい雰囲気」
「Dm」=「暗い雰囲気」

になることを覚えました。これで覚えたコードが・・・

C Am Dm G7 F E7 これに「G」と「E」を加え、さらにとても簡単な「Em」を加えて。

これで準備万端(笑)。

この9個のコードがわかると、キーが「C」の曲、そしてキーがAmの曲。このほとんどが「歌える」ようになったんです。当然「F」はまだたどたどしいんですが、それは・・・(笑)。都合の悪いときは「Dm」の登場です(爆)。
自分ひとりで「歌う」ぶんには、なにも問題がありません。どんどん、レパートリーが増えてきます。増えてくるんですが、「キーが違う曲」は当然歌えません。っていうか「弾けません」!(笑)。当たり前ですよね。まだ知らないコードがいっぱいあるんですから。普通に考えればここで「他のコード」を教えそうなもんですが、「Nさん」のやり方は違ってました。


ここで私に「カポタスト」(以後カポと表記)の存在を教えてくれました。カポさえあれば、あとは何も怖くありません(笑)。どんな曲も「C」に直して弾いてしまいます。
そう、彼が私に教えたかったのは、カポの使い方ではなく、「カポを使うこと」による「キーの移動」でした。そのために必要なのが「サークル」でした。


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